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総合職(店長・幹部候補)】福岡さんのインタビュー記事

2011年入社

福岡 (35歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:エステティシャン

2018.10.10

“女子トーク”を超えよう。「なんにも知らない」からはじめたエステティシャンが、店長に

この記事のポイント!

  • 厚いフォローと労働環境の良さ。だから、続けられた
  • “女子トーク”ではダメ。ビジネスという意識が大切
  • お互いの信頼関係が、幸せな職場環境を育む

エステティシャンだった自分。「私にも、できるでしょうか?」

ウチに入社する前は、エステ店で働いていました。はい、エステティシャンだったんです。

そのエステ店に、ウチのランキング上位のキャストさんが、よくエステを受けにきてくれていたんですね。エステ店の店長と、ウチの社長がけっこう仲が良くて。

社長が私にも個人的に話をしてくださって、いつだったかな? 話の流れのなかで「事務職の方を探してるんだ」とうかがったんです。

私、エステティシャンの前に、少し事務職をしていた時期もあったんですよ。それで、「私にもできるでしょうか?」って、思い切って相談してみました。そしたら社長はただ黙って、ニコッて笑ってくださって……。

嬉しくて。業界への抵抗ですか? それ以前に仕事内容についてまったく知識がなかったので、不安の方が大きかったですね。ただ社長の笑顔だけを頼りに、「大丈夫!」って自分に言い聞かせていた感じでした(笑)。

厚いフォローと労働環境の良さ。だから、続けられた

ウチはデリヘルのお店なので、はじめは電話を取って予約を受けて、女の子たちがどうやってそこまで行くのかレクチャーを受けてという感じで、イチから学びました。

自分が女性ということもあって、最初は戸惑いの連続(笑)。電話を受けても内容が理解できないんですよね。男性なら当然わかる用語が理解できていなかったり、お店のシステムをしっかり把握できていないうちに電話に出てしまったり……。社長やスタッフのフォローがなかったら、たいへんだったと思います(笑)。

そんな時はお給料が励みになりました。当時でも、一般の会社の事務よりかなりもらえていたと思いますし、エステティシャンの時は歩合の割合が多かったので、今みたいに固定給だとそれだけで安心感があります。

それに休みが全然ないっていう会社も多いと聞いたんですけど、ウチは元からスタッフに女性が多いので、シフトを融通し合う文化が根付いているんですよ。お子さんがいる方の中には、時短勤務を利用している方までいて。

みんなの距離が近くて、社長やスタッフのフォローが受けられる。さらに労働環境も良かった。だからこそ続けられたんだと思っています。

“女子トーク”ではダメ。ビジネスという意識が大切

今ですか? 今私、店長なんです(笑)。そうなんですよ。はじめはあれだけ何も知らなかった女性の私でも、上を目指せる。それがオンリースターの良さだし、すごさだと思います。3、4か月目には、もうキャストさんの面接までやらせていただいていましたから。

店長になったのは4年目ぐらいですね。それまでに数多くの女の子を面接していましたし、キャストさんへの対応力やサポート力の部分で、すごく評価していただけたんです。

でも店長になってからも、やっぱりずっと勉強でした。キャストさんはみんな、生活環境も家庭環境も違うし、当然ですけど、プライベートの悩みも各々あります。幾らぐらいのお給料が必要っていうのも、それぞれなんですよね。1人ひとりに向き合って、出勤日数を決めたり、目標を一緒に立てたり、寄り添うことが大切だなって実感しています。

女性で内勤や店長を目指す方には、女性だからこその良い点はたくさんあるけど、注意しないと、それが悪く働くこともあるって意識していてほしいですね。私自身、女の子に感情移入しすぎちゃって、助言を間違えてしまったことがあるんです。

ちゃんと“ビジネス”としてのアドバイスをしなければいけないのに、ただ女子として気持ちを聞いて、盛り上がるみたいになっちゃって。それだとストレスは発散できるけど、仕事に繋がっていかない。その子の稼ぎや目標達成に繋がらないんですよ。そのことが、私には分かっていなくて。

