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ジンセイの紆余曲折を経て、なぜ彼らは風俗業界で働く選択をしたのか。
風俗業界への転職を選択した彼らのジンセイ再生の秘訣に迫ります。

総合職(店長・幹部候補)】金田俊彦さんのインタビュー記事

2014年入社

金田俊彦 (60歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:工場経営(自動車部品)

2022.7.4

“雄琴”だから、『ゴールドクイン』だから。未経験から始めて、代表にまでなれた

この記事のポイント!

  • “頑張ったら頑張っただけ”。給与はぐんぐん上がり、順調に出世
  • スタッフは人材=人財という考え。寮に食事代、大入手当まで
  • チームワークと創業から半世紀のノウハウ。未経験を支えられる

経営する自動車部品工場が倒産。“次の職場”を考えた時……

実は業界入りは、11年前なんです。そう(笑)、49歳の時だから、割と遅いんですよね。

それ以前は工場を営んでいました。特殊な自動車部品を扱っていたので、どちらかと言うと経営は順調だったんですが……。

時期を聞いてピンときた方もおられますよね。2008年のリーマンショックの煽りをモロに受けて、その後自動車メーカーからの発注がストップ。結果的に倒産へと追い込まれてしまったんです。

次の職場としてこの世界を選んだのは、単純に好奇心ですね。18歳で社会人になってから、僕は接客業に就いたことがなくて。何より風俗が提供しているのは“人”のサービスですよね。自分が携わってきたモノづくりとは対極で、その意味でも、「一度はやってみたい」という思いに駆られたんです。

“頑張ったら頑張っただけ”。給与はぐんぐん上がり、順調に出世

当時から大津市内に住んでいたこともあって、全国的にも著名な“雄琴”は有力な転職先候補でした。求人に応募したところ、幸いすぐに採用していただけて。

今振り返ると当然なんですが、入ってみると“稼げる”ことに驚きました(笑)。工場時代は数千円単位の仕事を半日掛けてやったりするわけですが、ここではキャストさんが、数時間で何万円ものお金を運んできてくれるわけですよね。

サポートする我々スタッフにしたって、“頑張ったら頑張っただけ”という感じです。すぐにやりがいに目覚めて、2年半で一通りの仕事はできるようになりました。

やがてこちらのグループに移籍すると、半年で店長見習い、9か月で店長という形で出世して。給与はぐんぐん上がった上に、そこから更にわずか2年ほどで、僕はここ『ゴールドクイン』と『シャトー・ルイ』の代表にまでなれたんです。

50歳手前で未経験から始めて、ここまで辿り着くことができるんです。お若い方なら、もっともっと早くステップアップできますよ(笑)。

スタッフは人材=人財という考え。寮に食事代、大入手当まで

出世しやすいという魅力だけではなく、「住みやすいな」というのもすぐに感じました。もともと“雄琴”は風俗街として発展してきた街ですから、横の繋がりもあるし、働く方への理解も深いんです。

例えば僕も今協会(滋賀県特殊浴場協会)の理事をしています。加盟するどのお店も「ウチが良ければ」というのではなく、どうしたら県内外のお客様や働き手に雄琴に訪れてもらえるか、街が今後も発展していくかを考えているんですね。

その一環というわけでもないんですが、ウチもご入社のスタッフに、半年間電気・ガス・水道代等も含めて、寮を無料で提供しています。半年過ぎても家賃は25,000円、しかもマンション寮から戸建住宅まであるんです。なかなかでしょう。

お店では食事代も1人に1日1,000円出ます。……どうしてそこまで?(笑) キャストさんには卒業がありますけど、スタッフにはない。人材=人財という考え方ですよね。ご縁を頂けた以上、やっぱり長く続けてほしいですから。

また給与以外に、売上に応じて大入手当も日に1,000円~5,000円出るんですよ。なので僕自身働き始めた頃に実感したことですが、寮・食費・手当と考えると、かなり貯金しやすい環境ですよね(笑)。将来の目標があってお金を貯めたいという方にも、すごく良いと思います。

チームワークと創業から半世紀のノウハウ。未経験を支えられる

僕自身初老と呼ばれる時期での転職だったので、雄琴という街にもウチのグループにも“しっかり守ってもらった。育ててもらった”という思いがあります。一緒に成長させていただいて、だからこそこの立場にまでなれたというか……。

だからその伝統は、自分が代表になっても変わらず引き継いでいきたいですよね。現に緊急事態宣言の出たコロナが一番厳しい時でも、誰かのクビを切るなんて夢にも思いませんでした。ありがたいことに今までの内部留保があって、給与の減額さえせずに済んだんです。

「こんな時だからこそ、キャストさんとスタッフ、みんなで乗り越えよう」

実際あの苦しい時期をチームワークで耐えて。こうして今また、スタッフの人手が足りないほどの成長軌道に乗れました。先ほども少し触れましたけど、良い“人財”からのご応募があれば嬉しいなと。

僕の時と同じで、経験がなくても畑違いの職種からでも全く問題ありません。何せ『ゴールドクイン』は昭和47年に創業して、平成、令和と、以来50年も続いているお店なんです。未経験から始める方でも、しっかり支えられるノウハウが培われているんですね。

この伝統をバックに、新しい風を吹かせてくれたら。今僕はそんな気持ちですね。中にいると見えないこと、気づけないこともあります。イベントなんかもぜひ、どんどん企画してくれたらと思うんです。

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

高級店なのでプロ意識の高いキャストさんが多く、「その意味でも働きやすい」と金田代表。お話を伺って、「何かを始めるのに遅いということはない」は本当だと感じました。成功不成功は結局、“やる気”次第なのかもしれません。

プロフィール

金田俊彦

総合職(店長・幹部候補)

(前職:工場経営(自動車部品))

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