リッチドールグループ北エリア【総合職(店長・幹部候補)】亀田新さんのインタビュー記事

リッチドールグループ北エリア

89亀田新

総合職(店長・幹部候補)

偏見から感謝に。この業界が、僕に“人間”を教えてくれた

この記事のポイント!

  • 業界を舐めていた自分。偏見という壁があった
  • 男性スタッフも大事に。時代に向き合うのも課題
  • 自分を知るということ。1人では、何もできない
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ワラにもすがりたい思いで、この業界に

この業界に入るまでに、いろんな仕事に就きました。

学校を出てから、最初はアパレルの営業をやって、芸能マネージャーなんかもして。阪神淡路大震災があったので、土木の仕事に就いたり……。ほんとに色々やりましたね(笑)。

業界に入ったきっかけは、友だちの紹介です。そのときは保険の営業をしていたんですけど、当時どんどん給料を下げられていったんですよ。普通の仕事で営業をするよりも、こういう業界の方が稼げるって教わって。僕には家族がいましたから、「このままじゃ」って、ワラにもすがりたい思いで入店したんです。

最初は舐めてたんですよ。「すぐに稼げるだろう」って。でも実際のところはぜんぜん仕事ができなくて、もうすぐにでも辞めたい思いでした。

業界を舐めていた自分。偏見という壁があった

3日で辞めようと思って、次は1ヶ月、3ヶ月、半年……。常にそのサイクルで辞めることを考えていましたね。半年過ぎたときに「じゃあもう1年だけがんばってみよう」って思いました。長く勤める気はなかったんですよ。まさかそれが、13年も勤めることになるとはね(笑)。

仕事がうまくいかなかった原因は、僕の“心の壁”にあったんです。結局自分で“この業界だから”的に考えて、舐めていたんですね。この仕事に対して、自分で壁を作っていたんです。偏見という壁を。

そんなときに、先輩にずいぶん助けられました。「むずかしいこと考えんな」って。「楽しく仕事して、楽しく生きていこうよ」って。そう、とても単純なことだけれど、ものすごく大事なことですよね。いつしかその言葉が、響くようになりました。

今ひとつ溶け込めなかったのは、変にむずかしく考えすぎて、悩んでいただけなんだなって。自分でむずかしくしていたんだなって。気づいたときには、まさに目からウロコっていう感じでした。

「どこまでも付いていくから」奥さんの言葉に救われた

もう1つ、あのときの僕を救ってくれたのは、今思うと家族だった気がします。

仕事を転々としてきたこととかが、蘇っていたんですね。「なんで自分がこんな目に」とか、今までのことが、ぜんぶ頭の中で渦を巻いて、駆け巡るんです。

「もうイヤだ。逃げ出したい」そんな葛藤と毎日戦っていて。でもそんなときに、奥さんが言ってくれたんです。「とことんやってみなよ」って。

このとき自分は36、7歳なんです。もうこの年から稼げる術って、あんまりないじゃないですか。子供も2人いたし。

「どこまでも付いていくから」って、奥さんが背中を押してくれてるんですから、「これが最後だ」と思って、もう一度前を向いてみたんです。

それから失敗も色々ありましたけど、あのとき自分が、自分をあきらめなかったことがいちばん大きいですね。気持ちがダウンしても、家族がいたから、家族のおかげであきらめずにがんばってこられたような気もします。

店長になったのは、7、8年前ですね。それほど業績を上げたわけではないんですが(笑)、売上の悪かったお店をそれなりに、標準くらいまでに引き上げることができたんですね。そこを評価していただいたんだと思います。

それもこれも、スタッフさんのおかげです。僕はほんとうに人に助けられてるんですよ。良いスタッフさんがたくさんいるから、売上に繋がっているんだと思います。

お店のウリは、とにかく雰囲気ですね。良いお店って、みんなが笑顔で働いてるじゃないですか。単純に売上のないお店って、笑顔がないですしね(笑)。だから“笑い”は、すごく大事にしています。

スタッフ同士のコミュニケーションもすごく大切にしています。とにかく色んな話をしますよ。仕事のこともそうだし、「昨日何してたの?」とか、むずかしい話ではなく、本当に日常会話的な。そういうところから、その人の心の状態がわかったりもしますしね。

