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総合職(店長・幹部候補)】阿部伸博さんのインタビュー記事

2016年入社

阿部伸博 (35歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:営業職

2021.8.1

職を失い上京。そんな自分でも今、店長として成功。他の方にできない理由はない

この記事のポイント!

  • “ゼロから”のスタート。それでも1年もすれば、全体を見られる
  • 女の子をマネジメントできるか不安。だからこそ本人に聞く
  • 「今度飲みに」。スタッフが誘われるほど、地元に根付いている

「家族のために」。昔の先輩の縁で、東京に。スタッフとなる

この仕事を始めたのは28歳の時。もう7年も前になります。

当時は北海道にいて、ちょうど職を失っていました。昔の職場の先輩が、それをすごく心配してくれて。2人いる子供ももう10歳と7歳でしたからね。大丈夫かと。

……そう(笑)、その先輩がここの社長なんです。

「イチからやりなおす気があるなら、東京のウチの店で働かないか?」

僕からしたら願ったり叶ったりですよね。妻も「お世話になれるならぜひ」と言ってくれて。

「とにかく家族のために」

上京する時は、その気持ちだけでした。

“ゼロから”のスタート。それでも1年もすれば、全体を見られる

業務の習得はもうほんとに、イチからというか、ゼロからですよね。

営業前の掃除から始まって、テーブルのセッティング。店がオープンすれば受付でお客様の応対をして、席にご案内します。その後お酒をおつくりして、女の子のお好みやご指名を伺ってという感じですね。閉店後は後片付けをして……。

全く未経験の業界でしたけど、1、2か月で一通りのことはわかるようになりました。お読みになっている方も気づくと思うんですけど、この中に難しいことってないでしょう?

流れさえ掴んでしまえば、後は笑顔で乗り切れます(笑)。フロア全体に目を配って、臨機応変に女の子を各テーブルに移動させてというのも、1年経たずにできるようになって。

ただお酒のつくりかたはちょっと、慣れていない方や飲まない方は最初戸惑うのかな?

以前入ったばかりの後輩に、それくらいはわかるだろうと思って「ウーロンハイおつくりして」と頼んだら、ウイスキーを割ろうとしていたことがあって(笑)。「あ、そうか。わかんないひとは全然わかんないんだな」と反省したことはあります。でもそれも、覚えてしまえば済むことですからね。

女の子をマネジメントできるか不安。だからこそ本人に聞く

女の子のシフト管理やマネジメントにも、特に苦労した記憶はなくて。と言うか、それまでこんな風に女の子と接する機会はなかったですから、僕はまず先に、“どうしたら苦労せずに済むか”というのを考えたんですね。

例えば業務に慣れてくると、スタッフは何人か担当として女の子を任せられます。その時聞いちゃうんですね。

「先輩と比べてどう? やりづらいとこない?」

僕も初めてなので、これは必ずあります。覚えているだけでも、「もう少しマメに話しかけて」とか「何かムスッとされていると怒ってるのかと思う」とか(笑)。彼女達も自分が気持ち良く仕事をするためでもあるんで、教えてくれますよ。

あと、担当外でも親しくなる子、自分と合っていて話しやすい子というのは必ず1人か2人いるものなので、その子達にもよく聞きました。「何か見てて気になる?」って。

「あの子にああいう言い方しない方が良いよ」

ウチはそれこそ18歳の学生さんから30代の主婦の方までがいるお店なので、たぶんベテランのお姉さんには色んなものが見えるんですよね。振り返ると、僕が一番仕事を学んだのは、お店の女の子という気がします。おかげで2年で店長になれましたから。

「今度飲みに」。スタッフが誘われるほど、地元に根付いている

おかげさまでここは、前身のお店時代から数えると、もう10年近く営業させてもらっているんですよね。地元の方の支えというのは大きくて、長年の常連というお客様も、何人かいらっしゃいます。

「阿部さん今度飲みに行きましょうよ」

やはりこの辺りは下町ならではなんでしょうかね。女の子口説けば良いのに(笑)、僕がこんな風に誘われることもあって。もちろん行きますよ。こんなおじさんと話したい飲みたいなんて、ありがたいじゃないですか。むしろ「やっていて良かったな」と思うぐらいです。

難しいことはない。僕でもやれたんだから、他の方だって

27歳で未経験で始めた僕でも、もう店長として5年ですからね。さっきも言いましたけど、この仕事に難しいということはないので、やる気さえあれば、どなたでも上に行ける環境だと思います。

完全に一店舗任せられるのに僕は2年掛かりましたけど、お若い方なら吸収力もあるだろうし、もっと早く出世できると思いますよ。大入手当とか報奨金もあるので、頑張り甲斐もありますしね。

それに社長は良い場所があれば、いつでも新規出店したいと考えています。つまり空きポストは常にあるんですね。支援制度があるから、独立だって目指せるし……。

確かに初めてのことというのは、何でも不安だと思います。でも失職した地方出身者が、ここまでやれているんですから(笑)。他の人に成功できない理由はない。僕は本気でそう思っていますよ。

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

“業務で女の子に接した経験がないから、女の子自身に接し方を聞く”というのは、発想だなと感じます。この柔軟さと仕事に向き合う姿勢があるからこそ、周りの方も阿部さんを盛り立てて、今日のご成功があるのでしょう。また、竹ノ塚という“土地柄”も感じた取材でした。

プロフィール

阿部伸博

総合職(店長・幹部候補)

(前職:営業職)

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