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総合職(店長・幹部候補)】若松利樹さんのインタビュー記事

2018年入社

若松利樹 (21歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:自動車のライン工

2018.10.13

ネットカフェ難民から店長へスピード出世。目標は祖父母が住む島に家を建てたい

この記事のポイント!

  • ネットカフェ難民中、地元の友人から上京したいと電話が来た
  • 同居できる家を探した時にこの業界入りを決意
  • 3ヶ月で店長へ、30歳になったら島でのんびり暮らしたい

ネットカフェ難民時代、友人から来た電話がキッカケで風俗業界へ

地元は鹿児島です。就職が決まって半年前に上京してきました。寮完備の自動車工場でのライン工だったんですけど、仕事が単純作業の繰り返しでつまらなくて……。1週間くらいで辞めてしまったんです。

寮住まいだったので自動的に立ち退くことになりました。そこからは住む所がなくてネットカフェに泊まって暮らす、いわゆるネカフェ難民だったんですよ。

そんな時に地元の友達から電話が来て。「俺、俳優になりたい。東京に出て勝負したい」って相談をされたんです。友人からそんな相談を受けたら、手助けをしない訳にはいかないじゃないですか。

とりあえず寮完備・同居OKの職場に就職して住む所を確保しようかなと考えたんです。いくつか面接を受けて、ここにたどり着いたという感じですね。

東京の道がわからずGoogleマップで必死に勉強した

この業界には惹かれる所があったんです。実力主義ってイメージがあったのと、「なんか面白そう!」っていう軽い感じでした。

業界に怖いイメージはもちろんありました。でも、入ってみたら優しい方ばっかりでしたね。ナヨナヨに近い感じの先輩もいたりで(笑) いい意味で自分のイメージとギャップがありました。

ウチは派遣型のエステなんですけど、最初は電話対応業務からでした。とにかく慣れるためにミスしてもいいからバンバン電話を取って。そこから徐々にサイトの更新作業・女性キャストの管理などもろもろ任されるようになりました。

一番苦労したのは道関係ですね。地方出身なんで東京の土地感覚が全く無かったんですよ。

デリバリーする場所によって料金は変わりますし、送迎ドライバーへの指示も土地勘がないと上手く回せなくなるし。なのでずっとGoogleマップで東京周辺の道を見て勉強して追いつきましたね。休日は実際に車で走ってみたりもして。

そうやってる内に点と点が線になったというか、東京の土地勘を持てるようになったんです。

3ヶ月で店長を任されることに

それで3ヶ月目には店長に任命されました。

すごく早いですよね。「え、もう?」ってビックリしましたよ(笑) ウチは社長が社員の仕事をちゃんと見てくれているのでステップアップが早いんです。実際お給料もどんどん上がっていきましたし。やれって言われたら期待には応えたいんですよ。

店長になってから変わったことですか? いや……それまで特に変わってないですね。業務は全て理解していたので、スッと入っていけたんじゃないですかね?

働いてからも大失敗みたいな事は起こしてないんです。周りのスタッフがちゃんと見てくれているというか、未然に防いでくれるんですよね。「あれ、どうなってる?」とかの確認をしてくれるんです。スタッフ同士の風通しはかなりいいと思いますね。

仕事をしているのは周りの人間性が素晴らしいから

仕事を辞めようと思った事もないんです。

これまでライン工とかネットカフェ難民をやっていた時は「生産性がないなあ……」って思いながら暮らしていたんけど、ここはそうではなくて。ちゃんと考える場・成長できる場を与えてくれるんですよね。

今は出世欲とか独立欲もそんなになくて。それよりも社長や社員からもっと信頼されたいという方が近いですかね。人間性がみんな魅力的なんです。

物欲もないので、お金も全然使ってないんですよ。休みも欲しいとは思わないですし……、この環境がすごく合ってるんでしょうね。

30歳には祖父母に家を建ててあげてリタイアしたい

一日一日が面白ければそれで満足なんです。なので、お金は家族のために使おうかなって考えてるんです。毎月仕送りは10万円送る事に決めていますし。今度、家族を東京に呼んでディズニーランドに連れて行こうと考えているんですよ。

あとは、祖父母の家が鹿児島最南端の与論島にあるんですけど、ちょっと家がボロくなってきているので、お金が貯まったら家をプレゼントしてあげたいなとぼんやり考えていますね。

農業でもしながら僕もそこに住もうかなって……。

あ、俳優志望の彼ですか? もう同居解消して連絡もとってないんですよ。一緒に暮らしていて、彼が本気で俳優をやりたいのかよく分からなくて。もうサポート出来ないなぁと思ってしまったんです。

でも、彼がいなかったら僕はまだネカフェ難民を続けてと思うんですよ。そう考えると彼がキッカケではあるので、そこは感謝って感じですかね(笑)

そう考えると結構この半年で色々な事が起きてますね。

取材後記

徳山 央樹

執筆者

徳山 央樹

友人のために仕事を見つけたという若松さん。お金は家族のためくらいにしか使わないという所からも人情に熱い方だなと感じました。21歳で仕送りまでして最後は祖父母に家を建ててあげたいとは……。ひれ伏すばかりです……。

プロフィール

若松利樹

総合職(店長・幹部候補)

(前職:自動車のライン工)

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