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奥様電車【一般職(内勤・スタッフ)】上原すみれさんのインタビュー記事

奥様電車

2015年入社

上原すみれ (24歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:アパレル ⇒ 飲食店

2019.3.30

ベビーカーで出勤⁈ 本気でできそうに思える職場って、どれくらいあるんだろう?

この記事のポイント!

  • 女性目線と男性目線。両方あるのが、この職場の強み
  • 頭ごなしに否定されないから、素直に学ぼうと思える
  • 結婚して子どもが生まれても、ここで働き続けたい

「じゃあやってみようかな」。業界へは、軽いノリで

ここに来るまでは、アパレルとか飲食店でアルバイトをしていました。20歳からこの会社で働き始めて、4月で丸4年になります。

この業界はもちろん初めて。友達の紹介だったんですよ。私、喋るのが好きだから、「それなら向いてるんじゃない?」って言われて……。

「じゃあやってみようかな」

私も軽いノリでした。自由なのが良かったんですよね。服装も髪型も、自分の中ではすっぴんもOKだし(笑)。

まだ若かったから、この業界について何のイメージも持ってなかったんです。コワいも優しいもなかったですよね。

実際お客さんにもキャストさんにもそんなに会うことないですし、電話でコワいこと言われても、上司にバトンタッチしちゃえば良いから、初めから問題なく働けました。

女性目線と男性目線。両方あるのが、この職場の強み

入社当初はとにかくずっと電話を取るのが仕事でした。わりとスムーズにできて……。オペレーターの才能? そんなんじゃないですよ(笑)。 敬語には苦労しましたし。今でもそこは日々勉強です。

お客様も親しみやすいと思ってくれる人もいれば、「なんやねん」ていう感じで厳しい人もいるんで、そこは上司頼みで受話器を渡しちゃってます(笑)。

今は一通りの業務をこなしています。受付、その日の売上管理、サイトの更新まで。でも入った当初はヒドくて。本当に、パソコンとかも何もできませんでしたから。キーだって指1本で、「どれ? どこ?」みたいな(笑)。ほんとのほんとに1からでした。

面接も含めて、キャストさんへの対応は男性に任せてますね。その代わりにこっちが受付をやるみたいな感じで。どうしても女性同士だとうまくいかないこともあるので、そこは男性に。分担がすごくうまくいっている会社だと思います。

キャストさんて、だいたい私たちより歴が長かったり年上だったりするので、それを女性に任せられたら多分キツいかなと。

私もまだまだなので、キャストさんからすごく言われて凹むこともあります。でも、その時は男性スタッフがスッと間に入って、ウチらをフォローしてくれるんです。男女比も半々ぐらいなんで、ほんとに良いバランスですよね。

パネル用の写真を見て、「これはやめた方がいいよ」とか、逆に女性がいるから気づけることも日常的にたくさんありますよ。最近も、面接に来た子の服がイマイチだったんで、撮影の時にちょっと待ってもらって。

「衣装あるから、着替えてみましょうか」

こういう時は着替えにも付き合える女性が言った方が良いし、どうしても目線は女性と男性で違いますからね。「この子可愛くない?」って男性スタッフが言っても、女性全員で「えー、どこがぁ?」って、否定するようなこともありました(笑)。男女で真っ二つに意見が分かれて、だからこそ、両方いた方が良いんですよね、きっと。

頭ごなしに否定されないから、素直に学ぼうと思える

アパレルにいた時は会社のルールが多すぎて、自分の意見なんか聞いてもらえなかったんです。でも、ここは違う。ちゃんと話を聞いて、一旦受け止めてくれます。

敬語ができなくてお客様にお叱りを受けた時も、「自分はこう思ったから、こう言っちゃったんです」って伝えれば、「なるほどね。でも、それだったらこう言えば良かったんだよ」っていう感じで、「その言い方はあかん」て、頭ごなしに責められるようなことはないんです。

だから私も素直に「なるほど」って学ぶことができて。「話を聞いてくれた = 自分を認めてくれてるんだな」って実感できると、嬉しいし、がんばろうって思えるんですよね。

今は私も新人さんの教育係をしているんですけど、「同じように教えよう」って、心掛けています。人に教えると、自分の足りないところとかも見えてきて、自分の業務の確認にもなるんです。「慣れは良くないな」って、逆に私が教えられるようなことも多いですよ。

同じような考えの人が、自然に集まっている

私、一度待ち合わせ場所を聞き間違えて伝えてしまったことがあって……。めちゃくちゃ怒られるの覚悟してたんですけど、「もう絶対に間違えたらあかんで」って、バシッと言われて終わりでした。

長いお説教とか、ゼッタイないんですね。後に引きずることもないですし。

「すみません。同じ失敗はもうしません」て、逆に恐縮しちゃいますよね。なんで私、一度した失敗は、たいがい二度とやらないです。すごく敏感になりますから。

このお仕事は、何か失敗した時に謝らないといけない相手が2人います。1人はお客様。もう1人は、キャストさんです。

他のサービス業みたいに、お客様だけで済まないんですよね。待たせてしまえば、「申し訳ないな」って、お客様に思うけど、それ以上にキャストさんにも「悪いことしたな」ってなります。

現場で利益を出してくれているのは、キャストさんですから。だから移動1つ取っても、彼女たちへの心配りを大切にっていう考えは、会社中に浸透していると思います。

これは誰かに教わったっていうことじゃないですね。社長から「こういう対応をしなさい」って、言われたわけでもなくて。たまたまここにそういう考えの方が集まったっていう感じです。本当に、スタッフに恵まれてるんだなって感じますよ。

結婚して子どもが生まれても、ここで働き続けたい

仕事中はみんなしっかりしてるけど、「終わり!」ってなると、言いたいことを言いまくってます。でも仕事の話は一切しないんですよね。オンオフがしっかり分かれているのも居心地が良い理由の1つですね。

シフト制ですけど、融通もかなり利きますよ。なんだかんだ急な用事でも、みんな優しいからそれに合わせて早めにシフトに入ってくれたりするし……。チームワークが抜群に良いですね。

プライベートも気軽に話せちゃうくらい仲も良いんで、お休みの理由まで知ってたりします。「確かライブ行くって言ってたから、連絡しないであげよう」とか(笑)。

実は私、今年結婚するんです。相手の方は違う業界なんですけど、この仕事をやってるのは知ってるし、ウチの飲み会にも連れて行ってるぐらいなんで、理解は全然あって。逆に「良い会社だね」って、安心してくれてます。

だから子どもができても、ギリギリまで働いていたいですよね。何だったらベビーカーで出勤してきて、みんなに育ててもらおうみたいな。この職場の雰囲気だったら、意外に可能な気もして(笑)。

(インタビュー:新海亨)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

終始職場の良さを強調されていた上原さん。楽しさが伝わってくる取材でした。「人に教えることによって逆に自分が教わる」という言葉が印象的で、私もあらためて自分を振り返る機会になりました。「子どもが生まれても働き続けたい」と言える職場環境は、藤野も女性として羨ましい。ママになったら、ぜひまた取材させて下さいね。

プロフィール

奥様電車

上原すみれ

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:アパレル ⇒ 飲食店)

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奥様電車

デリバリーヘルス(デリヘル)

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