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地元を愛し、ずっと金沢。「腰を据えて働きたい」と考えた時

僕はずっと地元なんです。金沢が好きで、離れたいと思ったことはありません（笑）。

高校卒業後、19歳ですぐに働き始めました。早く世に出たかったので、進学は全く考えませんでしたね。

とは言え学歴があったわけでもないので、仕事はアルバイトや人材派遣ばかり。日雇いで建設現場で工事をしたり、イベント会場で設営をしたり、工場でライン工をしたり……。2年ほどパチプロをして過ごしたこともあります（笑）。当時は規制がゆるかったので、本気でやれば食えたんですよ。

ただ25歳になった時に、さすがに「そろそろ腰を据えて」と考えるようになったんですね。パソコンを触るのが好きだったので、IT関連の職に就きたいと思いました。

ところが今も言った通り、自分には大卒の肩書も資格もありません。「サラリーマンの道は険しいかな」と悩んでいた時に、ナイトワークが頭に浮かんだんです。この業界なら、未経験からでも受け入れてもらえるんじゃないかなと。

“やっただけ”という感覚は初めて。『金妻』では特にそれが強い

ネットで検索して、初めは大手のデリヘルに勤務したんです。思った通り、シフト表の作成、写真のレタッチ、Webサイトの更新という形で、すぐにパソコン周りの仕事に関われました。でも予想していたよりやることが多くて。

ちょっと舐めてましたね（笑）。電話応対に送迎、キャストさんのご面接に日々のケアと、業務は盛りだくさん。ですが、慣れてしまえばどうということはないんですよ。この世界の仕事って、“理解できない”とか“難しくてムリ”というものはないですから。

現に僕ももう10年業界にいますけど、目の前の業務にコツコツと向き合う“頑張り屋さん”は、皆さん必ずと言っていいほど成功を手にしています。また僕自身は、“結果が見えやすい”というのが、大きなやりがいになっていました。

例えば“ホームページのプロフィールを書き直したら、途端にご指名が増えた”なんてことが、一度や二度ではなくあったんですね。その度に「森山さんありがとう！」と女の子に感謝されて、自分の給与増にも結び付いて。

“やったらやっただけ”という感覚を持てたのは、初めてのことでした。7年前に『金妻GROUP』に移ってからは、特に強くそれを感じます。

成果には報酬の社風。年収1,000万越えを、本気で目指せる

その頃ちょっと、前職で煮詰まっちゃっていたんですね。もう少し上の役職で頑張りたい思いがあったんですが、新店の企画もないので、スタッフより上に行けないのが目に見えてしまったんです。当然給与にも頭打ちが来てしまって……。

そしたら、知人がウチのオーナーを紹介してくれたんですね。「ここではそんなことはないよ」と。

実際入社してみると、“成果には報酬”という社風でした。だからみんなの目の色が違うんですね。それこそ1つひとつの業務に真剣で、効率的にシステマティックに店舗運営がなされています。

オーナーは、面接時の約束もきっちり守ってくれました。確か5年目だったかな？　僕は店長になっただけではなく、会社の代表にまでなれたんです。

驚きますよね（笑）。今では年収も750万円。パチンコで日銭を稼いでいた人間でも、会社選びを間違いさえしなければ、7年でここまで来れるんです。

しかもウチには、もっと高い収入を得ている先輩もいますからね。年収1,000万円や1,200万円という額を、本気で目指せる企業です。もちろん僕も、こんなところで満足していられません（笑）。

お店の売上は、女の子の頑張りの集積。1人ひとりを大切に

ここはもう設立から13年になるんですが、何か特別変わったことをしてきたわけではないんです。僕が金沢を見るようになってからも同じで、何と言うか、当たり前に誠実営業を続けているだけで……。

強いて上げれば、“地域密着”というのはあったかもしれません。女の子は地元の子ばかりで、しかも年齢層は20代～50代と幅広いんです。

女の子に対しては「この年齢になっても」という存在になれたし、ご利用するお客様にとっては「自分に合う子がきっといる」という形で、多様なニーズに応えられてきたのが『金妻』なのかなと。

そして重要なのは、“1人ひとりの女の子を大切に”ということだと思います。たくさんの在籍があると、ついつい十把一絡げにしちゃいがちですが、それでは絶対ダメ。目配り気配りを怠らず、個々を全力でプロデュースする。お店の収入は結局、女の子の頑張りの集積ですからね。

繰り返しになりますけど、そうして努力していれば僕らにもきっちり見返りがあるので、スタッフもみんな、当たり前に一生懸命やるんですよね。うかうかしていたら、僕も立場を追い抜かれちゃいます（笑）。負けない気持ちで、これからもグループを盛り上げていきたいですね。

（インタビュー：松坂治良）

取材後記

執筆者

藤野 りさ

現在『金妻グループ』は北陸3県に留まらず、長野にも出店しているとのこと。今後も新潟、群馬と、エリアをまたいだ店舗展開を考えているとのことです。地元密着企業ですが、地方でこれだけの高収入を目指せるのは大きな魅力ですよね。「東京からの転職もありかも？」と、私も少しグラっと来ちゃいました（笑）。