【一般職(内勤・スタッフ)】渋谷直也さんのインタビュー記事
2019年入社
渋谷直也 (38歳)
一般職(内勤・スタッフ)
前職:アパレル
2019.5.15
ブレないコンセプトがあるお店。だから、仕事に誇りを持てる
この記事のポイント!
- キャストさんと話すうちに、仕事に対するイメージが変わった
- コンセプトの徹底。だから、仕事がしやすい
- 待遇も良く、成果もきちんと評価。クリエイティブ力も活かせる
社運を賭けたプロジェクトが失敗→降給。副業で風俗を始める
『おかしなエステ神田・秋葉原店』というお店で働いています。風俗店スタッフとして働くのは、ここが2店舗目ですね。それ以前は服好きが講じて、アパレル業界で働いてました。
古着屋のスタッフを経て、営業マンをやっていたんですけど、30歳の頃に会社の社運を賭けたプロジェクトが大コケしたんですよ。
赤字を補填するために、社員の給料も下がっちゃって。生活がままならなくなって、副業として熟女系ホテヘルのバイトをはじめたのが、この業界との出会いでした。
キャストさんと話すうちに、仕事に対するイメージが変わった
風俗業界にあんまりいいイメージは持ってなかったんですけど、社会人をやりつつ稼げるバイトっていうと、これしか思いつかなかったんです。それぐらいの気持ちだったのが、最終的にはアパレルを辞めて、こちらの業界で正社員になるんですが……。
一番大きかったのは、キャストさんの話を聞いているうちに、ここに来る人にはそれぞれ目的や事情があって、スタッフの仕事はそれに寄り添うことだって気付いたからですね。
ちゃんとお客様がいるサービスだし、キャストさんにとってもこういう場は必要で。つまり「世の中から求められている仕事なんだ!」って思えるようになったんですよ。
実は、妻にはこの仕事のことを黙っていたんですが、その頃には打ち明けて、色々話すようにもなりました。
『おかしなエステ』の店名は代表のこだわりから
前の店は6年勤めて、副店長までステップアップしたんですが、ちょうどその頃に父親が悪性リンパ腫っていう病気にかかりまして。
介護や急な呼び出しで、お店に穴を空けてしまうことが多くなったので、一旦退職することにしたんですよ。
結果的に父は亡くなってしまったんですけど、辞める直前にかなり迷惑をかけてしまったこともあって、戻りづらくて……。
心機一転、別の店で新しくスタートを切ろうとして、見つけたのが『ファニーグループ』だったんです。
最初は私服OKというところに惹かれて、面接に向かったんですけど、対応してくださった代表がすごく面白くて。めちゃくちゃこだわりがあって、熱い人だったんですよ。この先のビジョンも分かりやすく説明してくださったので、ここなら将来的にも安心できそうだなと思って入社しました。
なんで『おかしなエステ』っていう名前か知っていますか? ”おかしいくらいこだわったエステ”だから『おかしなエステ』なんですよ。
コンセプトの徹底。だから、仕事がしやすい
特に、キャストさんの質へのこだわりがすごいんですよ。採用基準はかなりシビアですね。
採用の条件は“結婚したいと思える女の子”に絞ってます。なので、見た目がどんなに素晴らしくても、面接で「ちょっと気難しい子なのかな……?」って感じたら、お断りしちゃうんですよ。10人面接しても、2、3人しか採用になりません。
無店舗型の風俗店って、「売上のためには在籍数は多ければ多いほどいい」って考えるところが多いですよね。実際、前の店は全員採用してましたから(笑)。
ただ、売上を捨ててでもこだわるのには理由があるんです。それは、お客様に「『おかしなエステ』ってこの程度の店なんだな」って思っていただきたくない。
たとえフリー指名であっても「『おかしなエステ』のキャストさんであれば間違いない」、そう思っていただきたいんです。なので、どのキャストさんも胸を張って送り出せるように、厳しい採用条件を設けているんです。
それで7年続けてきました。そのおかげか風俗ヘビーユーザーの方からオススメの店として挙げていただけるようになりました。
前は正直、何となく働いているようなところもあったんです。でも、今はやりがいを持てています。
やっぱりコンセプトがしっかりしているんで、自分たちのサービスに誇りを持てるんですね。すごく仕事がしやすいですよ。
待遇も良く、成果もきちんと評価。クリエイティブ力も活かせる
給料の面でも驚きました。他だと良くても30万円スタートかなって思うんですけど。僕の場合は35万円くらいだったんですよ。経験者だからって訳ではなく、みんなそれくらいなんです。
店の雰囲気も縦社会という感じはなくて、割と自由な雰囲気なので、上下関係なく提案ができますし、それで成果が出たらちゃんと評価していただけます。
何より、直接代表にプレゼンができる距離感がいいですよね。会社的にも、電話番みたいな人ではなく、イベントを企画する“クリエイティブ力”を持った人を求めているんです。
最近だと、「GW期間中に出勤してくれたら、ボーナスつけるよ」ってキャンペーンをキャストさん向けに企画して、出勤率を上げようとしたんですけど、成果は……あったのかな(笑)?
もっと早くこの業界の良さに気付いていたかったって、今なら思いますよ。それくらい魅力ありますから。もう、普通のサラリーマンには戻れないですもん。
取材後記
プロフィール
渋谷直也
一般職(内勤・スタッフ)
(前職:アパレル)