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ちゃんこFCグループ(関西地区本部)【総合職(店長・幹部候補)】相沢ももこさんのインタビュー記事

ちゃんこFCグループ(関西地区本部)

2015年入社

相沢ももこ (30歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:医療事務 ⇒ キャスト

2020.11.30

キャストから始めて、今やオーナー店長。こんな“セカンドキャリア”もあるんです

この記事のポイント!

  • “仕事なんだから真面目に”。心がけたのはそれだけ
  • “女なんかに”。負けたくなかった。そして支えてくれたのは……
  • “相手を見る”が大事。店長になってから欠かさず続けていること

初めはキャスト。“ぽっちゃり店”の意味さえわからなかった

『ちゃんこ』でキャストをしていたのが……、ちょうど25歳の時です。5年前ですね。

きっかけは、“お金”でした。学校を出てから医療事務として5年近く勤めていたんですが、月給は手取りで13万円ぐらい。地方とは言ってもカツカツで、せめてもう少し上乗せが欲しいなと。

それと、私実はすごくカタい家に育ったんですね。高校時代の門限は19:00(笑)。アルバイトどころか、その歳まで医療事務以外の仕事をしたことがなかったんです。なので、業界に好奇心もありました。「どんな世界なんだろう?」って。

『ちゃんこ』に決めた理由もすごく単純で。通える距離を対象に“風俗”で検索したら、最初に出てきたというだけなんですよ。一番上にあるんだから、たぶん人気店で、すぐに稼げるだろうと思ったんです。

「……普通体型ですよね。ここ、ぽっちゃり店なんですが」
「えっと、すみません。仰ってる意味がわからないんですけど」

面接の時にこんな受け答えをして、店長を困らせたぐらいです(笑)。本当に、何も知りませんでした。

“仕事なんだから真面目に”。心がけたのはそれだけ

最初の1、2か月は医療事務と掛け持ちをしていたんですが、睡眠時間が3時間ぐらいになっちゃったんですね。さすがに「キツいな」ということで、迷った末にキャスト1本に絞りました。

「稼ぐだけ稼いで辞めよう」

幸い毎日毎時間完売という感じだったんで、このまま走ろうと。25歳の若さがさせたことかもしれません(笑)。

“なぜ自分が稼げているのか”というのは、当時はよくわからなかったんです。“痩せていたから”ということだけが理由ではないと思います。ぽっちゃり店なので、当然かなりふっくらしていて人気の先輩もいましたから。

スタッフになって他の人気キャストさんを見る内に気づいたのは、「私もちゃんとしていたんだろうな」ということ。5年間病院の窓口にいた経験があったので、まず言葉遣いや接客のマナーというのは、自然に身に付いていました。

そしてそれだけではなくて、職場が病院からホテルなどの個室に代わっただけで、お客様はお客様。もっと言えば、医療事務だろうとデリヘルキャストだろうと、“仕事は仕事”ですよね。私は他に勤めた経験もなかったので、真面目に仕事に取り組むのは普通のことでした。

「あの子感じ良いよ。一生懸命だよ」

スタッフからお客様の評判を聞くとやっぱり嬉しくて。「もっと頑張ろう」と励みにもなりました。“なんとなく”で業界入りした私が人気キャストになれたのは、本当に“仕事だから頑張っただけ”だと思っています。とにかく“こんなものでいいだろう”という働き方はしなかったということ。

努力しているのに伸び悩んでいるキャストさんにも、基本的にはこんな風に話すようにしています。

「焦らなくて良いよ。その調子で“真面目に”やっていれば、きっとあなたの良さが、お客様に伝わるから」

“お手伝い”⇒オーナーとして独立。なぜそんなことが起きたのか

ただこの“仕事なので頑張っちゃう”というのもときには考えもので(笑)。スタッフを引き受けたのは、当時の店長に「ちょっとだけ内勤手伝ってよ」と引き留められたのが初めなんです。

半年キャストをして十分稼いだので、卒業しようと思っていたんですね。求人サイトに登録して、医療事務も含めて次の仕事を探し始めてもいました。

「転職活動しながらで良いから」

「まあそこまで言ってくれるなら」という感じで、2か月3か月とお店を手伝っていたんですが、でも少し前までは同じ立場だったキャストさん達が、目の前で頑張っている。そうするとどうしても、就活より『ちゃんこ』を優先しちゃうんですよね。バタバタ業務をこなしている内に、また半年が過ぎて……。

「相沢さん、店長やってくれないかな。新店見てるから手が回らないんだ」
「えー?!」

「ムリです!」って言いながら、最後は引き受けてしまったんですね。実際ウソじゃなくて店長は忙しそうに出たり入ったりしているし、「今自分がいなくなったら、ここにいる子達はどうなっちゃうんだろう?」と思ったら、みんなのためにも、もう少しだけ続けてみようかなって。

