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総合職(店長・幹部候補)】吉村辰海さんのインタビュー記事

2022年入社

吉村辰海 (32歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:アパレルスタッフ

2022.12.26

ホームレスからの大逆転人生。安定も成功もくれたお店だからこそ、売上で応えたい

この記事のポイント!

  • 「ウチで働かないか」 親切な同い年の正体は、なんと……
  • “キャストさん個々に力を付けさせる” 大人気店の戦略と理由
  • 社会保険完備。週休2日で働きやすく、月給も今や45万円

複雑な家庭環境。学校も中退。ハマってしまったギャンブル

職歴、と聞かれると困るところもあって。ウチに来るまでは結構フラフラしていたんですよね。

そもそも家庭環境が複雑で、もう14歳の頃には親と暮らしていなかったんですよ。親戚の家を転々として、当然のようにグレてしまって。

高校もその後に通った美容系の専門学校も中退。やがて地元宮城でホストをして、アパレルショップで働いて……。上京したのは19歳の時でしたかね。同様にアパレルの仕事をしたり、キャバクラやソープランドのボーイ、デリヘルのスタッフをしたりしていました。

実はホームレスをしたこともあるんです。1千万円の借金を抱えて、どうにもならなくなっちゃって。原因?(笑) ギャンブルです。パチンコ、競馬、競輪に競艇。もうフルコースですよ。病気ですね、病気。

「ウチで働かないか」 親切な同い年の正体は、なんと……

ちょうどその頃です。上野公園のベンチでぼんやりしていたら、明け方に声を掛けられて。僕の方ではきっと、自分の暮らしが心細かったんでしょうね。受け答えから会話が始まったんですが、その男性と同い年なのに驚きました。

相手は相手で、こちらが宿無しだと知ったら、めちゃくちゃびっくりした顔するんですよ(笑)。

その後ずいぶん親切にしてくれました。自分のマンションに連れて行ってくれて、風呂に入れてくれて、食事まで出してくれて……。何食べたのか覚えていないぐらいウマかったです(笑)。ありがたかったですね。

で、しばらくしたら、「僕と同い年で、そんな暮らししてなくても良いじゃないか」と言われたんです。更に「ウチで働かないか」と。

「どこかに紹介してくれるのかな?」と思ったら、何とこの人が『Chloe』の社長さんでした(笑)。話の流れで僕に業界経験があるのを知って、お互いに何度目かわからないぐらいのびっくりですよ(笑)。

こんなことがあるんですね。ご縁としか言いようがありません。

“キャストさん個々に力を付けさせる” 大人気店の戦略と理由

職場にはすぐ溶け込めました。お店が忙しい時期だったので、経験者の自分は歓迎されたんです。何より社長と同じように、先輩も皆さんすごく親切で。社風と言えば良いですかね。やはりトップの考えって、従業員に反映されるんだと思います。

おかげさまで『Chloe』は多くのお客様からのご愛顧を頂いていますが、先輩の様子を見ていて、その理由は“キャストさん個々に力を付けさせる”を、徹底してきたからだと感じます。

メディア面で言えば、『写メ日記』をしっかり更新してもらう。今や画像のレタッチは当たり前という世の中ですから、ホームページの写真より、キャストさんがプライベートで撮った写真を日記に上げた方が、お客様からも信用されやすいんですね。

会員だけの“限定公開”とすればプレミア感も出ますし、サービス後に“お礼日記”を書けば、特別感も生まれます。アップすればするだけ、キャストさんとお店がサイトの上位に来る回数も増えますから、アクセス数だって上がるんです。

当然“おもてなし力”の向上も大切です。お客様のアンケート結果はすぐにキャストさんと共有。反省点があれば直し、良い面は伸ばしというのを繰り返して、1人ひとりに実力を磨いてもらっています。

社会保険完備。週休2日で働きやすく、月給も今や45万円

稼ぎたいのはみんな一緒ですよね。なので大概のキャストさんは、しっかりやってくれますよ。むしろ「ああしようこうしよう」とコミュニケーションを取る方が、「あ。しっかりやってくれてる」と信頼されます。現に1日に60人ものキャストさんが出勤してくれているんです。

成果にはしっかり応えてくれる会社なので、働き甲斐もすごくありますよ。今の僕で言えば、月給は平均で45万円ぐらい。おかげさまでしっかり借金は返せました(笑)。制度面でも社会保険は完備、休みは週に2日。今までで一番です。

“この先”となると、もうちょっと企画力を付けたいですね。

イベントにしてもWeb広告の打ち出し方にしても、先輩達を見ていると、僕はまだまだ発想力が足りないなと感じます。日々の業務はそう難しくはないですから、勉強する時間もいっぱいあるんですね。自分も早く新店を計画できるぐらいになりたいなと……。

店長になれば自分の給与だってもっと上がるし、大きな売上で応えられれば、あの時見ず知らずの僕を雇ってくれた社長への恩返しにもなると思うんです。

僕もこんなこと言えるようになったんですね(笑)。ホームレスだった頃を思えば、ウソみたいな話ですよ。人生逆転の機会をくれた『Chloe』には、今も感謝の気持ちでいっぱいです。

(インタビュー:松坂治良)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

まさに“ゼロから”で、再出発。環境に恵まれて成功を手にしたからこそ、「まだまだこれから」と思えるのでしょう。店長となった暁には、またぜひインタビューさせてください。その日を心待ちにしています。

プロフィール

吉村辰海

総合職(店長・幹部候補)

(前職:アパレルスタッフ)

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