風俗男性求人はFENIX JOB

「好きなことを」でバーテンダーに。仕事は楽しかったが……

大学卒業後、営業職として商社に入ったんですが、時期が悪くて……。リーマンショックの影響で給与は上がらず、ボーナスまでカットされて散々でした。

ところが“高収入の営業”ということで不動産業界に移ってみると、動機が動機だけに全然楽しくないんですね（笑）。上を目指す気にもなれなくて、1年で辞めちゃったんです。

「やっぱり好きなことやらなくちゃダメだ」

そう思って歌舞伎町でバーテンダーを始めたのが、26歳の時です。実際楽しかったですよ。お酒の名前を覚えて作り方を学んで、イベントがあればお店を飾り付けて、何より夜の街の色んな人生を見ました。

ただそれも30歳まででしたね。体がキツくなってくるんですよ。営業時間は19:00～翌朝の7:00まで。料理の仕込みがあるので、17:00には厨房に入らなきゃという環境でありました。これではいつか病気になるなと。

どこでも良い ⇒ ゼッタイ『ばなな』に入社したい。変化の理由

「転職するか」となった時には実は、もうどこでも良かったんですよ（笑）。夜中に14、5時間働いて、休みも週1日だけ。おまけに月給は手取りで25万円という生活に、疲れ切っていましたから。

バーにはお仕事上がりのキャストさんもスタッフさんもよくいらしていたので、この業界への抵抗や偏見も元々ありません。選択肢の1つとして企業を探すうちに、出会ったのが『ばななグループ』でした。

応募の決め手は何と言っても営業時間です（笑）。22:00には終了すると聞いて、「無理な働き方は強いられないはず」と感じたんです。

面接の印象も良かったんですね。雑居ビルみたいなところかなと思ったら、ちゃんとしたオフィスで皆さんビシッとスーツまで着てらして。待遇や福利厚生についても丁寧な説明がありました。

先を思い描けたのも大きいです。年齢も社歴も関係ない。本人の頑張り次第だし、成果はきちんと評価するよと。「ここだ」と感じて、もう他は受けるのさえやめました（笑）。なので受かった時にはめちゃくちゃ嬉しかったですね。

業務習得の手間が少ない ＋ キャストさんが大人で働きやすい

入社後は、業務のシステム化が進んでいることに驚きました。キャストさんのタイムテーブル、顧客情報、販売までが一元管理されているので、あれもこれもと頭に入れる手間がないんですね。未経験入社の自分にとっては“仕事の流れ”が見えるのもありがたくて。

キャストさんの情報や料金体系は、Webサイトの入力・更新をする中で覚えました。ウチは“待ち合わせ型”のお店で、車の送迎やドライバーさんの手配がありません。その意味でも、業務は把握しやすいと感じます。

やがて1か月ほどでお客様の電話を取るようになって、いよいよキャストさんの対応をするようになったのは半年目ですね。シフトのお願いをしたり、日々のご相談を受けるようになりました。

僕は『ばなな』しか知らないわけですが、ここについても「やりやすいな」という思いが強かったですね。キャストさんの年齢層が下は30代後半～上は60代というお店なので、やりとりしやすい。たとえ何かあっても「話せばわかってくれる」という感覚があります。

営業やバーテンダーをしていた経験も大きいのかもしれません。コミュニケーションを取るに当たって、“構える”ということがなくて済みました。

これは僕に限らないですよね。さっき少し触れましたけど、業務の中にはパソコンを使う業務も多いので、事務系の経験だって大いに活きると思います。またシステム化は今後更に進みますから、エンジニアさんだって募集中なんです。どんな前職も、役に立てられる企業かなと……。

8時間勤務に週休2日。その上で、ポストも収入も自分次第

労働環境の良さは、今まででベストでした（笑）。基本8時間で帰れて、ムダに残ったりなんかしていると、逆に「もう帰りなよ」と声が掛かるぐらい。お休みもきっちり週2日もらえます。有休休暇もありますよ。

“成果は正当に評価”も面接の通りでした。1年で副店長⇒2年半で店長⇒4年でエリアマネージャーという形で、順調にステップアップできて。今は会社の期待に応えたいという気持ちでいっぱいです。

僕が社会人になった頃にはリーマンショックがあって、現在はコロナ禍。今年は海外で戦争までありましたよね。何かと不安定な時代のせいで、将来に心配を感じたり、低い給与に不満を感じている方も少なくないと思うんです。

そういう方に“こういう道もある”というのは、最後にぜひ伝えておきたいですね。僕自身、エリアマネージャーとしてインタビューを受ける未来があるなんて、夢にも思っていませんでしたから（笑）。

取材後記

執筆者

松坂 治良

送迎業務がない。また8時間で終業など、他にはない環境が目を引く『ばななグループ』。これこそが“システム化”の賜物なのかもしれませんね。一歩先行く企業風土に、驚いた取材でした。