たまたま先輩のスタッフが気づいてくれたんですよね。「それじゃ友だちを慰めてるだけ。そうじゃなくて、こうしたら仕事に繋がるってアドバイスしたり、気持ちよく働けるように持って行ってあげなくちゃ」って。

それからは、自分はスタッフなんだ、店長なんだ、みんなの稼ぎは私のアドバイスにだって懸かってるんだって、意識するようにしています。

お互いの信頼関係が、幸せな職場環境を育む

チームワークもすごく大切ですよね。店長として、スタッフ間の信頼関係には目を配るようにしています。

こう言うとむずかしく聞こえるかもしれませんけど、1日の仕事の中で、実はポイントって決まっているんですよ。

ウチみたいなシフト制のお店でいちばん大切なのは、とにかく“引き継ぎ”をうまく行うということ。これって、良いお店と悪いお店の差だったりするんです。

昼のスタッフと夜のスタッフがかぶっている時間帯は“お互いが何をしているか”が見えるので、トラブルって起きにくいんですよ。

注意しないといけないのは「お疲れさま」「よろしくお願いします」の挨拶の後。ご予約のキャンセルだとか、道路事情で時間に遅れそうだとか、誰かが来れなくなったとか、そういうことを、次のシフトのスタッフにきちんと連絡して、フォローが必要なら求めておくのが重要です。

コミュニケーションですよね。“自分の時間帯が終わったら終わり”という意識だと、連絡がおろそかになっちゃう。でも“次のシフトのスタッフに、気持ちよく働いてほしい”。そう思えれば、求められている以上のことまでがんばれてしまうでしょう。幸せな職場環境って、そういうものだと思うんです。

よくあるでしょう? 1人のスタッフがオールでぜんぶ回しているお店。あれって、人が足りないだけじゃないんですよね。引き継ぎがうまく行かないし面倒だから、1人で回しちゃったりしていると思うんです。

でもやっぱりこれだと人は育たないし、1人で回すって、実は人を信用していないって言っているのと同じなんですよ。信頼関係が育まれない。

信頼関係がないと、幸せって生まれないですよね。ウチの社長が掲げている目標に『自分がみんなを幸せにする』というのがあるんです。お給料だけじゃなくて、スタッフやキャストの女の子たちが働きやすく、みんなで楽しく稼げる環境をつくりたいっていう思いが、社長にはあるんです。

私も店長になるまでに……なってからもですね(笑)、たくさんサポートしていただきました。自分もしっかりがんばって、みんなをサポートして、幸せづくりに貢献したいと思っています。

女性スタッフが多い企業は、男性にも働きやすい

今、ウチのスタッフの女性は4割ですね。今後も増えてくれたらいいなと思っています。

男性スタッフにとっても、女性スタッフが多いのって働きやすいと思うんですよ。よくある体育会系に、なりようがないから。

女性の応募は正直多いです。だからこそ同性の店長として、面接の際には、業界や仕事に対する不安を取ってあげられるように心がけています。ここは自分が通った道なので、すごく話しやすいですし(笑)。

キャストとして面接に来る女の子も、女性スタッフを指名する方が多くなってきました。女性が良い、男性が良い、どちらにも対応できるのが、ウチの強みなのかなって思います。

同性同士なら話しやすいことってあると思いますけど、逆もあるじゃないですか(笑)。その意味ですごくバランスの良い職場なんだと思うし、ここで働けていることに、喜びを感じています。

(インタビュー:藤原リョウコ)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

“女性スタッフも”という職場が多くなってきた昨今ですが、オンリースターのすごいところは“も”ではなくて“女性スタッフが”というぐらい、多くの女性が活躍しているところ。セカンドキャリアという言葉が聞かれるずっと以前から、男女問わない活躍が見られた企業です。福岡さんも、チームワークの良い企業で、のびのび働けている印象でした。ぜひもっともっとエラくなって、これまでの業界の常識を、壊していってください。

プロフィール

福岡

総合職(店長・幹部候補)

(前職:エステティシャン)