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総合職(店長・幹部候補)】大家圭佑さんのインタビュー記事

2019年入社

大家圭佑 (27歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:飲食業

2020.1.21

オープンしてまもなく1年。成功を手にできた今だからこそ、思えること

この記事のポイント!

  • 30人いたキャストさんが5人に。資本金がなくなっていく恐怖
  • 100人いるキャストさん。感謝があるからこそ
  • 経営に大切なのは何よりもどんなことよりも“数字”

オープンからまもなく1年。黒字が出るとは思えなかったことも

『禁断のメンズエステ』は、開業してまもなく1年になります。実は、僕が始めたお店なんですよ(笑)。

初めはたいへんでした。「自分もどこかでスタッフをしておけば良かった」って、何度も思ったぐらいです。貯めた資金があったんで、それさえあればと考えていたんですが、甘かったですね。

それでも何とかカタチになって、新たにもう1店舗2店舗と展開していこうとなれたのは、やっぱり“人”です。

立ち上げに協力してくれた知人がいて、広告代理店の方にもたくさんお世話になって……。

もうほんとに“おかげさま”ですよね。オープン後軌道に乗るまでは、こんなに黒字が出るなんて、夢にも思えなかったですから。

30人いたキャストさんが5人に。資本金がなくなっていく恐怖

初め、キャストさんは30人いたんですね。ところがまず電話が鳴りません。冗談抜きに、1日1本掛かってくるか来ないかでした。

そういう時って、けっこう恐怖ですよ。毎日昼から朝までがんばって働いても、手元のお金が減っていくだけ。利益どころか資本がなくなっていくあの感覚……。

キャストさんも5人になってしまった時には、さすがに「やめようか」って思いました。知り合いが別の業態で儲けているのを見ると、そっちの方が羨ましく思えたり、ここを畳んで、焼鳥屋さんでも始めようかと思ったり。

でも踏ん切りがつかずにいたら、ちょうど数名新たな女の子の入店があって、そこから相乗効果でお客様も増えていったんです。

迷いつつも、地道にやってきたのが良かったんですかね。軌道に乗ってしまえば、後はノウハウも蓄積されて接客のポイントもわかって、利益は上り調子でした。

もしかすると、お店の立ち上げって、どこもそういうものなのかもしれませんよね。初めの苦しい数か月があって、そこを越えると、みたいな。20代で、すごく良い経験をさせていただいたと思っています。

100人いるキャストさん。感謝があるからこそ

今現在のキャスト在籍数は、100人を超えています。その中で意欲的な子は5、60人くらいですね。常時20人は出勤してくれています。

「まずキャストさんを集めること」

よく言われることですけど、これってほんとでした(笑)。お客様の数は、キャストさんの数に比例するんですね。“選べる”“賑わい”というのは、本当に受け手に与える効果が強いんです。

骨身に染みてわかったからこそ、キャストさんはすごく大事にしています。待機室1つ取っても、働きやすい環境を整えて。稼ぎだけではなくて、今後も含めたその子の可能性を考えてあげられたらというのは、強く思います。

経営に一番大切なのは、何よりもどんなことよりも“数字”

今の“人数”の話に限らず、経営に携わる身として“数字”ということは、あらためて意識するようになりました。よく“季節要因”とか言うじゃないですか。これって、数字に置き換えられない時点で、まずアバウトだし、“言い訳”だと感じてしまうんです。

現状で、いかに結果を出すか。

例えば季節でお客様の数が減ったりすると言うんだったら、そこに向けて広告費の配分を変えたり、イベントの位置をズラしたって良いんですよね。とにかく成功に向けて数字に基づいて、分析するのが大切だと思うんです。

実際この季節はお客様の数がこうだった、イベントをこうしたけど結果はこうでしかなかったというのも数字だし、今後に向けての教訓になるんですね。本当に、1つひとつ学びの1年でした。

色んな事業を起こしたい。お店を出したい。そして、一生現場に

これからですか? まずスタッフ7人のお給料を上げてあげたいですよね。今こうなれたのって、キャストさん、代理店さんだけじゃないですよ。スタッフのおかげもすごく大きいですから。

出店にも貪欲でいたいと思うんです。ぽっちゃり店であったり、ソープランドであったり……。この業界にこだわらなくても良いですよね。別の業態にも、オープン当初の“逃げ”の気持ちではなくて、今度は“攻め”の姿勢で、いつか出店していけたらなと思います。

ただここが大切なんですけど、どこにどんなお店を構えようとも、僕はオーナーとして“一生”バリバリ現場に出ていたいんです。売上とにらめっこするのが楽しいんですよ(笑)。

僕が変わってるんですかね。なかなか売上が伸びなくて苦しかった時も、あの手この手を考えているのは楽しくて。

きっと、だからですよね。人もお店も事業も、一緒なのかもしれません。あきらめずに前向きに突き進んでいくと、神さまが微笑んでくれる。そんな気がします。

(インタビュー:新海亨)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

若干27歳のオーナーということで、お店にもお話にも勢いがありました。「やめようか」と思い、一時は5人だったキャストさんが今や100人超え。ご自身おっしゃっているように、あきらめずに“数字”を大切にすることが、どんな事業の場合にも、成功の秘訣なのかもしれませんね。次はどんなお店でしょうか? 今後の展開が楽しみです。

プロフィール

大家圭佑

総合職(店長・幹部候補)

(前職:飲食業)