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ちゃんこFCグループ(北陸・甲信越地区本部)【総合職(店長・幹部候補)】斎藤一紀(エドモンド斎藤)さんのインタビュー記事

ちゃんこFCグループ(北陸・甲信越地区本部)

2021年入社

斎藤一紀(エドモンド斎藤) (51歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:電機メーカー(開発部)

2022.3.16

フランチャイズとしてのノウハウ。優秀なキャストさん達。成功には“ワケ”がある

この記事のポイント!

  • “当たり前”を大切に。“出すべきお金”をケチってはいけない
  • 例え遅刻でも仕事の始まり。そこを“わかってあげる”大切さ
  • オーナーは気持ち次第。キャストさんの“セカンドキャリア”にも

早期退職に応募し、資金を元手に『ちゃんこ』開業。理由は?

大学卒業後、大手の電機メーカーに就職したんです。誰でも知っている、日本を代表する大企業。辞める理由もなくて、二十数年勤めあげました。

ただ稼ぎも待遇も悪くない分だけ、老後を思うと不安になっちゃったんですね。60歳で退職となった時に、どう暮らしていくのか。リタイア後に生活レベルを落とさずにいるためには、退職金と年金だけでは不安だなと。

体だっていつまでも元気とは限りませんよね。会社が早期退職を募っていたのもあって、思い切ってそれに乗ることにしたんです。多くもらえた退職金を元手に、何か自分で事業を始めることにしました。

“何か”と言いつつ、「『ちゃんこ』にしよう」というのは決めていたんですけどね(笑)。実は僕自身お店の利用経験があって、キャストさん達の気立ての良さには驚いていたんです。「この子達とならやれるんじゃないか」と常々考えていました。

その後渡辺代表の記事を読んで、実際にお会いしてご相談もして。「きちんとやれば利益を出せるぞ」との思いを、より強くしました。やがて昨年の2月だから、ちょうど1年前ですよね。立地や競合の状況を吟味して、山梨県の甲府市に新店をオープンしたんです。

東京から急に新天地で不安? うーん……。あまりそういうのはなかったですね(笑)。既に敵で溢れかえっている都心で開業するより、地方の方に分があるのはわかっていました。“勝つための最善”ということで、しっかり納得できていたんです。

“当たり前”を大切に。“出すべきお金”をケチってはいけない

とは言え初めの2、3か月は苦労しました。なかなか女の子の応募がなかったんですね。1、2名で回さなきゃいけないような感じで……。

状況が好転し始めたのは4月ぐらいですね。在籍のキャストさんが求人広告に良い口コミを書いてくれたんです。お客様のリピート利用も増えだして、7月に何とか損益分岐点を超えました。売上増に転じて、今では総キャスト数も20名ほど。日に7~8人が出勤してくれています。

この事業は“キャスト出勤数=売上”みたいなところがありますから、“居心地よく”というのは、常に考えてきました。

単純なことですが、出勤退勤時のご挨拶は、感謝の気持ちを込めてしっかり。待機室や寮は常に清潔を心がけて、寝具だってせんべい布団じゃなくそれなりに良いものを用意して。

当たり前に思うでしょう?(笑) でも彼女達に聞くと、こうした点をおろそかにしちゃうお店は少なくないそうなんです。こんなことでも「ちゃんと考えてくれている」と感じると。

昔から“ケチな経営者は逆に損する”って言いますよね。特に相手は女性。より敏感なんだと思います。

「一緒にやれませんよ!」。キャストさんが注意をしてくれた

エラそうなこと言ってますけど(笑)、この1年の間にキャストさんとぶつかるような場面もしばしばあって……。いや、違いますね。僕自身は「こんなもので良いだろう」とタカをくくっていたんですが、10月ぐらいだったかな? あるキャストさんから注意を受けたんです。

「そんな言い方ばっかり。悪いけど私、もう一緒にやれません!」

で、それじゃ誰も付いてきませんよと。くわしく話を聞くと、確かに僕が悪いのかなと感じました。

表現が難しいんですが、例えばよく遅刻をする子がいるとなった時に、僕はつい「何度目ですか?!」とか言っちゃってたんですね。「もう20歳でしょう?!」とか(笑)。

違いますよね、ゼッタイ(笑)。振り返ると恥ずかしいぐらいです。まず原因を聞く。次に「大丈夫ですか?」と声を掛ける。最初に相手の側に立つべきなのに、その場の感情で叱っちゃったりしていたんです。

