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ソフト・オン・デマンド(株)kaku-butsu【一般職(内勤・スタッフ)】高橋聖哉さんのインタビュー記事

ソフト・オン・デマンド(株)kaku-butsu

2017年入社

高橋聖哉 (26歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:学生

2020.8.18

「そこに愛は、ありますか?」 調査団員を束ねる僕の、風俗と業界への思い

この記事のポイント!

  • 評価の“基準”は揃える。入社後に苦労したこと
  • 「好みの分かれるところ」。リスペクトは言葉に現れる
  • ユーザー、お店、キャストさん。みんなに有益なのが理想

最初の関わりはアルバイト。風俗店に行ったことさえなかった

『kaku-butsu』との出会いは5年前ですね。最初はアルバイトでの関わりだったんです。

kaku-butsuは、ユーザー代表である調査団員に調査費を支給し、中立の立場にある第三者の目線でキャストと店舗を評価・格付けする風俗情報媒体。2017年に関西、2019年には九州への進出も果たしている。

当時はまだ学生で、風俗店に行ったことさえなかったんですが(笑)、『kaku-butsuニュース』のライティングを担当して業界の情報を発信したり、簡単な領収書の整理とか、事務作業をしていました。

茅ケ崎に住んでいたので、新宿本社までの往復2時間は、確かにキツかったです。でも全く未知の世界だったので、ワクワクしながら通ってましたよ。

商社か『kaku-butsu』か。「楽しそう」には勝てなかった

その後就職活動をして、名古屋の商社に内定をもらったりもしたんですが、当時『kaku-butsu』は人が足りなくて(笑)。

上に強く入社を勧められたんですね。正直かなり悩みました。

ただバイトを通じて業界のおもしろさに触れていましたし、何よりここには“新しいことを始めよう”という熱があったんですね。商社で働く自分と、ここで新たな業務に挑戦していく自分とを比べた時に、最終的には「楽しそう」という方を取っちゃったんです。

評価の“基準”は揃える。入社後に苦労したこと

正社員として入社後は、ずっと“調査団員さん担当”です。面接をしたり、1人ひとりの調査の進捗管理をしたり、調査レポートの方向や質を揃えたりという仕事ですね。最初は正直、すごく難しくて……。

というのも、この期に及んで僕はまだ風俗未経験だったんですね(笑)。もちろんだからこそ新鮮に見えるものはあるし、何より“業界に染まっていない”という強みは最大限に活かせたとは思うんですが、“風俗の常識”が自分の中にないという弱みはあったんです。

例えば団員さんがヘルスのキャストさんを「タオルアシストがなかったのでマイナス」と評価してきた時に、まずそのタオルアシストがわからない。わからないと、どこまで重要かも判断できないんですよね。

また“基準を揃える”というところでも苦労しました。例えば「どうもこの人は容姿に関して厳しすぎるな」という場合がある。しかも個人的な“趣味”に偏っちゃったりしている(笑)。

これでは困るんです。評価の“ベース”というのは決まっていなきゃいけないので、こういった点については、レポートの校正で繰り返し伝えるようにしてきました。「主観が入り過ぎていませんか?」ということですよね。

加えて言うと、高級店というのは、やはり高級店だからこそのきめ細やかさや濃厚なサービスがあったりするんですけど、普段一般的なお店に通い慣れている方は、それだけで感動しちゃったりするんですね(笑)。甘々の評価になってしまう。

逆に高級店の常連さんは、極端に一般的なお店に厳しかったりということもありました。この辺りの調整も、苦労してきた点ですね。

「好みの分かれるところ」。リスペクトは言葉に現れる

ただこうした大変さはあっても、やっぱり楽しかったですよ。それは第一に、団員さんたちの“熱”を感じて来れたからだと思います。

ひとり月に10回とか調査に入ることもあるわけですけど、これは実はラクではないんです。本業の合間や休みに時間をつくるわけですからね。だから団員の方々は、間違いなく風俗が“大大大好き”です(笑)。これはもう全員と言って良いと思います。

この辺りのところは、実はお店さんにも伝わっていて、だから関西、九州への進出も果せたんだと思います。例えば自分の好みじゃないキャストさんが来た時に、タチの悪い掲示板には「ブスが来た」とか「地雷」とか書いちゃう方もいるでしょう。これってキャストさんの“仕事”にも風俗にも愛がない態度だと思うんです。

ウチの団員さんならどう書くか? 「好みの分かれるところ」って書くでしょうね。本当に業界や働く人を思っているのか、というのは、こういうところに現れるんだという気がします。

ユーザー、お店、キャストさん。みんなに有益なのが理想

逆に“良いことだけ書く”というレポートになってはいけないですよね。実際風俗店さんのレベルは年々上がっているわけで、お店ももちろんですけど、キャストさん個々の努力も並大抵ではない。

その中で「もう少し受け答えに丁寧さが欲しい。会話のキャッチボールができなかった」と、団員さんが書いたとしたら、相対的に見て、キャストさんの努力ポイントであったりもすると思うんですね。

だから理想は、ウチの評価を見たお店やキャストさんに「そうか」と思って頂けることですよね。「他のところは良かった。じゃあここを直せばもっと人気が出るな」みたいに使われたらいいなと。

風俗ユーザー、キャストさん両方に有益になれば、『kaku-butsu』の目指す風俗健全化もぐっと近づくし、だからこそ団員にはゼッタイ“愛”が必要だと思います。

最初の気持ちは「風俗大好き!」。それだけで良い

とにかくユーザーにもキャストさんにも店舗にも、信頼できる情報を届けること。それはウチの使命だと思っています。もっと認知度を上げて全国展開をして、業界を変える媒体になっていきたいなと。

調査団員さんには「僕のこのレポートが業界を変える!」ぐらいの意気込みを持ってほしいですよね。だからこそ、まだまだ新たな団員さんも募集中です。

僕も色々言いましたけど、最初の気持ちは「風俗大好き!」だけで良いと思うんです。まずはあなたの熱い思いを、僕にぶつけてください。

(インタビュー:新海亨)

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

風俗に行ったことさえなかった20代の青年が、バイト⇒社員と仕事に関わる中で、いつの間にか業界の魅力に引き込まれていく。その原因となったのは、やはり調査団員さん達の“熱気”なのでしょう。“好き”を表現できる場がある彼らに、羨ましささえ感じました。続々と増えていく団員さんたちの力で、これからももっともっと、業界を盛り上げてほしいものです。

プロフィール

ソフト・オン・デマンド(株)kaku-butsu

高橋聖哉

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:学生)

高橋聖哉さんがハタラク会社はこちら

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企業名 ソフト・オン・デマンド(株)kaku-butsu
業種 その他
事業内容 写真と全く別の女性が来る、理不尽な接客を受ける、ぼったくられる……。 風俗に対するイメージはまだまだこんなもの。 でも一生懸命真面目に働いている女性・風俗店も多く存在します。 kaku-butsuでは、『覆面調査団』を結成し実際にプレイをして風俗キャスト1人ひとりを調査。 その調査内容を一般公開し、良いお店で貴方に合った女性と遊べるようなお手伝いをしています。 真面目に運営しているお店が儲かるように、一生懸命働いている女性が稼げる業界に。 『健全化』すべく、サイト運営をしています。