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ジンセイの紆余曲折を経て、なぜ彼らは風俗業界で働く選択をしたのか。
風俗業界への転職を選択した彼らのジンセイ再生の秘訣に迫ります。

花夫人【総合職(店長・幹部候補)】小川英将さんのインタビュー記事

花夫人

2018年入社

小川英将 (39歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:風俗広告営業

2019.3.25

「自分の広告提案は本当に正しいのか?」答え合わせのために店舗スタッフに!

この記事のポイント!

  • 子供のために大学を中退。稼げる仕事として選んだのは消費者金融
  • 『トゥナイト2』の影響で業界に興味が。新たな道として、風俗広告営業マンに
  • まだまだ、学ぶことばかり。いつか新店舗ができたら、任せてもらいたい

「辞めたほうがいい」とまで言われた仕事に就いた理由

元々はシステムエンジニアを目指して、工業系の大学に進んだんですけど、3年生の時に、いわゆるできちゃった結婚をしまして……。

当然、大学生のバイト代では家族を養っていけなくて、中退して期間工をやっていたんです。手っ取り早く稼げる仕事っていうと、それしか思いつかなかったんですよ。

そんな感じで、20歳過ぎくらいまではずっと現場系の仕事をしていたんですが、子供の将来を考えると、もっと稼いで貯蓄しておきたいと思うようになったんです。

なので、ハローワークで業種関係なく、1番月収の高い仕事を探して、消費者金融に就職しました。

ハローワークの担当者さんが「出入りの激しい業界だから辞めたほうがいいよ」って、止めてくださったんですけど、そこはもう子供のためなんで、仕事として割り切ると決めて入社しました。

20年くらい前だし、その会社が特殊だったのかもしれないですけど、労働環境はヒドかったですね(笑)。当時、パワハラって言葉はなかったですけど、完全にソレで。

特に辛かったのは、債権回収。いわゆる取り立てですね。偏見持たれがちなんで、一応伝えておきますけど、暴言とか暴力はないですよ。あれはマンガの話なんで。

でも、働いていると「お金ってこんなにも人を狂わすのか」っていう現場を、何度も目撃するんです。割り切ると言えど、そこは苦痛でしたね。

最終的にその会社は過払い金問題で、色々トラブルがあって倒産しました。

色んな意味で、あまりいい会社ではなかったのかな(笑)。

『トゥナイト2』世代なので風俗業界に興味があった

30歳くらいの時に、風俗広告媒体の営業マンになりました。知り合いが働いていて薦められたのと、『トゥナイト2』っていう昔やっていたお色気番組の影響です(笑)。

よく風俗業界を取り上げていた番組で、それを観て育った世代なので、この業界には10代の頃から興味があったんですよ!

基本的には、広告媒体を店舗に提案して売る営業なんですけど、その会社では風俗店OKの物件を紹介する、いわゆる開業支援も行っていました。

物件を契約いただいたら、広告の運用の仕方、WEBサイトの制作までワンストップでサポートできるっていうのがウリだったんですけど、向いていたかと言われると……、向いてはいなかったですね(笑)。

それなのに続けていた理由は、担当したお客様を裏切れないっていう気持ちが強かったからですね。向いていないと思いつつも6年間勤めて、会社のナンバー2くらいの役職をいただきました。

順風満帆に聞こえます? でもね、ある時思ったんですよ。

「知ったような口で、人様にアドバイスをしているけど、実際に風俗店で働いたことないよな」って。

この会社で学んだ事が、実際の店舗で“本当に”役に立つのかを試したくなって、転職を決意しました。

店舗型ならではの濃いコミュニケーションが魅力

『花夫人』は、知り合いから紹介していただきました。社長面接でビジョンに共感して、入社を決めたんです。多店舗経営もしているし、老舗ということで、新規店にはないノウハウが詰まっていると思ったんですよ。

すぐに慣れたんですけど、最初は意外と体力が必要なことに驚きましたね。店舗型なので、清掃等で部屋と受付を1日何十往復もしないといけないんです。若干、身体もスリムになったんじゃないかな(笑)。

でも、店舗型だからこその良さも感じました。それは、お客様やキャストさんとじっくり会話できるということ。

プレイ後にお客様から感想をいただいたり、表情でどれくらい楽しんでいただけたかが分かるので、すごく情報量の多い接客ができるんですよ。

キャストさんに対しても同様で、すぐ感想を伝えられたり、お願いができたりするので、スピーディーで煩わしさがないんです。スタッフ同士も結束力が強いので、働く上でムダがなくて、気持ちいいですね。

接客に関していうと、営業マン時代に培ったテクニックが活かせていると思います。

初めて来店されるお客様って、やっぱり緊張しているんです。そこを和ませて、いかにパーソナルスペースに入り込むか、そのタイミングの掴み方っていうのは、営業マン時代と同じなんです。その点においては、他のスタッフよりも得意だと思います。

ただ、やっぱり実際の現場は、思っていたよりも難しいですよ。営業マン時代のデータだけじゃ、理解できていない部分がたくさんありました。

営業マン時代のアドバイス的中率は、今のところ50%くらいかな(笑)。

3ヶ月で店長に。今の課題はスタッフを育てること

今は店長を任せていただいています。昇給も果たしました。本当にステップアップが早い業界ですよね。

でも、まだまだダメ店長だと思っているんですよ。他のスタッフを指導して、育てなくてはいけないんですけど、まだ『任せる』っていうことができないんですね。

いつも横から口を出してしまうんですよね。『任せて、気付かせる』っていうのが、一番成長するのは分かってはいるんですけど、どうも過保護になってしまうんです。

子供に対しても、そういうところあるからなあ(笑)。

お金の使い道も、自分ではなく、ほとんど子供に使ってますからね。サッカーが好きなので、一緒にJリーグを観に行くのが主な休日の過ごし方です。

いつか一緒に、プレミアリーグのアーセナルFCの試合を観に行くのが、夢ですね。

風俗業界は一般企業よりもやり甲斐がある!

この業界は、やっぱり偏見のある業界だと思うんです。でも、ここに勤めて分かりました。

一般企業と変わらないし、むしろ売上を上げれば、それだけ給与になって返ってくる、すごくやり甲斐のある仕事だと思うんですよ。もっと早くこの仕事に就いておきたかったって、後悔しているぐらいで(笑)。

なので、あまり先入観に囚われずに入ってきて欲しいですね、過保護なぐらいに教えていきますので(笑)、一緒に成長していけたらと思います。

取材後記

徳山 央樹

執筆者

徳山 央樹

子供のために大学を中退し、仕事も変えたという小川さん。自らを過保護と仰っていたように、優しい人柄が取材中にも感じられました。人を大切にする小川さんなので、部下からの信頼もきっと厚いはず。広告営業マン時代のデータもうまく活しつつ、『花夫人』を更に成長させていただきたいですね!

プロフィール

花夫人

小川英将

総合職(店長・幹部候補)

(前職:風俗広告営業)

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花夫人

ファッションヘルス(店舗型ヘルス)

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