その“もう少し”が今や5年ですから(笑)。いつのまにか私は店長どころか、この8月には独立して、オーナーも兼ねるようになりました。ここは自分のお店なんです。

“女なんかに”。負けたくなかった。そして支えてくれたのは……

結局『ちゃんこ』の雰囲気が良かったのもありますし、仕事をしている内に楽しくなったのもあります。あとは何と言っても、最初は悔しさが原動力になりました。

「女性店長は売上が良くない」
「女なんかに店長が務まるわけがない」

今は女性オーナーも店長も増えましたけど、5年前はスタッフにも女の子は少なくて、一部にはそんな風に陰口を叩く方もいたんですよね。頭に来てトイレで泣いちゃったこともあるぐらい(笑)。

そんな時支えになってくれたのは、誰でもない、キャストさん達でした。

「女性が店長さんなんですか?……ホッとしました。私業界初めてで」
「男性のスタッフさんに言えないことでも、相沢さんには言えるから助かる」
「卒業まで頑張れたのは、相沢さんのおかげ。いてくれて良かった」

それこそ「そんなこと言われたら嬉しくて泣いちゃう」と思うようなことも、たくさんありました(笑)。女性であるということも、キャストだったということも、店長という仕事にはすごく活きたと思います。キャストさん達はみんな歓迎してくれて。

それにこの世界は“結果”が全てですから。売上が付いて来れば、誰も陰口なんか叩かなくなります。その意味では“頑張り甲斐”もあって、だからこそ後に「独立も良いな」と思えたんですよね。

“相手を見る”が大事。店長になってから欠かさず続けていること

これは男性か女性かということに関係なく、スタッフの頑張りどころの一番は、キャストさんとの接し方だと思います。実際ここでつまずいちゃう方もいるみたいですけど、大切なのは“相手をよく見る。見る機会をちゃんとつくる”ということじゃないかなと。

例えば、“借りたお金がある”ということでこのお仕事をしている方は、“決めた額を稼いでさっさと卒業する”というのが目標になるわけですよね。

でも慣れているわけじゃないから、当然いつも平坦な日々というわけにはいきません。些細なきかっけで休みがちになったり、服や雰囲気で荒れているのが伝わったり。

「大丈夫? その調子で目標月までに卒業できそうかな」

聞くとちょっと無理をしすぎちゃって、それで疲れていたりということもあるんですよね。「じゃあ」って少し2人で話し合って、「もう一月二月卒業を伸ばしてみようか」と。

心が壊れちゃうのはゼッタイ良くないですから。勤務日数を減らした分、待機の時間を少なくする方法を一緒に考えたり……。『写メ日記』を工夫したりだとか、できることも意外にあるものなんです。

逆に“専業”でお仕事を頑張っている方もいますよね。今私がオーナーをしているお店は、そういうキャストさんの方が多いんです。

この場合のポイントは、“いかに日々を気持ち良く過ごしてもらうか”。当たり前ですけど、色んなお客様がいます。ベテランの方だって、ときには落ち込んだりもしますから。コミュニケーションはここでも大切です。

「おつかれさまです。ありがとうございました。今日は1日どうでしたか?」

実は私、お仕事上がりのキャストさん1人ひとりに、必ずこう聞くようにしているんです。店長になってから、欠かさずに続けています。

経験したからこそキャストの気持ちになれる。自分の大きな財産

風俗に限らず、いつかは自分発のお店も出してみたいと思っています。人妻店かもしれないし、メンズエステかもしれないし、飲食かもしれないですね。まだ全然わかりません。相変わらず“なんとなく”です(笑)。

でもそんな私でも、こうしてオーナーとして、自分のお店を構えられるんだというのは、知っておいてほしいんです。

特に「キャストの後どうしよう」と考えている方もいると思うんですよね。私だってそうでしたから。

たぶんキャストという仕事に真面目に取り組んだ方なら、店長もオーナーもできると思います。送迎ドライバーさんの様子や、電話を取るスタッフさんの仕事ぶりも、なんとなくでも見ているだろうから、業務の大まかな流れはわかるだろうし……。

それにイヤなスタッフと良いスタッフの判断も付くじゃないですか(笑)。私も自分がされて不快だったことは、決してしませんでした。

何より自分が経験したからこそ、キャストさんの気持ちになれる。これはすごく大きいはずだし、実際私の財産だと思っています。

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

「私で良いんですか? ほんとになんとなくで来ちゃったんですけど……」

そう語る相沢さんでしたが、業界入りとお立場はなんとなくでも、仕事ぶりは“きっちり”という方でした。キャスト時代に努力した方だからこそ、オーナーとしてもご成功されているのでしょう。言い換えれば、職種はなんであろうと仕事にきちんと向き合った方は、この世界でだって成功できる。そういうことなのかもしれません。

相沢さん、3年後5年後はまた全然違う立場になっていそうですね。再びインタビューできる日を、楽しみにしています。

プロフィール

ちゃんこFCグループ(関西地区本部)

相沢ももこ

総合職(店長・幹部候補)

(前職:医療事務 ⇒ キャスト)

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