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風俗業界への転職を選択した彼らのジンセイ再生の秘訣に迫ります。

総合職(店長・幹部候補)】保田遥人さんのインタビュー記事

2018年入社

保田遥人 (26歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:キャバクラ店員

2022.1.13

夜の世界に18歳から。なぜ「セクキャバはやりやすい」と感じ、転職後成功したのか

この記事のポイント!

  • セクキャバへの転職。「仕事がしやすい」と感じられた
  • “その場のサービス”に集中すれば良い。ある意味でわかりやすい
  • 順調に昇給。成果に“見返り”があるから、やりがいを持てる

芸人を目指して上京。キャバクラのボーイとの掛け持ち生活

佐賀で生まれ育ちました。小さい頃からお笑いが好きで、芸人になりたくて上京したんです。高校卒業後、18歳のことでした。

昼に養成所に通って芸を磨いて、しかしそれだけでは食べていけないからと、キャバクラでボーイを始めたんです。ただ掛け持ちは、1年続いたぐらいでしたね。

結局すべてが中途半端になっちゃったんですよ。明け方近くまで仕事をして、ときにはお客様のお酒にも付き合って。眠い中養成所に行ってもコンクールの準備をしても、ものにはなりませんよね。次第にお笑いの方はサボりがちになって……。

「どっち付かずでダメになっちゃうぐらいなら、ここで店長目指してみたら?」

そこの社長に誘われた時に、正直「なるほど、ありかな」と。東京に出てきて揉まれてみると、周りにお笑いのセンスがあるひとも、五万といましたしね。わりと素直に「この世界でやってみよう」と思えたんです。

セクキャバへの転職。「仕事がしやすい」と感じられた

そこで5年?ですかね。頑張った方だとは思います(笑)。1日15時間とか働いていましたから。

とは言え家に帰れないし、体はキツいしということで、次第に「ずっとは続けられないな」と。それに月給も額面40万円にプラス歩合給という形で、労働に見合っていませんでした。10代で拾ってもらった恩義もあって、かなり悩んだんですが、最終的に転職を決めたんです。

仕事は好きだったので、業界は変えませんでした。でも「どうせなら新しいチャレンジも」と、キャバクラ以外の業態を幾つか受けたんです。最終的にウチに決めたのは、住んでいた巣鴨に近かったのと、面接でお話を伺って、“セクキャバ”に魅力を感じたんですね。

フツーのキャバよりも、ある意味でやることがシンプル。覚えてしまえばスタッフも女の子も、仕事がしやすいという気がしました。入社後に自分が活躍する絵を描けたんです。

「業務はわかりました。十分やれると思います。それで、幾ら頂けるんですか?」

僕実は、相当大きな口を叩いたらしいんです(笑)。面接官が社長だって気づかなかったんですね。僕が受けた3年前には、ここはもうすでに大きなグループでしたから、いきなり会ってもらえるなんて、思いもよらなくて。

幸い社長はそこを「おもしろいやつだな」と感じてくれたみたいで(笑)、なんとか採用になりました。今思うと冷や汗ものですけどね。

“その場のサービス”に集中すれば良い。ある意味でわかりやすい

ただ逆に言うと、それくらい自信もあったんです。さっき少し触れましたけど、「キャバよりやりやすそうだぞ」と。

具体的に言えば、一般的なキャバクラの場合、どうしても女の子の側に“話芸”とか、お酒を飲む中でのお客様との駆け引きが必要になってくるわけですよね。

楽しい場をつくる+“また来ていただくために、何か期待感を持たせる”。お店によっては、業務時間外に外でデートするようなこともあります。かつて僕のいたお店は、女の子同士のお客様の取り合いやいざこざなんかも結構あって……。

一方でこちらでは、もともとお客様は容姿とサービスを目当てに訪れます。例えばフリーで訪れたお客様には、通常4回転と言って、40分の間に10分交代で4人の女の子が付きます。ここでの“合う合わない”で、お気に入れば次から指名があるという感じですね。

要は、話芸や駆け引きという曖昧で個人差のあるものじゃなくて、その場のサービスに集中すれば良い。ある意味ですごくわかりやすい世界だし、当たり前にやれば稼げもします。スタッフも女の子にアドバイスしやすいんです。

これに加えてウチは、ノウハウがきちんと蓄積されているので、ネットからの集客にも長けています。いわゆる『写メ日記』なんかのツールも、有効に使えていて。

実際某営業サイトのセクキャバ部門で、『学園祭』の子がアクセスランキング1位だったりするんですよ。「あの子みたいにやってみて」と新人の子に言えるのは、大きな強みですよね。

順調に昇給。成果に“見返り”があるから、やりがいを持てる

そしてこの3年を振り返ると、気持ちの面でも今までで一番働きやすいと感じられています。“やりがい”の部分ですよね。成果を出せば認められて、見返りとして昇給する環境なんです。

僕の時だと、確か試用期間は額面で月給30万円でしたかね。スタッフで35万円、その後3か月して主任で36万5,000円、10か月目に副店長で40万円、1年で店長にしていただけました。現在月給は45万円というところですね。

ここに主任からは歩合給と大入手当が付くので、月に60~70万円というのが、今の僕の収入です。コロナが落ち着けば更に売上も伸ばせるでしょうし、新店計画もありますからね。先々はエリアマネージャーを目指して、もっともっと稼ぎたいと思っています。

考えてみると、以前はこんな風に思えもしなかったんですよ。時間と業務に追われるだけという感じでした。その意味であの時転職して良かったと思うし、ちょっともう他には移れません(笑)。

(インタビュー:松坂治良)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

「ウチは女の子が勝手に頑張ってくれるんで」と保田さん。ただ松坂の「すごく話しやすかった」という感想を聞くと、頑張ろうと思わせる“場づくり”に長けている方なのかなと感じます。周りを楽しませようという芸人気質が、店長としてのお仕事に活かされているのでしょう。またぜひお話を伺わせてください。

プロフィール

保田遥人

総合職(店長・幹部候補)

(前職:キャバクラ店員)