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総合職(店長・幹部候補)】剛田一さんのインタビュー記事

2017年入社

剛田一 (27歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:建設業

2020.3.4

16で東京。22歳で社長。挫折の先に出会った職場で、なぜまた僕は、上に立てたのか

この記事のポイント!

  • わからないことは、素直に聞いた。それが許される社風もあった
  • わずか1年で店長に。頑張りを、みんなが見ていてくれた
  • “大入手当”の効果は、お金だけじゃない。チームワークの理由

中学校 ⇒ 建設現場。“何でも”やった日々

田舎から東京に出てきたのは、16歳の時です。中学校を出て、すぐに働き始めました。

勉強が嫌いというより、早く世に出たかったんですよ。仕事をしたい、お金だって欲しい、都会で暮らしたいという思いがありました。

業種は建設。要は現場仕事ですね。図面を見て木材を組んでというのを、イチから学び、体で覚えていった感じです。戸建住宅から豊洲のマンションまで、何でもやりましたし、どこにでも行きました。

「お前、社長やってみろよ」

22歳の時でしたか。上からそう言われて、自分も「そうすか。はい、やってみます」って。

軽い?(笑) わりと自分はいつもそんな感じなんです。評価は自分がするものじゃない、周りがしてくれるものだと思っていて……。

実力を認めてくれたから、自分の会社を持てとまで言ってくれたわけですよね。ありがたいことじゃないですか。「ぜひ」って、嬉しかったですよ。

現場1本だった自分。デスクワークへの“憧れ”の先に

ただ、現実はなかなか厳しかったです。景気は良かったんですが、まず体がキツいというのがありましたし、納期の遅れが発生してしまって、借金を背負っちゃったんですね。

従業員30人の面倒をみる身ですから、2、3年は自分なりに奮闘したんですが、厳しかった。悩んだ末に、会社を畳んだんです。

悔しい思いは当然ありましたけど、そうも言ってられないですよね。25歳という年齢、やってきたのは現場1本、学歴だってとなった時に、次にどんな職があるのかと……。

さらに僕、デスクワークに憧れがあったんですね。10代から“風の日も多少の雨の日も外”という生活でしたから。

なので、知人がここを紹介してくれた時に、迷いはほとんどなかったんです。「あ、中で仕事ができるんだ」って、嬉しかったぐらいなんですよ(笑)。

わからないことは、素直に聞いた。それが許される社風もあった

とは言え、働いてみると戸惑いはたくさんありましたよ。ドライバーから初めて、2、3か月ですぐに内勤のお仕事もやらせていただけたんですけど、まず「言葉遣いがおかしい」と注意を受けて……。

無理もないんですよ。荒っぽい現場に10年近くいたわけですから。敬語なんてほとんど使ったことなかったですし、指示を出す立場なので、言葉の圧もむしろ強めていたぐらいなんです。

それがいきなり電話接客ですからね。冗談抜きに「どこがおかしいんだろう?」というところからのスタートでした。

でも、それも2か月ぐらいのことなんですよ。特に叱り飛ばされたとか、敬語の本を必死に読まなければならなかったということもないんです。自然に覚えられました。

ほら、ここってすごくオープンでしょう? オフィスの空間が。電話応対の声は聞こえますし、社長や先輩スタッフが普段話している声も、そこかしこから聞こえてきます。それをじっと聞きながら、「あんな風に喋るんだ」とか「あ、すごい。お客様の反応が良いぞ」という感じで覚えていったんです。

「社長、今の言葉って、どういう意味ですか?」

わからない時は、素直に聞きました。めんどくさがらずにというか、むしろ喜んで教えてくれましたよ。“覚えようとしてる”“ちゃんと業務に向き合っている”というのが伝わっているからですよね。実際お客様とのやりとりがスムーズになって、キャストさんとの笑顔の時間も増えて、となると、自信も付いていきました。

わずか1年で店長に。頑張りを、みんなが見ていてくれた

「剛田君、店長やってみる?」

1年経ったぐらいの時ですかね。社長にそう言われて、自分も「はい、やってみます」って。

実は「できるのかな?」という思いもちょっとだけあったんですけど(笑)、「大丈夫。周りでサポートするから」と仰っていただけましたし、何よりありがたかったですよね。「頑張りを見ててくれたんだ」「評価してもらえたんだ」と思えましたから。

接客のバイトさえしたことがない自分です。現場で木材削って図面見てたんですよ。そんな自分でも、コツコツ毎日当たり前に努力すれば上に行ける。そういう職場に来られたことが、素直に嬉しかったんです。

“大入手当”の効果は、お金だけじゃない。チームワークの理由

やりがいもすごくありますよ。1年で店長になって、2年目の今では僕、4店舗見てますから。その間でもちろん給料もぐんぐん上がっていきました。

大入手当も単純に嬉しい(笑)。給料とは別のボーナスが目の前にあるって、そんなことなかったですからね。繁忙期なんかはだから、僕みんなに言いますよ。

「あとちょっとで大入出るぞー!」

みんな「オー!」ってなります。もう帰りに飲みに行くこと考えたりして(笑)。目の前に目標があるから、電話口の1本にもより身が入りますし、誰よりも早く受話器を取ろうという風にもなります。

こういう“みんなで”みたいなのって、良いなって思うんです。共通のゴールが日々にあって刺激にもなるから、やる気が続くんですよね。オフィスの雰囲気が良いのも、こういうところから来ている気がするんです。

コツコツと、だけで良い。周りがきっと、導いてくれるから

ウチって、求人にご応募してくれた方は、基本的に断らないんですよ。ただ、これだけは聞きます。

「どうですか? やれそうですか?」

僕も聞かれました。本人のやる気がいちばん大切ということなんでしょうね。

逆に言うと、それさえあれば年齢も経験も関係ないんです。僕だってゼロから初めて、1年で店長になれました。そういうステップアップがあって、“もっと”っていう夢も描ける場所なんですね。

そんなにガツガツしてなくても大丈夫ですよ。僕も日々の仕事のスタンスは、建設の時も今も一緒なんです。仕事なんで、しっかりやる。お客様のいる仕事なんだから、きちんと向き合う。それだけで来たのが自分でした。

役職への欲がなくても、周りが評価してくれました。以前は自分の会社を持てたし、今は4店舗を見る立場になれました。1つひとつ学んでいけば、いずれ自然に「エリアを見てくれ」という風にもなると思うんですよね。

そのうえでさらにここの魅力と言うと、やはり“スピード”なんだと思います。1年で店長、結果を出せば昇給というのは、なかなかないことですよね。建設の時だって、一番上に立つには10年近く掛かっているわけですから。

コツコツ真面目が取り柄ですっていう方って、少なくないと思うんです。なかには「真面目ぐらいしか取り柄がない」なんて、自分を低く言う方までいたりして……。

でも、それだけで良いんですよ。それがあれば良い。「僕を見てくださいよ」って、正直な気持ちなんです。

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

「転職後に、いちばんたいへんだったことは何ですか?」と聞くと、しばらく答えの出なかった剛田さん。特にないというより、前職のことも思い起こされていたのでしょう。たいへんなことがない仕事はないし、同時に手を抜こうと思えば幾らでも抜ける。ただ、誰かが見ている……。どんな仕事も、心構え次第で、だからこそ剛田さんのスピード昇格もありえたのでしょう。職場環境の良さも、羨ましいぐらいでした。

 

 

プロフィール

剛田一

総合職(店長・幹部候補)

(前職:建設業)

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