悩んでいるスタッフは、僕以外の周りの人に相談していることもあるので、まんべんなくみんなと話をするようにしています。ほら、店長の僕には言いずらい場合だってあるじゃないですか。他の人から「実は彼、悩んでますよ」と聞けることで、巡り巡ってわかってあげられることもある。

ほんとうに“人と人”ですよ。この仕事って。

男性スタッフも大事に。時代に向き合うのも課題

僕ね、この仕事って、男性スタッフも大事だと思ってるんですよ。この子達に元気がないと、お店って良くならないし、世の中の変化にも太刀打ちできないですから。

みんな売上ばっかり見るでしょう。だから女性キャストは大切にしても、男性スタッフはほったらかしっていうお店も多いです。

でも良いお店には、良い男性スタッフがいるものなんですよ。キャストだって、雰囲気には敏感ですからね。男性スタッフは、きちんと育てれば定年までいてくれます。ここはもう33年の老舗ですけど、伝統を伝えてくれるのだって、男性スタッフですからね。

僕らも頭を柔らかくしていかないと。今の若い子たちって、お金より時間を取るじゃないですか。昔は「200万稼いだら100万使え」って言われてましたけど、今は違いますもん。多少給料は低くても、自分の時間を確保したいって思う子も多いでしょう。彼らに、合わせるところは合わせていかないとなって、最近はそう思っています。

自分を知るということ。1人では、何もできない

ここで僕は、ずいぶん夢を見させてもらいましたよ。食べたことがないものを食べさせてもらったり、着るものでも時計でも、すべての物欲を満たしていただきました。上の人たちを見て「こうなったらこういう物が買える」とか「こういうところに行ける」とかね。

ちょっと誤解もされていますし、みんなアルバイト感覚で入ってきますけど、この仕事って、一生できる仕事なんですよ。

夢もありますし安定もあります。収入が増えたおかげで、僕は子供たちみんな私学に行かせてあげられた。

僕もいろんな仕事をしてきましたけど、失敗する人間にも2種類のタイプがあるんですね。1つは「自分はこんなもんじゃない」って、努力もせずに高望みしちゃうタイプ。もう1つは、やりもしないうちから「できないよ」って、ついついネガティブになってしまうタイプ。

僕からしたら、どちらも自分というものをわかっていないんです。自分を知らないと、成功は絶対にないですよ。

自分の“いいところ”をもっと見つけてほしい。必ずあるんです。そんなにつまらない人間って、いないんですよ。自分をよく知ることによって、地に足を付けて働けるんです。

僕は人に救われました。先輩、お店のスタッフ、キャストさん、奥さんの言葉に。人は人によって助けられてるんです。人によってしか助けてもらえないんです。

ときとして迷惑なこともあるんですけど(笑)、それでも、自分1人では何もできません。

僕はこの業界に偏見を持っていました。でも、その僕が逆にここで“人間”を教わったんです。なんだかエラそうみたいですけどね。皆さんにも、そういう出会いをしてほしいです。

僕ね、サラリーマン時代は、電車でお年寄りに席も譲らなかったんですよ。今のほうが、よっぽど人に対して優しいです(笑)。

(インタビュー:新海亨)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

さまざまな職種を経験した果てに、辿り着いた現在のお仕事。ご苦労だけではなく、会社に対する愛着や誇りも感じさせられた取材でした。今一緒に働くスタッフの方たちとは、一生の付き合いをしていきたいと語る亀田さん。定年後の夢を語られる姿は、とても楽しそうで、嬉しそうでした。ほんとうに、仕事って、人ですよね。
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プロフィール

リッチドールグループ北エリア

亀田新(50歳)

総合職(店長・幹部候補)(前:営業職(生命保険)) 2005年入社

企業情報

リッチドールグループ北エリア

ファッションヘルス(店舗型ヘルス)

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企業名 リッチドールグループ北エリア
業種 ファッションヘルス(店舗型ヘルス)
事業内容 店舗型風俗店の企画、運営。

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