【総合職(店長・幹部候補)】柴田恭伸さんのインタビュー記事
2021年入社
柴田恭伸 (26歳)
総合職(店長・幹部候補)
前職:オペレーター
2022.5.30
半年で、手取り月給53万円?! アキバのコンカフェで、高収入を手にした26歳のリアル
この記事のポイント!
- お店も自分もゼロから。コンカフェなら生まれ変われる気がした
- どんな“マーメイドキャラ”なら楽しめるのかを、共に考える
- 「店長が夢」なんてセコいこと言わずに、いつかは独立したい
オペレーター ⇒ デリヘル。20代前半は、どこにも定着できず
高校を出てからしばらくは、フリーターみたいな感じでした。
ただ20歳を迎える頃になると、「さすがに定職に就かないとな」と思うようになって。同時にオフィスワークに憧れていたのもあって、冠婚葬祭会社に就職したんです。お問い合わせ担当のオぺーレーターをしました。
ところが給与が低かったんですよ。朝の9:00から遅い時には21:00まで勤務しているのに、割に合わないなと。これでは夢も持てないと思って、結局1年で辞めてしまったんです。
その後は憧れもあって1年ほどバーテンをしたんですが、ここでもやはり、収入面で将来を描けずに退職。「それなら」と高給を目指してホテヘル⇒デリヘルと渡り歩いたものの、閉塞感が強かったり、経営者が変わって急に13万円も月給を下げられたりで、結局定着はできなかったんです。
良いお店の噂もたくさん聞くので、きっと僕の探し方が悪かったんでしょうね(笑)。
お店も自分もゼロから。コンカフェなら生まれ変われる気がした
そんな僕がこのグループに応募したのは、単純に好奇心からですね。これはべつに嘘じゃなくて、実は『FENIX JOB』さんの広告からなんですよ(笑)。
「コンカフェかあ。そういう道もあるんだ。楽しそうだな」
さっき閉塞感と言いましたけど、「できあがったお店や企業だったせいかな」とも少し思ったんですね。年配の先輩がいて建物にも年季が入っていて、人の上下関係が厳しくて、みたいな。
コンカフェならまだ誕生して日が浅い。自分もゼロだしお店もゼロだしみたいな感じで、人生をやり直せる気がしたんです。
実際働いてみると、その通りというか、振り返れば毎日無我夢中でしたね。最初はTwitterやWebサイトの更新からでした。その作業を通して、事業の内容や、それこそお店のコンセプト、女の子を知るという形です。
やがて備品の補充なんかを覚えて、電話とフロントとでお客様の応対をして……。何より女の子とのコミュニケーションですよね。稼ぎたい額を聞いて出勤を促して、その子の“ウリ”を一緒に考えて、と。
ここさえしっかりできれば、後は特にないと言えばないんですよ。掃除とセッティングは専門のスタッフがいますし、お酒だって料理だって、女の子が運んでくれますから。
コミュニケーションの第一は、フロアの女の子への目配り
今女の子の在籍が……35人かな? 出勤が10~15人ですね。今言ったコミュニケーションというところで、スタッフに必要なのはまず、目配りだと思います。
例えばフロアを覗いた時に、ちょっとお客様の酔い方が良くなくて「女の子が困っているな」と思ったら、さっと別の子に変わってもらう。酔い客をあしらうのが上手な子、一緒に楽しみつつ話の矛先を逸らせる子というのもいますからね。ときには自分も入って、冗談の1つも言って間を空けてみたり。
で、困ってしまった女の子の方には、表情を見て「大丈夫?」と声を掛けます。平気そうなら別の席に付いてもらうし、「厳しそうだな」という時には、一旦待機室に下がってもらって。
この点ウチには女性スタッフもいるので、ケアしやすいですよね。正直助けられています。
どんな“マーメイドキャラ”なら楽しめるのかを、共に考える
もう1つ大切なのは、プロデュースですね。わりと勘違いされるところなんですが、コンカフェって“かわいい子じゃなきゃダメ”ということもないんですよ。それはランキングを見てもわかりますよね。決して“容姿順”ということはありません。
さっき“その子のウリ”という言い方をしましたけど、愛嬌のある子、愚痴にうんうんと頷ける子、お酒が強くて陽気に盛り上がれる子、恋人接客ができる子などなど、1人ひとりに個性はあって、そこを伸ばせばほぼ必ず、お客様のご指名を得られるようになるんです。
何というか、女の子にもよく言うんです。「万人受けはしなくていいよ」と。そりゃ受けた方がいいんでしょうけど(笑)、そこを目指すと疲れちゃうじゃないですか。なので“自分が目指せる方向”と言えばいいですかね。それを見つけて磨くようにアドバイスしています。
もともと『Mermaid』のコンセプトは、“海の中のCafe&Bar ”。女の子はここに興味を持って入店してきてくれているので、かわいいメイド服を着て、マーメイドに変身してということに、最初からワクワクみたいなものはあるわけです。
その上で、いかに“なりきるか”が人気キャストさんへの道だし、自分が楽しめるか楽しめないかの分かれ道でもあるのかなと。だからこそ、一緒に“どんなマーメイドキャラならなりきりやすいか”を、考えてあげるのが僕らの仕事だと思うんです。
めちゃくちゃやりがいありますよ(笑)。芸能プロダクションのマネージャーさんや社長さんて、こんな気分なんじゃないですかね。
「店長が夢」なんてセコいこと言わずに、いつかは独立したい
こうして個々の女の子の魅力ややる気を引き出す努力をしている内に、お店の売上もぐんぐん伸びて。今では僕も主任です。上がいるわけではないので、実質店長ですね。
まだ売上目標額に届かずで、店長という肩書は頂けていないんですが……。何とか6月辺り、次にお会いする時までには(笑)、到達していたいなと。
出世が早いのはありがたいです。ほんとに結果次第なので、昨年の10月半ばに入社して、今年の4月には主任。給与も最初は額面月給20万円ぐらいだったのが、今や基本給に業績給なんかも合わせると、額面60万円。手取りでも52、3万円です。26歳のリアルな数字にしては、悪くないですよね(笑)。
なので「店長になってもっともらおう」なんてセコいこと言わずに、いつかは独立したいと思っているんです。グループにはフランチャイズ制度もあって、社長にも「いいじゃないか。応援するよ」と言っていただけて。
コンカフェ業界自体、まだまだこれからですよ。僕らが先頭を走るぐらいの気持ちで、頑張っていきたいですね。
取材後記
プロフィール
柴田恭伸
総合職(店長・幹部候補)
(前職:オペレーター)