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総合職(店長・幹部候補)】マーシーさんのインタビュー記事

2016年入社

マーシー (30歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:建設業(解体作業員)

2019.4.4

メリット作りで、女の子の信頼を獲得。仕事の結果は、“評価”で返ってきた

この記事のポイント!

  • 女の子の“駆け込み寺”。チャレンジは、大成功だった
  • 作業と仕事は、違う。僕らの仕事は、女の子のプロデュース
  • マジメが、報われる。そこに学歴は、関係ない

解体作業員として、9年。業界へは、好奇心から

この業界に来るまでは、建設現場で解体作業員をしていたんです。そこに9年いたんですけど、体を壊して辞めちゃったんですね。

その後なんで、業界歴自体は3年弱ぐらいになるのかな? 何もわからないまま、好奇心だけで飛び込んだような感じです。「おもしろそうだな」って。

でも最初のお店は、4か月で退職しちゃったんですよ。少しプライベートのことでバタバタしてたいたんですね。それで、思い切って転職して、収入アップを図ろうと思いました。

とは言えここに決めた理由は、“近いから”だったんですけどね(笑)。

女の子の“駆け込み寺”。チャレンジは、大成功だった

実際働いてみて、前の店とここではずいぶん違いがありました。ここには“成長企業”という感じが滲み出ていたんです。経営がわかってる、というと偉そうですけど(笑)、接客1つ取っても、すごくスタッフの教育が行き届いているんですね。

入社して1年も経たずに店長になれたんですけど、理由は前の店長が急に辞めてしまったから。右も左もわからない状態でポストに就いたんで、「もうやるしかない」っていう感じでした。

このお店、わりとローカルなところにあるでしょう? だからまず始めに、メリットを作ってあげなきゃって考えたんです。女の子に、わざわざ時間をかけてでも「ここに来たい!」って思ってもらう必要があったんですね。

まず、環境づくりに重点を置きました。女の子の駆け込み寺じゃないですけど、ヨソの会社でツラく当たられたり、守ってもらえなかった子を、ウチが受け入れるみたいな雰囲気を目指したんです。

信じられないでしょうけど、この業界の中には、まだ女の子をモノみたいに扱う業者さんもあるんですよ。古いイメージのままに。

だからウチは逆に、スタッフも女の子も含めて、“家族感”を前面に打ち出したんですね。暖かい環境づくりを心掛けました。

僕だって、すごい自信があったわけじゃないんです。でもやってみたら、当時女の子の在籍数は30半ばくらいしかなかったのに、半年も経たずにマックス70人まで増えたんです。

この仕事ってね、結局数みたいなところがあるんですよ。女の子の数が多ければ、必然的にお客様のアクセス数も増える。

やっぱり好みは千差万別だから、マッチングの可能性も多い方が良いんですね。35人から1人を見つけるのと、70人から1人を見つけるのとでは、お客様の満足度が全然違うんです。

おかげで1年である程度お店の売上を安定させることができて、本来の目標の数字も、達成してしまいました。しかもその数字まで超えて、過去最高の売上を叩き出しちゃったんですよ(笑)。

上がそれをしっかり評価してくださって、去年の10月ぐらいからかな? 僕はエリアマネージャーをやらせていただいてるんです。

作業と仕事は、違う。僕らの仕事は、女の子のプロデュース

今は、3店舗を見ています。売上の管理ももちろんですけど、それ以上に大事なのは、女の子たちのマネジメントですね。

店舗スタッフの仕事って、電話を取って、女の子を送って、迎えに行って、じゃないんですよ。それは作業でしかないんです。

僕らの仕事は、女の子1人ひとりをちゃんと見てあげて支えて、そしてファンを増やすこと。プロデュースしてあげることなんです。

中には、ここに来るまでに挨拶さえ教わっていない子もいるんですね。新人の時だけ人気で、それが過ぎたら、先はずっとダメっていう子もけっこう多いんです。

学んでないんですね、誰からも。だから教えてあげる。マナー、接客、ケースバイケースのお客様の気持ち、言って良いこと悪いこと、キャラに合わせた言うべきことも含めて、伝えます。

キャラなんて特に、本人は気づいていないことも多いんですよ。自分の良さに気づいていないというか……。だから、「こういうところ、〇〇ちゃんの良いところだよ。そこアピールしようよ」って、アドバイスするんです。喜んでくれる子も多いですよ。

必要があれば、心を鬼にして怒ることもあります。ただ誤解しちゃいけないのは、僕らと女の子って、上下関係があるわけじゃないんですね。僕らからしたら、女の子には在籍してもらってるんです。だから、立場は対等。

女の子って、敏感ですよ。「下に見てるな」っていうのは、すぐ伝わります。だから指導という態度ではダメです。支える、気づかせてあげるっていう意識が大事ですね。

マジメが、報われる。そこに学歴は、関係ない

この業界のメリットって、学歴が関係ないことなんですよ。僕だって、中卒ですから。

だからウチの求人だって、学歴不問です。職歴なくたってOKですよ。逆に新鮮で、きっと色んなことを早く吸収できるんじゃないかな。

ちゃんと人と話ができて、真摯に仕事に向き合えれば、それで十分です。結果は後から付いてきます。

僕だって急に店長になった時は、無我夢中でした。誰かが教えてくれたわけじゃない。ただ、「ここは遠いんだから、せめてすごく素敵な空間にしよう。女の子を大切にしよう」って、思っただけなんです。

結果は売上として返ってきました。売上に会社は、評価で応えてくれました。

そう、ここではきちんと仕事が評価される。マジメがちゃんと報われる場所なんです。

僕はそれを、信じられる。信じて仕事していける。こんな幸せなことって、ないですよね。

(インタビュー:新海亨)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

「それは仕事じゃない。作業なんです」という言葉に、ドキッとしました。それこそ真摯に仕事に向き合わなければ、出てこない言葉ですよね。マーシーさんはきっとこの調子で、これからもさらにステップアップされていくことでしょう。“マジメは、報われる”。私のいる場所ではどうだろう? 考えさえられた取材でした。

プロフィール

マーシー

総合職(店長・幹部候補)

(前職:建設業(解体作業員))