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総合職(店長・幹部候補)】岡本永吉さんのインタビュー記事

2017年入社

岡本永吉 (33歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:飲食店

2019.5.16

お客様だけでなく女の子にもご満足を。風俗店スタッフの仕事はこんなに濃かった

この記事のポイント!

  • レストランで10年勤務。店長までステップアップしたがその先が見えなかった
  • スタッフの仕事は対お客様だけじゃない。女の子に寄り添うのも重要な仕事
  • できるだけ早くお店を卒業できるよう、時にはおせっかいになる

10年勤めたのに月収は30万円。先が見えなくなり風俗業界へ

今、店長をさせていただいております。

風俗業界に入る前は、地元の愛媛にあるダイニングレストランで働いていました。10年くらいですかね。

最初はホールスタッフだったんですけど、人手が足りない時はキッチンに回って。いつのまにか「美味しい」って褒められるのが嬉しくなっちゃってたんですよ。そのうち全レシピを覚えて、気がつけば店長になっていました。

店長とはいえ田舎のレストランなので、お給料はあまりよくなかったです。手取りで25~30万円くらいかな。

長年勤めてそれくらいだったんで、これ以上は期待できないと思ったんですよ。なので、別の業界で働くことを検討するようになりました。

風俗業界が稼げるっていうのはなんとなく知っていたので、実際に働いていた知り合いに相談したんですよ。そしたら、

「稼ぎたいなら東京じゃない? 知り合いの社長を紹介しようか?」って言われて。

そこで、紹介されたのが『ウルトラグループ』だったんです。

風俗は“気を遣う仕事”だということ。働いて初めて実感した

風俗店スタッフがどんな仕事をしているかというのは、全然イメージが湧きませんでしたね。お客として利用したこともなかったんですよ。

実際に働いてみての感想ですか? 「こんなに気を遣う仕事なのか!」って感じました(笑)。

“女の子が出勤しているのに、お客様がつかない”っていう状況も当時はあって、特にそう思いました。受付と待機所が同じ場所にあるので、女の子のテンションが下がっていくのを間近に感じとれたんですよ。

なので、スタッフも予約が入るよう必死で努力するんです。サイトを更新したり、メルマガを送ったり。

それでもお客様が来ない時は……、もう会話ですよね。それで楽しんでもらうことしかできないです。

お客様から電話を受けて、ご案内してハイ終わりの仕事じゃなくて、むしろ、店舗内の雰囲気作りの方が重要な仕事なんだなって、その時思いました。

お客様だけでなく、女の子にもご満足を

女の子についても理解していないことだらけでしたね。

彼女たちが働く事情も、TVとかマンガのイメージで「ホストにハマっているのかな? 」程度にしか考えていなかったんです。実際に話してみると、そういうタイプはごく一部なんですよね。

大多数は自分の目標のためだったり、昼職だけじゃ暮らしていけない子だったり、奨学金なんかの借金で“やむを得ず”っていう方々で。

スタッフの仕事は、そういう子の負担をちょっとでも減らしたり、稼げるようにマネジメントする、“人に寄り添うこと”でもあるんですよ。

お客様にも女の子にもご満足いただかなくてはいけない。そういう意味では、風俗店スタッフは飲食業以上に濃いサービス業なのかなって思ってます。

なるべく早くお店を卒業してもらいたいというのが本心

色々な考え方があるとは思うんですけど、風俗の仕事って、全仕事の中でトップクラスに女の子に負担のかかる仕事だと思っています。なので「できるだけ早くお店を卒業しようね」って伝えているんですよ。

なので、目標を聞いて逆算して計画を立てるんですけど、うまくいくとは限りません。お金を持ったら遊びたくなるし、サボりたくなるのが人間ですよね。

時には注意することもあります。「なんのために仕事してるの? 目標があるんでしょ!」って。

自分でもおせっかいな性格だなって思うんですけど、二人三脚で頑張ってきた女の子がお店を辞める時に、

「店長がしつこく言ってくれたから、目標額まで頑張ることができました。うるさかったけどこのお店に来て良かったです(笑)」って、伝えてくれたことがあったんですよ。

それがキッカケで、このやり方も正解の1つだなって思えるようになったんです。

収入が増えて生活は一変。飲食店時代よりグルメに

私生活は本当に変わりました。

やっぱり収入面が大きいですよね。未経験なのに初任給が前職以上だったのはビックリしました。10年間の経験はなんだったんだって思っちゃいますよ(笑)。

店の売上が良かったら、翌月の給料も上がるっていう分かりやすい仕組みなので、「来月の給料日のために、今月はできる限り努力しよう」って思えるんですよ。

一般の会社だと頑張りが評価されるのって、たぶん早くても半年後とかですよね。このスピード感はやる気につながりますよ。

お金の使い道は主にグルメです、美味しい店巡りが趣味なんですよ。

飲食店時代も、味や接客を学ぶって意味で有名店巡りをしていたんですけど、いかんせんあの給料じゃ行きたい店に行けなくて……。皮肉にも、飲食店を辞めてからの方がグルメになってしまいました(笑)。

この業界を考えている人へのメッセージですか?

この仕事は技術じゃないってことですかね。相手がどう思っているか、どうして欲しいかを察するのが主な業務だって、最近気づいたんですよ。

この仕事の80%くらいは“気持ち”の部分で構成されているんで、経験のあるなしはほとんど関係ないですから。未経験の方も気にしないでいいと思います!

取材後記

徳山 央樹

執筆者

徳山 央樹

キャストさんに対する思いを伺い、考え過ぎなくらい人を思いやる方ということが伝わってきました。「岡本さんの様なスタッフがいたから頑張れた」というキャストさんは、他にもたくさんいるのだと思います。今後の目標をお伺いすると「全スタッフを店長レベルにして稼がせたい」とのこと。常に周りに配慮する性格を、自身も見習わなければと思いました。

プロフィール

岡本永吉

総合職(店長・幹部候補)

(前職:飲食店)