【一般職(内勤・スタッフ)】岡田一大さんのインタビュー記事
2018年入社
岡田一大 (33歳)
一般職(内勤・スタッフ)
前職:フリーター
2019.6.11
1人ひとりのがんばりは、もちろん大事。でも、1人にだけ頼ってはいけない
この記事のポイント!
- 1年間のブランクを経て、また業界に。「自分を活かしたい」
- 「あの店のフロント、めっちゃ親切」。お店の理想形
- 大切なのは、ゆとり。だからこそ、今への感謝
いきなりお店を任され……。先生は、女の子とお客様だった
こちらに入社して、11か月になります。業界歴自体は、けっこう長いですよ。以前の会社は、ホテヘルとデリヘルを手掛けていました。
そうですね、エステはここが初めてです。でも接客や女の子のマネジメントという意味では、業態が違っても経験は活かせます。業務にはスッと入っていけましたよ。
そう言えるのも、以前いた会社で、キツい経験をしたのが大きいですけどね(笑)。
入社して間もない頃に、いきなりお店を任されたんですよ。
「店とか行ったことあるやろ。利用したこととか」
「え? はい。まあ……」
「どういう対応されたか、思い出してやってみて」
「……はい」
もうマニュアルも何もなくバーンッて投げられて。できるわけがない(笑)。今思うと何もかもめちゃくちゃで、きっと自己流だってあったと思いますけど、おかげさまで仕事は覚えられました。
本当に誰もいなかったから、お客様と女の子が先生という感じでしたね。試行錯誤の連続の中で、自然と力が付いたんです。
だから短期間で一人前になれたという自負はあるんですけど……。ただ、人にはお勧めしませんね。このやり方も、あの会社も(笑)。
1年間のブランクを経て、また業界に。「自分を活かしたい」
実際その会社はなくなっちゃったんです。僕自身もほとほと疲れてしまって、1年間休養というか、まったく何もしませんでした。
ところがその後フリーターとして過ごしている内に、やっぱりまた業界に戻りたくなっちゃったんですね。結局何だかんだで僕はこの世界しか知らない。他の業界ではバイトに就いたぐらいなんで、自分を活かせないんですよね。
そう思った時に、「あ、自分は自分を活かしたいんだな」というのにも気づいて。やりがいって、すごく大事なことに、あらためて気づかされたというか……。
歴も長かったんで、知り合いのツテを頼りに、色んなお店を受けました。条件も合ったし、どうせなら新しい“エステ”という業態にもチャレンジしたいなと思って、こちらでお世話になることに決めたんです。
女の子のがんばりは重要。でも、個人に依存してはいけない
今の業務はフロントスタッフですね。受付とか電話応対をしています。
以前より集客は意識するようになりましたね。他店さんの良いところも、Webサイトをよく見たり、評判を聞いたりして、積極的に取り入れるようにしています。
「このお店、良かったよ」
いちばん重要なのは、お客様にこう思っていただくことですよね。実は「あの女の子と遊んだ」って、お客様はあんまり言わないんですよ。「あのお店で遊んできた」って言うんです。イメージとして残るのも、評判として受け取られるのも、お店だったりするんですね。
もちろんそれは女の子1人ひとりのがんばりのおかげなんですが、一方で個人に依存してはいけないんですよ。じゃあ看板のその子がいなくなったら、どうなるの?ってなっちゃう。
「あの店のフロント、めっちゃ親切」。お店の理想形
ならどうするかって言ったら、やはりお店自体のブランド力を高めること。女の子たちみんなに質の高い接客をお願いして、例えば「KASOU DE SPA いいよ」って、どの女の子の時でも言われるのが理想ですよね。
あとは何と言っても、受付の僕たちの応対です。いろいろ試しても来ましたけど、いちばん必要なのは結局誠実さかなという気がしています。
僕はかわいい子はかわいいって言いますし、「このお客様に合わないな」っていう子は、たとえみんな出払っていて、その子しかいないような場合でも、お勧めしません。
ご相談を受けた時は、できるだけ親身になってお話を聞きます。くわしくうかがって、リピートしていただけるような子を考えます。
結果好みの子がその日はいないとなっても、そうするとお客様は、またいつか帰ってきてくださるものなんです。
「あの店のフロント、めっちゃ親切やで」
こんな口コミが広がれば、もうこっちのものです。まあなかなかそう上手くはいかないんですけど(笑)、理想はこうだと思います。
大切なのは、ゆとり。だからこそ、今への感謝
ここに来るまでは、スタッフが足りていない現場ばかりだったんですよ(笑)。なので、今はずいぶん余裕を持って働けている気がします。
じじくさいですか?(笑) でも、ちゃんと週に1回は休んでって、すごく大切なんですよ。それさえママならない会社が、実は意外と多いんです。
人が足りてる証拠にもなりますしね。こんな被りものをしちゃう余裕もあります(笑)。
冗談は抜きにして、からだも心も、“ゆとり”というのは、やはりなくてはならないものという気がします。女の子に優しくなれるし、お客様には親身になれる。今僕、恵まれてるなって思うんです。
(インタビュー:さいとう)
取材後記
プロフィール
岡田一大
一般職(内勤・スタッフ)
(前職:フリーター)