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総合職(店長・幹部候補)】佐伯大輔さんのインタビュー記事

2018年入社

佐伯大輔 (40歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:営業職(人材派遣)

2022.12.11

仕事への“本気度”の変化。人間関係への感謝。新店を任された今、売上で応えたい

この記事のポイント!

  • “本当に”コミュニケーションになっているか。上っ面ではないか
  • 目配り気配りは結果に繋がり、やがて新店の責任者に抜擢された
  • 病気⇒職場復帰。厚いサポートを受けたからこそ、売上で応える

女の子の卒業に涙する先輩。そこまでの思いで働けているか

お久しぶりです。前回インタビューを受けたのが……2019年? そうか。もうそんなになるんですね。早いものです。

当時は確か、系列店から池袋の本店に戻ってきた頃ですよね。それから今日までを振り返ると、本当に学びの日々だったなと思います。

一番は仕事への“本気度”ですね。それまでも一生懸命やっていたつもりではあったんですが(笑)、結局は“自分なりに”という以上のものではなかった。ある女の子の卒業の時に、それを痛感したんです。

「元気で頑張って。いつでも応援してるから」
「ありがとうございます」

挨拶を交わす声が聞こえた後、パソコンのモニタに向かう店長を見たら、涙ぐんでいるんですよ。周りのスタッフも唇を噛んでいたり、しんみりしたりという感じで、思いを共有しているように見えました。これが僕にはすごく驚きだったんです。

どういう感情で店長が目に涙を浮かべていたのかはわかりません。「もっとああしてあげれば良かった」かもしれないし、自分を責めていたのかもしれない。単純に「目標額達成おめでとう! よくやりきった」かもしれません。

ただとにかく、僕はこの時まで、そこまでの気持ちで女の子に接したことはなかったんですね。仕事は仕事、もっと言うと、与えられた業務をこなしていればそれで良い。そんな働き方でしかなかったと気づいたんです。

“本当に”コミュニケーションになっているか。上っ面ではないか

「だからか」と思いました。何と言うか、自分に対して女の子が本音を言ってくれない気がしていたんですね。何を言ってもやっても表面上の繋がりにしかならなくて、女の子が稼ぐ後押しをできずにいたんです。アドバイスしようにも、なんとなくお互いに壁を感じていたというか。

それは僕の問題だったんだなと。たぶんそれまでのコミュニケーションは、マニュアル通りの上っ面でしかなかったんですよね。

例えばオフィスに入ってきた女の子に「おはようございます」と挨拶はする。でもモニタから顔を上げないとか、「はーい」と返事だけするとか。彼女達から相談を受ければ答えはする。だけど自分から「どうですか?」と声を掛けには行かないとか……。

確かに今更ですよね(笑)。とは言え僕にとっては大きな気付きでした。実際今になると、この気付きがあるかどうかが、“出世できる人とできない人”の大きな分かれ目だと感じます。

目配り気配りは結果に繋がり、やがて新店の責任者に抜擢された

それからは意識して女の子に目配り気配りするようになりました。

「お疲れさまです。あ、爪変えました?」
「……めずらしく元気ないですね。心配事があったりしません?」
「〇〇さんの『写メ日記』、アクセスすごいことになってます!」

“それくらいのこと”と思われるかもしれないんですが(笑)、分け隔てなく1人ひとりの女の子すべてに、更に毎日続けるとなると、なかなかたいへんなんですよ(笑)。

そして結果はしっかり付いてきました。「佐伯さん」と向こうからも相談を受けるようになったし、やがてそれが彼女達の収入UP、お店の売上増に繋がるようになって。

また冒頭で“本気度”と言いましたけど、コミュニケーションだけではなく、業務のあらゆる面で、より手を抜かない働き方ができるようにもなりました。

「新宿に新店を出すんだ。佐伯君責任者やってみるか?」

遂にそう声を掛けられるまでになったのが、今年の11月のことです。成果にはしっかり応えて、チャレンジさせてくれるのがウチの良いところですよね。お店の立ち上げに関わるのは初めてのことなので、今は日々最高に充実しています。まずは新宿で1番のお店になりたいなと。

病気⇒職場復帰。厚いサポートを受けたからこそ、売上で応える

この3年は、あらためてグループの環境に感謝する日々でもありました。実は僕、一度心不全になりかかって、2か月お店を休んだんです。

しかも免疫力が落ちていたのか、復帰直後にコロナに罹って、更に3週間戦線離脱。厄年じゃないはずなんですが(笑)、散々でした。

「こんなに迷惑掛けられない」

正直辞めることも考えていたら、同僚や先輩の対応はまるで逆でした。入院直後から社長は毎日のように電話をくれたし、何とか職場復帰できてからも、みんな5時間も経つと「もう帰れ」と言ってくれて。

「オレらでフォローするから。まず治そうよ」

たくさんのサポートを受ける中で、反対に「辞めるわけにはいかない」と思うようになりました。“恩返し”と考えた時に、僕にできることって、働いて返す以外にないんですよね。

その意味でも、新宿店責任者への抜擢は、ありがたいことでした。池袋本店の売上を抜かすことが、社長と先輩がしてくれたことへの最大のお礼になるのかなと……。

ただこれ秘密なんですよ。池袋の『Kind Group』の売上ってほんとにハンパないので、みんなに「大きく出たねえ」って笑われちゃいますから(笑)。

心に秘めて、さっきも言いましたけど、まずは新宿でNo.1の座を勝ち取りたい。そのためにこそ、新人さんの力が必要なんです。

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

“成果には収入と立場”の社風と同時に、休職者への暖かさも印象的な取材でした。収入と環境の両方があれば、従業員も「頑張ろう」と思えますよね。『Kind Group』のブランド力もあって、オープン2か月の新宿店は絶好調とのこと。これからも目が離せません。

プロフィール

佐伯大輔

総合職(店長・幹部候補)

(前職:営業職(人材派遣))

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