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総合職(店長・幹部候補)】吉田和衛さんのインタビュー記事

2013年入社

吉田和衛 (44歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:建設作業員

2024.8.1

建設作業員⇒代表取締役。このサクセスストーリーを、僕だけのものにしたくない

この記事のポイント!

  • 成果さえ出せば昇格は随時。昇給に歩合給で“やりがい”も創出
  • キャストさんに動いてもらうには、“率先”と“意味”が重要
  • 年収1千万円? No! もっともっと上を目指せる組織にしたい

肉体労働以外の道はないのか……。“パソコン”がまず答えだった

出身は福島です。中学校を卒業後、すぐに建設現場で作業員を始めて。

進学は全く考えませんでした。家庭環境が複雑で、自活するしかなかったというのが正直なところですね。

ただ今振り返ると、若い頃金銭的に苦労したのは、良い経験でした。なんとかラクをしたいですから、「肉体労働以外の道はないのかな」と思ったりする。テレビを見ると、当時パソコンのCMが盛んに流れていたりするわけですよ。

「これが使えれば、サラリーマンみたいな仕事もできるんじゃ……」

一念発起して上京したのが、18歳の時です。道で呼び込み、皿洗い、ゲームセンターの店員なんかをしながら、専門学校でパソコンの操作を習得。後々のためにと、高卒の資格も取りました。

“紙・アナログからネットへ”。業界も大きく変わろうとしていた

やがてなぜこの業界に、というのは、将来が心配になったんですね。「このまま皿洗いを続けてもな」と不安になったり、ゲームセンターの店長を見て、「あんなに一生懸命なのに安月給だよな」と暗くなったり。

そんな時に、先にデリヘルで働いていた知人の給与を聞くと、今より格段に良い。まだ20歳にもならない時期だったので、「悩むぐらいならチャレンジしてみよう」と思えたんです。

僕が幸いだったのは、それこそ冒頭で触れたように“パソコン”に目を付けていたこと。ちょうど“紙・アナログからネットへ”という時期で、キー入力どころかWordも使える、ExelはMOSのエキスパートまで取っているという自分は、知識や事務処理能力を重宝されたんです。

10年以上いた間に、結局3社かな? おかげさまでどこに転職しても、店長、エリアマネージャーという形で活躍できました。

「電話があるのになぜLINEが必要?」 上司の“無理解”に直面

その後独立したのは、言っちゃえばやってられなくなったんです(笑)。

例えば紙媒体からWebにとか、更にパソコンからスマホにとか、電話からLINEにという“変化”を感じる時に、僕としては早く新しいツールを使いたいわけです。

ところがダメなんですね。判で押したように、どこのオーナーも社長も動いてくれませんでした。

「LINE? なんで? こうして電話が鳴ってるのに、どうして集客に必要なの?」

これでは売上はいつか頭打ちが来るし、他店との差別化も図れません。同時に一事が万事で、上の意識がこうだと、努力しても成果を上げても報われないんですよね。

給与について「もっともらえてもいいのに」という気持ちは常にあったし、「だったら自分でやっちゃおう」と思ったんです(笑)。

成果さえ出せば昇格は随時。昇給に歩合給で“やりがい”も創出

裏を返せば、この事業の業務自体は、それほど難しくないとも言えるんですね。僕みたいに10年も我慢しなくても、早い方なら2年3年で独立は果せます。僕もノウハウはしっかり伝えますし……。

なんというか、僕自身15歳からお金には苦労したので、上を目指す若い人は、どうしても「応援したい」という気持ちになっちゃいますね(笑)。また自分が「もっと報われても」と悔しかった分、ウチのスタッフにはゼッタイにそんな思いを抱かせたくありません。

事実『KUトラスト』は年齢も性別も社歴も関係ないですよ。成果さえ出してくれれば昇格は随時だし、基本給のアップだけではなく、歩合給という形で頑張りに応える体制です。また今後もスタッフが“やりがい”を持てる仕組みは、積極的に取り入れていきたいなと。

もちろんどんどん意見も言ってくれていいですよ。時代は先へ先へと進んでいて、X(旧twitter)やインスタグラムに代わるSNSだって、今後出てくるかもしれません。お若い方なら、44歳の僕より感度も高いでしょう(笑)。ぜひ教えてください。

キャストさんに動いてもらうには、“率先”と“意味”が重要

今“業務はさほど難しくない”と言ったうえで、1つだけ大切にしてほしいのは、やはりキャストさんとのコミュニケーションですね。

まず“相手の気持ち”は意識してほしい。

身だしなみを注意するときに、相手がだらしないカッコをして清潔感がなければ、「お前に言われたくない」となるじゃないですか。ダイエットを勧めるにしても、こちらが太っていたら「どの口が」となります。スタッフは“背中”で見本を示さないと。

痩せてなきゃダメと言うんじゃないですよ。でももし太っているのにキャストさんの体型を注意するなら、僕だったら「一緒にダイエットしてみませんか? 夏だし!」と言いますね(笑)。

後は“意味”を伝えるのも大事です。

X、『写メ日記』、『写メ動画』という感じで、今はスタッフだけではなく、キャストさん自身に動いてもらわなきゃならない営業ツールが多いんですね。しかしただ「やって」では、彼女達は行動しないですよ。負担を感じるだけです。

「集客のためなんだ」と説明するのが重要なんですね。だから最初は上げる写真だってテキストだって、共に考える。そして結果が出て初めて、キャストさんは「これでお客さんが付くんだ」と納得するし、その先は何も言わなくてもツールを更新し続けてくれるようになるんです。

年収1千万円? No! もっともっと上を目指せる組織にしたい

だけどどうですか? これだって難しくはないでしょう(笑)。めんどくさがらないことですよ。キャストさんに目配り気配りをおこたらず、何かあれば話しかける。相談にも乗る。そうして彼女達の信頼を勝ち得れば、収入も立場も自然に付いてくると思います。

現に当社も設立は2013年。コロナ禍も乗り越えて、今や3店舗を展開するグループなんですね。

デリヘルだけではなく手コキ店もプロデュースしていて、現在は非風俗のメンズエステも開業準備中と、まだまだ成長を続けている。これは僕だけではなくて、スタッフのみんなが頑張ってくれたおかげなんです。

ここに更に若い力が加わってくれたら、これほど心強いことはありません。店長だ年収1千万円だなんて小さいこと言わずに(笑)、ぜひ独立や代表取締役を視野に入れてください。

冗談抜きに、自分の裁量でものごとを決められる立場って、悪くないですよ。この業界では学歴やもともとのお金は関係なく、その“自由”を目指せるし、『KUトラスト』こそ、そういうチャンスを与えられる組織でありたいんです。

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

一番に驚いたのは、吉田さんのポジティブ思考。僕だったらと思うと、恥ずかしいほどでした。若い内にこういう方に出会えると、その先の人生も花開きそうですよね。面接に伺うだけでも、得るものは大きいと感じます。

プロフィール

吉田和衛

総合職(店長・幹部候補)

(前職:建設作業員)