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バースデイ(有限会社 イーグル観光)【一般職(内勤・スタッフ)】桑田聡さんのインタビュー記事

バースデイ(有限会社 イーグル観光)

2020年入社

桑田聡 (45歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:畳職人

2021.8.10

コロナ禍に訪れた転職の機会。働きやすい職場だからこそ、早くみんなに貢献したい

この記事のポイント!

  • 44歳という年齢で、未経験でも高給与と考えた時
  • 1つひとつ丁寧な指導。“未経験応募OK”が、可能な理由
  • 「まだまだこれから」。そう思える環境が嬉しい

畳職人として20数年。業界の衰退に、コロナが追い打ち

前職は畳職人です。父も祖父も同じ仕事をしていて、自分もその背中を見て育ったんです。18歳で大手のディスカウントショップで働き始めたんですが、それもいずれ家業を継ぐための“修行”という位置づけでした。

ところが勤めてみると、外の世界に飛び出せたのが嬉しかったのか、とてもおもしろくて。何と半年で店長になれちゃったんですね(笑)。23歳で正式に父の跡を継ぐまで、まあ楽しくやらせていただいていました。

その後最初は自分の畳店を切り盛りして、建物の老朽化と規模の面での限界を感じてからは、職人として企業に雇用されという感じですね。形は変われどずっと“畳”に携ってきて。

ただご想像がつくでしょうけど、畳のない家は増える一方です。また落語にもあるように、かつては「新年を新しい畳で迎える」というお宅もあったほどですけど、今は職人が部屋に入るのを嫌う方も多くて、張り替えの需要も減っていったんですね。

そして最後、昨年コロナが業界に追い打ちを掛けました。上司から人員整理の話が出て……。でも僕も遅かれ早かれとは思っていたので、職を失ったショックはそれほでもなかったんです。

「これから何をして食べていこう」

感じたのはそれだけでした。

44歳という年齢で、未経験でも高給与と考えた時

僕にとって幸いだったのは、友人が先にこの『バースデイ』で働いていたこと(笑)。僕の苦境を知って「働いてみないか」と誘ってくれたんです。

僕も20年以上前とは言え、サービス業に携って店長までやりました。接客は好きでしたし、後は給与ですよね。44歳という年齢で、未経験でもある程度の収入が欲しいとなった時に、この業界はやはり魅力でした。

「やる気だけですよ。それがあるなら経験なんて関係ありません。ぜひウチにいらしてください」

この近くの喫茶店で、社長自らご面接頂いたんですが、きっぱりこう言われたことも励みになりました。

「よし、やろう」

ちょうど1年前ですか。こちらにお世話になることを決めたんです。

1つひとつ丁寧な指導。“未経験応募OK”が、可能な理由

社長が「大丈夫」と仰った意味は、入社後すぐにわかりました。ここでは皆さんが、業務を1つひとつ丁寧に教えてくださるんです。“いきなり接客”なんてことはありません。

初日から2日間は清掃や備品の管理ぐらいが主な仕事。後はとにかく「みんなの様子を見ていて」と。「いらっしゃいませ」のご挨拶以外は、先輩の接客ぶりや電話を取る様子、キャストさんへの接し方を眺めて、何か疑問があれば聞き、メモを取る感じです。もちろん都度都度で先輩も解説してくれて。

3日目からはホールでの業務に携わるようになりました。お預かりした車を駐車場まで回したり、待合室のお客様を、時間が来たらお部屋へご案内したりですね。

結局「いよいよフロントに立つ」となったのは、半年目ぐらいからなんですよ。“まず全体をきちんと把握できてから”ということなんですね。電話やWebでご予約を確認したり、お見えになったお客様に、パネルからキャストさんをご紹介する業務が始まりました。

これで「覚えられない」では、皆さんに怒られます(笑)。おかげで1年経った今では、一通りの業務ができるようになりました。“未経験可”、ウチは本当です。この僕こそが証人です(笑)。

「まだまだこれから」。そう思える環境が嬉しい

キャストさんのシフトを管理したり、ご面接したりという仕事はまだできていないんですが、それでも彼女達の“プロ意識”というのは強く感じます。日頃の僕達への立ち居振る舞いもそうですけど、特にお客様をお通しした時の、聞こえてくる話しぶりとかですね。

やっぱり人気のキャストさんは言葉遣いも柔らかですし、何と言うのかな、“相手の欲しい言葉”を見つけるのが、すごく上手だなと思います。「追いつく」という言い方はあれですけど、この仕事はキャストさんありきですから、もっと彼女達の役に立ちたいという思いは強いですね。

まだまだ同時に複数の業務が重なると慌てちゃうところもあるので(笑)、手際良くというのが当面の目標です。そうすればきっと任される仕事も増えるでしょうし、“頑張れば頑張っただけ”という世界なので、ポストも給与も後から付いてくると思うんですね。

思えば、コロナ前から自分には不安のようなものがありました。衰退する業界にいて「この先どうなるのか」という思いが、ずっと頭にあった気がするんです。

それに比べて、今はのびのび働けていますよね。40代でもこうして再スタートができて、しかも安定した収入が得られて、夢まで抱ける。「これからだ」と思える環境が、本当にありがたいです。

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

“仕事が好きでガマン強い方”というのは、20数年の職人経験とお話しぶりから、すぐにわかりました。だからこそ、新しい世界でも「やろう」と飛び込むことができ、周りの皆様も「頑張りを支えよう」と思えるのでしょう。実は僕も、同じ40代。これからも断然応援しちゃいます!

プロフィール

バースデイ(有限会社 イーグル観光)

桑田聡

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:畳職人)

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