【総合職(店長・幹部候補)】今宮裕太郎さんのインタビュー記事
2020年入社
今宮裕太郎 (31歳)
総合職(店長・幹部候補)
前職:芸能マネージャー
2023.2.27
20代は先輩に恵まれず、やっと見つけた働きやすい職場。ここなら長く勤められる
この記事のポイント!
- 芸能プロダクションでマネージャー。風俗業界入りに繋がる転機
- まずキャストさん個々に寄り添う。信頼関係を築くのが大事
- 仕事内容は全然ゆるい。正当評価の社風なので、長く勤められる
転職の理由はいつも“人間関係”。先輩に恵まれなかった
ちょっと変わってるんですが、10代の頃は造園に興味があったんですね。進学の際にわざわざ造園科のある高校を選んだほどで……。
おかげさまで学んだことも少しは役に立ちました(笑)。園芸の材料や用品、機械の使い方等に知識を活かせるという理由で、卒業後ホームセンターに就職できたんです。
そこで2年、次に工場で管理職を6年という感じですね。転職の理由は実は、いつも人間関係でした。
自分にも生意気なところはあったんでしょうが、先輩に恵まれないことが続いてしまって。それもあって、その頃にはもう造園も園芸も関係なくなっちゃってました(笑)。
芸能プロダクションでマネージャー。風俗業界入りに繋がる転機
転機になったのは、知人から誘われて、芸能プロダクションでマネージャーの仕事を始めたことです。地下アイドルがほとんどみたいな小さい会社でしたけど、だからこそ夢を追う子達をサポートしたり、企画を立てたり、方々駆け回って売り込んだりというのが楽しくて。
決してラクではないというか、ぶっちゃけキツかったです(笑)。でもその分少しでもタレントさんが活躍すれば嬉しいし、イベントが成功してみんなで手を叩き合ったりというところに、やりがいを感じていたんです。
ただご想像が付く方もいるでしょう。2020年に、コロナ禍で芸能の仕事は激減してしまって。特に僕がいたような小さな事務所は大ダメージを受けてしまいました。退職せざるをえなくて……。
入社の決め手は面接。「経験がゼッタイ活きるよ。保証する」
とは言え僕は前向きでした。何かの形で経験を活かそうと考え、この業界が頭に浮かんだんです。
人気の風俗店をつくるには、マネジメント力、営業力、企画力が必要でしょう。風俗店≒芸能プロダクションという考え方もできる気がして……。
中でもなぜウチに、という理由は面接です。僕の話を丁寧に聞いてくれた後、代表は「その通り」と言ってくれたんです。
「プロダクションの経験はゼッタイ活きるよ。僕らが保証する」
嬉しかったですよね。もう「ここしかない」と思いました。
まずキャストさん個々に寄り添う。信頼関係を築くのが大事
想像していた通り、入社後芸能界との類似を強く感じました。
ここで提供されているのはキャストさんのサービス。1人ひとりを稼げるようにしてあげることが、結果お店の売上に繋がる。……キャストをタレントと置き換えてもそのまま通じますよね(笑)。
実際スタッフとして大切なのは、前職で僕がタレントさんにそうしていたように、まずキャストさん個々に寄り添うことかなと。
いつも自分に合うお客様に当たるとは限りませんから、彼女達だってときにはメンタルをやられちゃいます。このため「おはようございます」とオフィスで向き合った時に、気になれば「どうかしました?」「ちょっと元気ないですか?」と聞くようにして。
ポジティブな声掛けも大事ですよね。
髪型やネイルに目が留まれば、「変えました?」「素敵ですね」と気づいたり、営業サイトでその子のランキングが上がれば「すごい!」と笑顔を向ける。お客様から良い口コミが書き込まれたら、「ありがとうございます!」と感謝するのも当然かなと。ダイレクトにお店の評判にも繋がりますから。
自分を何で他と差別化するのか。究極は“全員がNo.1”の店
こうしてキャストさん達と信頼関係を築けていれば、マネジメントもぐっと楽になります。もちろんここでも重要なのは“1人ひとり”という視点です。
例えば営業ツールとして『写メ日記』があるという時に、“熱心に書いてくれている。毎日更新してくれている”だけではダメなんですね。それがご指名に結びつかなければお店は困るし、彼女達だって「何のためにやってるんだろう?」と、徒労感が湧いてしまう。
なので積極的なアドバイスは欠かしません。
「タイトルがいつも同じになっちゃってる。たまに見返すと良いかも」
「この写真ちょっと角度良くないかな。こっち側から撮ってみて」
「〇〇さんは“かわいい”で人気だから、アップするのもそっち系の方が……」
おわかりのように、ただ「やれ」ではないんですね。繰り返しになりますが、重要なのは“1人ひとり”。その子に何が合っているか。どうすれば他と“差別化”できるのか。究極は“全員がNo.1の店”だと思っています。
ほとんどのキャストさんは聞いてくれますよ。先ほども触れたように信頼関係があるのもそうですし、彼女達だってご指名は増やしたい。効果に対して貪欲なんです。
仕事内容は全然ゆるい。正当評価の社風なので、長く勤められる
エラそうなこと言ってますけど(笑)、高校卒業後のホームセンター、工場、芸能プロダクションに比べれば、仕事内容自体は全然ゆるいですよ(笑)。僕は決して特別な人間じゃありません。当たり前に社会人経験を積んできた方なら、誰でもできることだと感じています。
また自分が何かアクションを起こして、キャストさん達も応えてくれて、結果が出るというプロセスも嬉しいですしね。“やるかやらないか”という世界なので、実行すれば必ずと言ってよいほど結果が出ますし……。
何より頑張っていれば周りも代表も見てくれます。現に僕も成果を評価してもらって、半年ほど前に店長に抜擢されました。この調子で行けば給与も上がっていくだろうし、人同士の関係も良いので、長く勤められる職場かなと。
実は今は新店を企画中なんです。なんと既存のこの『痴漢倶楽部』じゃなくて、「ゼロから企画してプロデュースして、新店立ち上げてみろ」と言ってもらえて。もうワクワクが止まりません(笑)。
「ありがたい」の一言ですよ。だからこそ1つでも2つでも何かの形でみんなに貢献したい。こんな風に思える今を、本当に幸せだと感じています。
(インタビュー:松坂治良)
取材後記
プロフィール
今宮裕太郎
総合職(店長・幹部候補)
(前職:芸能マネージャー)