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芸能プロダクション⇒銀座のクラブ。高校時代から仕事していた

高校卒業後、と言うより、僕もう高校時代から社会人をしているんです。親族が芸能プロダクションのマネージャーで、最初はそのお手伝いという形。17、8歳で月に20～30万円手にしてしまったので、「もうこのままでいいや」と（笑）。

2、3年後、今度は銀座のクラブにお世話になりました。著名な芸能人が毎日いらっしゃったり、VIPルームでは大企業の社長が密談している。そんな環境は、刺激的で楽しいものでした。結果銀座には15年ぐらいいたのかな？

やがて当然のように責任者的なポジションを任されたし、7年ほどキャバクラを経営していた時期もありました。次第にどうしても、仕事に飽きてしまって……。

人間関係にも少し疲れていたし、稼ぎも上限まで来て、これ以上となると役員クラス。現場が好きな自分からすると、「それも違うな」と。やりきった感もあって、ナイトワークから離れました。その後は引きこもりのような生活を送っていたんです。

「学ぶなら早く」 オーナーの助言で『SEASONS 369 sP』に

なのになぜまた仕事を、というのは、デリヘルへの興味はずっとあったんですね。

知人のお店を相談がてら手伝っていたら、偶然『SEASONS 369 sP』のオーナーと知り合いになれました。「いつか自分でデリヘル経営を」と打ち明けたら、めちゃくちゃ親身になってくれて。

「学ぶなら早い方がいいよ。君の経歴なら、今までのこともマネジメントに活かせるだろうし……」

で、「ウチに来てみない？」と。僕からしたら願ったりかなったりですよね（笑）。学びなおすつもりで2年。おかげさまで今、充実した日々を送っています。

“電話接客”こそこの事業の醍醐味。お客様からどう信頼を得るか

この事業の一番のおもしろさは、やはり“電話”でしょう。

「ああ、高橋さん？　高橋さんのおすすめならどの子でも。ゼッタイ外れないもん」

お会いしたこともないお客様なのに、こんな言葉を頂けることがあるんです。

お客様と信頼関係を築く秘訣は“傾向の分析”です。幸いご利用履歴はデータで残されている。見ればその方の“お好み”がわかるじゃないですか。繰り返し同じ子を指名しているケースもあれば、一度きりのこともあって。

だからご希望の子があいにくお休みという時に、例えばこんな提案をするわけです。

「今ちょうどお客様に合う新人さんがいます。いかがですか？　騙されたと思って」

うまくマッチングすれば喜ばれます。お礼の電話をくださる方までいますよ（笑）。

気づき、自分から動ける人は強い。ゼロからだって活躍できる

確かに僕には銀座でのキャリアがあって、それこそセレブのお客様の表情から、お好みのコンパニオンをさんをアテンドした経験がある。それが今に活きているとは思います。

でもじゃあ接客未経験の方にはできないかと言ったら、そんなことは全然ありません。僕だって17歳で芸能プロダクションに入った頃は、経験なんてなかったんだから（笑）。

ゼロから活躍するために必要なのは、“気づき”ですね。

掃除や洗濯みたいな雑用を、“言われなくても”できる方は強い。「お手洗い汚いな」とか「待機室がちらかっている」という時に、気づいてすっと動ける方は、なんにでも目が届きます。

キャストさんが「髪型変えたな」とか「元気ないな何か問題あったかな」とか。気づければコミュニケーションやサポートができるじゃないですか。

成功のために特別な能力が必要なわけじゃありません。“周りへの気配りを大切にして、目の前のことをコツコツ”。そんな方こそキャストさんに好かれて、売上も伸ばせるんですね。

ウチの子達なんて、「いつも掃除ありがとう」って、すごくよくスタッフの頑張りを見てくれていますよ（笑）。

引きこもっていた僕でもやれた。他の方にできない理由はない

事実キャストさんに信頼されているスタッフの仕事ぶりを見ると、シフト1つ取るにしても、ただ定型文を送るんじゃなくて、状況に合わせて文章を変えたりしています。

「6月はありがとうございます。7月もよろしく」と一言添えるだけで、相手の印象はは全然違うんですね。

つまり意識の問題だと思います。これから入る新人さんにもぜひ、“言われたことをただやる。働かされている”ではなく、“自分から動く。仕事をする”という意識で、業務に向き合ってほしいなと……。

特に『SEASONS 369 sP』は、売上を伸ばせれば歩合給が付くし、成果には昇給で応えてもらえます。本気で努力すれば、しっかり見返りがある環境なんです。

実際5年以上も引きこもっていた僕でも2年やれている（笑）。他の方にできない理由は、どこにもありません。

（インタビュー：松坂治良）

取材後記

執筆者

藤野 りさ

必要なのは“気づき”という言葉が印象的。高橋さんご自身が雑用もおろそかにしなかったからこそ、銀座でも『SEASONS 369 sP』でもご活躍できたのでしょう。「いずれ自分のお店を」とのこと。独立の暁にはぜひ、またインタビューをお願いします。