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ラブリップ 川越店【総合職(店長・幹部候補)】朝倉章太さんのインタビュー記事

ラブリップ 川越店

2015年入社

朝倉章太 (35歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:保険代理店経営

2022.10.8

「やってみよう!」で大躍進を遂げたプチ高級店。成功はただ、あなたの気持ち次第

この記事のポイント!

  • ドライバー⇒正社員。“めちゃくちゃ”儲かっているお店だった
  • 手を抜かない。撮影の機材を揃え、プロのカメラマンに習った
  • 努力の結果、過去最高のアクセス。全盛期に追いついた売上

義父に託された保険代理店。資金繰りの悪化。悩んだ末に……

「潮時だよ。今しかない。辞めよう」

もう5年になります。僕は義父から託された保険代理店を経営していたんですが、どうにも資金繰りがうまく行かなくなって。

行政の側で、ちょうど火災保険やなんかの仕組みが変えられた時期だったんですね。契約時の収入が激減したことが、体力のない中小には打撃になりました。加えて更に、保険会社からのノルマはきつくなってくる一方で。先々を考え、悩んだ末に権利ごと店を人に譲ったんです。

「そんなのないよ。許さない」

でも妻からしたら、小さい頃からお父さんが支えてきた会社です。理屈では僕の言うことがわかっても、心が僕を許せなかったんでしょう。離婚することになりました。

……あれ?(笑) のっけから何か暗くないですか?  聞き手の松坂さんが深刻な顔してるから、僕引き摺られちゃったじゃないですか(笑)。

こうして事実だけ並べるとどん底みたいですけど、この時はこの時で、僕は「何とかなる」と思っていたんです。実際18歳で美容師の卵、19歳でホスト、20歳でカラオケ店の店長という感じで、それまでにも色々ありましたから。

へこたれずにいれば、何かの形で必ず道は開けたものです。人生も事業も、気の持ち方次第。僕の正直な実感です。

ドライバー⇒正社員。“めちゃくちゃ”儲かっているお店だった

現にこの時も僕は『ラブリップ』で正社員になることができました。実はそれ以前に、2年ほど副業でドライバーをしていたんですね。

「正式にウチで働けばいいじゃないか」

僕の窮状を知って、オーナーと店長がそう言ってくれたんです。僕も差し当たって行くところなんてないし(笑)、まあ良いかなと。当時お店は大人気でしたから、稼げるのもわかっていました。

繁盛していた要因はしごく単純です。誤解を恐れずに言えば、その頃このエリアにはまともなお店がなかったんですよ。

ホームページを作り込んで、ネット媒体は日々更新。キャストさんの写真もちゃんと準備して、プロフィール欄のテキストは考えて書き込む……。

東京の激戦区では当たり前のことが、川越では行われていなかった。僕らがちょっと普通にお店を運営するだけで、他店との差別化になったんです。

またサービス料金がリーズナブルなのも集客に繋がっていたし、何よりTwitterがウケて注目も浴びました。今思えば、全てが良い巡り合わせで回転していた気がします。

徐々に売上が落ち、コロナが追い打ちを掛ける。「辞めるか?」

でも本当は、良い時にこそ次の手を考えなきゃいけなかったんですね。Twitterはネタ切れでマンネリ化していったし、好評だった料金も、やがて“安かろう悪かろう”という印象に変わりました。収支がどんぶり勘定だったのもマズかったですね。色々なところにムダも多くて……。

徐々に売上が下がっていったところに、コロナが追い打ちを掛けたんです。

「どうする、朝倉。辞めるか? 残るか?」

オーナーに聞かれたのが2年前のことです。『ラブリップ』はそこまで追い詰められていました。

“プチ高級店”として再スタート。120分の価格を+7,000円UP

ところが僕は辞めなかった。むしろ店長を引き受けたんです(笑)。

「ぜんぶ自由にしてくれていい。オレは口を出さないから」

オーナーがここまで言ってくれたのが大きいですね。僕だってかつては経営者の端くれです。「やってできないことはない」という思いもありました。そう(笑)、先ほども言ったように、人生も事業も気の持ち方、何とかなるだろうと……。

保険と違って勝算もあったんですね。確かにコロナ禍で皆さんの財布の紐は固いかもしれない。でもお金って“あるところにはある”ものなんです。外出の自粛その他で、逆に貯蓄が増えている層もいるはずだと考えました。

なので、思い切ってサービス料金を上げたんです。120分の価格を+7,000円まで上げて、プチ高級店として再スタートを切りました。

「いいよ。やってみよう」。残ってくれた5人のキャストさん

とは言え最初はたいへんでしたけどね(笑)。ムリもないんです。ガラッと変わったわけだから。

料金が上がれば、お客様だってお店に期待します。キャストさんは自分を磨かなきゃいけないし、『写メ日記』だなんだで自己アピールもしていかないと、お店内での差別化だって図れません。80人いたキャストさんが、当初5人にまで減って。