頭に過ぎっているのも“お店のこと=自分のこと”なんですよね。「また今日も1時間1人分利益マイナスか」と。こういうのって相手に伝わるし、そして一度伝わったら、まず二度と信頼はされません。

例え遅刻でも仕事の始まり。そこを“わかってあげる”大切さ

“じゃあ正解は?”と言ったら、メリットを提示することなんですね。

「あらまあそうですか。この30分の間にもけっこう電話なってたんですよ」
「ご指名の〇〇さん、すっごく残念がってました」

こう伝えることで、キャストさんに「もったいない」「しまった」と思ってもらうのが大事なんですね。かつ“怒られなかった”という結果も重要で。

なぜって遅刻がいけないことぐらい、僕の台詞じゃないですけど、20歳ぐらいになれば言われなくても知ってますよね(笑)。

怒られずに逆に心配されることで、キャストさんは「申し訳ない」と思ってくれるものなんです。人により大小はありますが、少なくともその子なりに「改善しよう」とはしてくれる。

最近は「それで良いんだ」と思えるようになりました。むしろさっきのキャストさんに言わせると、強くなじるデメリットの方が大きすぎると……。

要は確かに遅刻が悪いとは言え、そのキャストさんにとっては“1日の仕事始め”な訳じゃないですか。なのにいきなりマイナスの感情になってしまう。その気分のまま1人目のお客様にお会いしても、なかなか“笑顔で接客”というわけにはいかないですよね。

「確かに度が過ぎる遅刻だってあるとは思います。だけど店長、例えば1日の最後の最後に話したっていいじゃないですか」

もうね、僕はこの子に頭が上がらないですよ(笑)。教えられたことがたくさんあって、今ではすっかり戦友。実は内勤の仕事も始めてもらっているんです。

オーナーは気持ち次第。キャストさんの“セカンドキャリア”にも

その意味で言えば、僕はすごくツイてましたよね。キャストさんの助けもあって、月の純利益も平均で100万円を超えています。今後は2店舗3店舗見られるようになりたいなと……。

お読みになっている方はおわかりだと思うんですが、1年前、僕は全然なオーナーだったと思います(笑)。

“ゼロから”と思いながら、サラリーマンの癖が染みついていて、キャストさんのケアができていなかった。前職で部下にしてきたように、キャストさんに向き合っていた気がします。

だけど逆に言うと、そんな僕でもここまでやれるんですね(笑)。

それはやっぱりフランチャイズグループとしてのノウハウが大きいし、性格の良い子が集まりやすいという“ぽちゃ店”の特性もあると思います。「誰でもやる気次第でできるんじゃないか」というのが、この1年の僕の実感なんです。

また『ちゃんこ』のFCオーナーは“元キャスト”の子にも向いていると思います。実際ウチでも、先ほど触れたキャストさんが次の店長を目指していて。

やっぱり体型や何かで傷ついた経験もある子達だから、何と言うのかな、人の気持ちに寄り添える子が多い気がするんです。

もちろん“ぽちゃ店”の子に限りません。キャストさん達の中には、卒業後の“セカンドキャリア”について思い悩んでいる方も少なくないと思うんです。そういう方に「こんな道もある」というのは伝えておきたいですよね。なんなら僕だって写真のこの子だって、いつでもご相談に乗ります!(笑)

(インタビュー:松坂治良)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

謙虚に失敗談を語る斎藤さんに、逆に“現在への自信”を感じました。また、スタッフを兼任して下さるほどの良いキャストさんに出会えたのも、羨ましい限りです。きっと次のインタビューは、その方ですね(笑)。今から心待ちにしています。

プロフィール

ちゃんこFCグループ(北陸・甲信越地区本部)

斎藤一紀(エドモンド斎藤)

総合職(店長・幹部候補)

(前職:電機メーカー(開発部))

斎藤一紀(エドモンド斎藤)さんがハタラク会社はこちら

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企業名 ちゃんこFCグループ(北陸・甲信越地区本部)
業種 デリバリーヘルス(デリヘル)
事業内容 ・無店舗型風俗店(デリバリーヘルス)の営業 ・無店舗型風俗店(デリバリーヘルス)のフランチャイズ支援

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