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ジンセイの紆余曲折を経て、なぜ彼らは風俗業界で働く選択をしたのか。
風俗業界への転職を選択した彼らのジンセイ再生の秘訣に迫ります。

一般職(内勤・スタッフ)】海野 芳央さんのインタビュー記事

2012年入社

海野 芳央 (44歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:住宅建築・現場監督

2017.10.10

海野ちゃん流! 出世よりプロフェッショナルのこだわりが大事☆

この記事のポイント!

  • 女の子の写真が得意分野、自分は横浜でベスト3に入る自信がある
  • 女の子と近い距離感を作れているから、写真の業務で成果を出せている
  • 出世よりプロフェッショナルのこだわりを大事に仕事をしていきたい

40歳を前に好きなことをやっていようと決めて入社した


風俗業界との最初の接点は29歳のときです。

元々リフォーム関係の会社をやっていたんですけど、畳むことになって、借金返すための仕事を探していたんですよ。それで、風俗で働こうって思って、地元の静岡でピンサロの店長をやっていました。

僕の場合、葛藤とかはなくて、ただ単におもしろそうっていうのが大きかったですね。

ただそのとき、結婚を考えた彼女がいたんですよ。

それでまた一般の仕事に戻って、ハウスメーカーの下請けで現場監督の仕事を始めたんです。6~7年はやったと思うんですけど。

でも、またいろいろありまして(笑)

一番のお得意様がいなくなったり、彼女も「結婚は考えられない」なんて言い始めちゃったり……。

そこから、もういいやという感じです。もう40前でしたしね。

だったら、年とか関係なしに好きなことをやっていようということで、彼女とは別れて、横浜に出てきました。2012年のことです。

女の子の写真が得意分野! 横浜でベスト3に入る自信があります(笑)


今の担当業務ですけど、お客様の受付と接客、女の子の部屋の管理をやって、あとはメインで撮影担当をやっています。

撮るのはプロのカメラマンさんなんですけど、いわゆるディレクションですね。カメラマンさんにはこういうイメージでとか、メイクさんにはこういう髪型、化粧でとか。

そこから、さらに写真を仕上げてサイトにアップする。ここが僕の得意分野です(笑)

“仕上げ”は、あまりやっていない女の子もたくさんいるんですけど、僕の中では、自分は横浜エリアでベスト3に入ると思ってやっています(笑)自信があるんですよ!

少し前に、横浜エリアとして、女の子全員の私服を外で撮ってこいと指示が出たときがあったんです。

そのとき、他の店舗は、人がいないしとか、女の子が嫌がるからとか、2割ぐらい女の子の写真しか撮れなかったんですけど、当時僕がいた店舗は、8割がたの女の子で、どこのお店よりも早く、クオリティー高く実行したんです!

店長が、「一番女の子が多くて一番難しいからこそ、やるんだ!」という考えだったので、「お前はそれを第一優先でやれ!」と言われて。

それで、毎日女の子を外に連れ出して、デートしていました(笑)

港の見える丘公園っていう文字通りすごくロケーションの良い場所があるんですけど、一ヶ月で30回くらい行きましたね(笑)。あと、大桟橋とか、野毛山動物園とかも。

このときは、周りが協力してくれたから出来たし、僕も周りに協力してもらっているから、それをしっかり仕上げないとと。責任感を持ってやり遂げた感じですね!

“海野ちゃん”だからつくれる女の子との距離感とは

この仕事をやり切れたのは、女の子との距離感も大きいです。

女の子が、「この人とそんなところ行きたくないよ」とか、「この人と一緒に出掛けたくない」という相手ではなかったので(笑)

僕の場合、すごくフレンドリーな女の子だと、「おはよう!」とか、ハグしてくる女の子も全然いるんですよ!

心がけていることは、常に明るくということです!

人間なので、気分の浮き沈みはあるのですが、多分それを(他の人よりも)一番出さずにいられますね。イラっとしたり、カチンとくることがすごく少ないです。

それから、女の子の愚痴もずっと聞いていられるので、これも強みです。馴れ馴れしいので、たまに言葉で失敗してしまうことはありますけど……(苦笑)

あとは多分、撮影担当が長いので、化粧がどうとか、アイラインやマニュキュアがどうだとか、普通の男性より話ができる方なんですよ。

結構ずっと一緒に女の子と話しているので、そういうところは大きいと思います。

他のスタッフだと、例えばマニキュアだったら、「あ、綺麗ですね」「可愛いですね」で終わってしまうんですけど、僕の場合詳しかったりするので、「そうなんだ」って相槌打ちながら、「これは?」「あれは?」という話も出来てしまうので。

飲みに行くと美容師に思われたりすることもあるんですよ!

女の子によると、立ち位置が男じゃないらしいです……オネエ寄りのノンケ(笑)

だから、あんまり男性としての扱いはされずに、立ち位置は“海野ちゃん”です。だから、女の子はみんな距離感が近くていられるのではないかという。

出世よりプロフェッショナルのこだわりを大事にしたい


僕、店長になりたいとかっていうのは、年も年だし、そこまでないんですよ。

でも、プロフェッショナルのこだわりみたいなのはすごく好きで、ここは大事にやっていたいんですよね。

例えば、写真だと、早くサイトに上げるためにいい加減な仕事をするんだったら、自分ではなくても良いというか。ちゃんとした仕上がりのものを出したいんですよね。

敢えて言うと“芸術派”みたいな(笑)

プライベートは、毎日お酒が飲めればいいよという感じです(笑)

結婚できないで40くらいになってしまって、結婚はまあいいかって、考えないようにしようと思ってこの業界に戻ってきたから。

ジンセイ楽しく! ってことしか、今は考えていないですね(笑)

取材後記

新海 亨

執筆者

新海 亨

キャストさんとはものすごく近い距離感を作れているという海野さん。本物の“オネエ”宜しく、ジンセイの紆余曲折を経験して、ジンセイ楽しく! という境地に至ったからこそ、独自のポジションを勝ち取られているのでしょう。自称“芸術派”の生き方に、とても共感を覚えた新海でした!

プロフィール

海野 芳央

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:住宅建築・現場監督)