でも振り返ると、今日があるのはこの5人のおかげなんですね。残ってくれたみんなが「朝倉さんの言ってることわかるよ」と励ましてくれました。

と言うのも、彼女達の側にも「ここはゆるいな。もう少し頑張れば稼げるのにな」という思いはあったみたいなんですね。でもお店の体制と雰囲気もあって、言い出せずにいた……。

“川越の激安店”ということで、十把一絡げにされることにも、少なからず抵抗があったと思うんです。プライドだってあるじゃないですか。

そしてこれは当然ですが、料金が上がるということは、彼女達の収入だって増える。だからお店が息を吹き返しさえすれば、ゼッタイに悪い話ではないはずなんですね。

「熱いね、朝倉さん(笑)。いいよ。やってみよう。私も頑張るよ」

手を抜かない。撮影の機材を揃え、プロのカメラマンに習った

それからの僕は、1つも手を抜かなかったですね。キャストさんへの目配り気配りは忘れませんでしたし、さっきも少し触れましたけど、各営業サイトのプロフィール欄は、キャッチも含めて練り上げたテキストにしました。本だってたくさん読んで。

他社がどんな風にしているのかサイトを回って勉強して、求人にも力を入れました。使えるコネクションもぜんぶ使ったし、下げられる頭ならいくらでも下げましたよ(笑)。

特に頑張ったのは写真です。時間の面でも効率の面でも「自社でできたら良いのにな」と思って、オフィス内に小さいながらもスタジオを作りました。カメラだけじゃなくて、照明もコメット社のたっかいのを用意して(笑)。

機材と場所だけ揃えたってしょうがないから、ウチが契約している全ネット媒体の責任者さんに会って、1時間ずつレクチャーも受けたんです。更にプロのカメラマンさん3人にお会いして、撮影を習いました。

もちろん宣材写真作りも本気の本気です。僕の仕事は今でも面接、撮影、宣材作成が9割ですよ。

「ちょっとカメラマンさん」

キャストさんに店長じゃなくて、こう呼ばれることもあるぐらいです(笑)。

努力の結果、過去最高のアクセス。全盛期に追いついた売上

でね、そうやって努力していれば、やっぱり結果って出るんです。全盛期から5,000も落ちていた『ラブリップ』へのサイトアクセスは、5月には過去最高を記録しました。5人だったキャストさんの在籍数も、かつての80人どころか250人にまで伸びて……。

肝心の売上も、僕が店長に就任して1年で損益分岐点を越えました。現在では1.5~1.8倍に増えて、こちらも全盛期に追いついたんです。あとは続けていくだけかなと。

一番の感謝は何と言ってもキャストさんですよね。中でも再スタート時の5人。まだいてくれているんです。

オーナーのことも忘れちゃいけません。だって僕、初め幾ら赤字出していたと思います? 月200万円ですよ(笑)。笑えない。「好きにやれ」と言いつつ、内心は気が気じゃなかったと思うんです。でも信じてくれた。今になって、自分がどれだけ恵まれていたかよくわかります。

明日にも新店を出せる資本力。あとはあなたの気持ち次第

最後にもう一度冒頭に戻ると、この業界こそ気持ち次第で何とかなるんです(笑)。今も「1つも手を抜かなかった」と言いましたけど、僕が行った中に、難しいこととか突飛なことって何もないでしょう? “やるかやらないか”という世界なんですよね。やれば勝てる。

なので「高収入が欲しい」とか「報われたい」とか「人生やり直したい」とか、そういう思いが本気なら、ここで必ず成功を手にできます。実際お店、残った5人のキャストさん、僕、付いてきてくれたスタッフ、みんなが稼げるようになったんだから。

この前入ってくれたスタッフもね、もう借金まみれだったんですよ。月に25万円も持っていかれちゃう。稼ぐしかなくてここに来て、3か月で月給40万円になりました。でもそれでも15万円しか手元には残らないですからね(笑)。とにかく何とかしてあげたい。

この彼に限りません。「成功したい」という方が来てくれたら、僕は本気で応援します。自分だってオーナーにそうしてもらったんだから。

資本金はあるので、ウチの“店長・幹部候補”は、ほんとのほんとに候補ですしね。本人にやる気と実力があって良い場所があったら、明日にでも新店を出せます。『川越ラブリップ』を『ラブリップグループ』に。後から振り返って、2022年がそういう年になると良いですね。

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

お話を伺って、“いつも最大限の努力をする方”と感じました。そして仰るように、前向きな気持ちが運を呼び込んできたのでしょう。お休みも働き方も相談に乗るということでしたが、せっかく裁量も大きい環境。「店長になりたい」という方にこそ、道が開ける職場だと思いました。

プロフィール

ラブリップ 川越店

朝倉章太

総合職(店長・幹部候補)

(前職:保険代理店経営)

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ラブリップ 川越店

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