風俗男性求人はFENIX JOB

18時間勤務でも耐えらえた。でも、コロナで肝心のお店が……

住まいはずっと大宮で、18歳から居酒屋で働き始めました。キッチンからホールから全部ですね。料理も作るし、お席へのご案内もするし、レジも打つという感じ。1日18時間ぐらいの勤務で、寝るか仕事するかという日々でした。

たいへんだったか？（笑） 今思うとゼッタイそうなんですけど、高校を出て初めての社会人生活で、他を知りません。なのでキツいとかツラいとかないんですよ。

「これが当たり前」だと思っていました。それだけ働いても月給は28万円だったんで、怒ったって良いぐらいなんですけどね（笑）。辞める気とかは全然なくて……。

ところが今も続いてますけど、コロナ禍で昨年緊急事態宣言が出されたでしょう？　お店が休業してしまったんです。

要請による支援金が出たので、給料も何割かは保証されていたんですが、仕事ができない日々が続くと、単純に気持ちが沈みますよね。それに同じエリアで競合が次々とお店を畳むのを見た時、正直飲食では未来を描けない気がしました。

「転職するなら今なのかな」

幸い僕も22歳。全然違う職種でも、まだまだイチから始められると思ったんです。

キレイなオフィス。丁寧な説明。素直に「良いかも」と思えた

この業界に転職した理由に、特に“これ”といったものはないんです。“大宮　求人　高収入”といった形で検索したら、自然に引っ掛かってきただけで……。

ただそこでなぜ『彼女感』に決めたかというのは、とにかく雰囲気が良かったんですね。まずオフィスがキレイだし、面接の方がフランクに接してくれて。労働条件や給与についても、隠すことはなく丁寧にご説明いただけました。「あ、良いかも。やってみよう」って、素直に思えたんです。

親身な指導で少しずつ。半年を経て「仕事がすごくおもしろい」

入社してからも急かされるようなことはなくて、段階的に親身に業務を教えていただけました。最初は取りあえず「見ていて」と。2日目ぐらいまでは、お客様へのご挨拶だけは気をつけて、ずっと先輩の様子を眺めていた感じなんです。

3日目からホール業務にも携わるようになりました。エントランスでお客様をお迎えし、トイレにご誘導。待合室にご案内して、時間が来たらキャストさんにお引き合わせという流れですね。

1週間ほどでお部屋のセッティングも始めて、並行して少しずつキャストさんとコミュニケーションを取るようになりました。これは誰かに言われたというより、僕自身早く業務を覚えたかったんですね。電話応対やWebサイトの更新のほか、フロントにも立つようになって……。

お客様に基本のご案内ができるようになったのは、だいたい1か月目ぐらいですね。とは言え、この段階ではまだまだ“型通りにできる”というだけでした。

お客様の表情を読んだり、キャストさんとのマッチングを考えて臨機応変にアプローチできるようになったのは、やっと最近ですね。半年経って、すごく仕事がおもしろくなってきました。

テンプレートに縛られるのは×。個性が大事。個性こそ活きる

ウチはだから、マニュアルでガチガチじゃないんですよね。ここは居酒屋時代とは大きく違う点でした。

「個性を出して良いというか、個性が大事なんだよ」
「お客様だって全部違うんだから、通り一遍の接客なんてできないでしょ？」

実際テンプレートに縛られるのではなく、お客様の話をよく聞いて、“あの子なら合うな”と思ってご案内しているので、キャストさんとのマッチングもうまくいくようになりました。さっきも少し言いましたけど、彼女達との日頃のコミュニケーションも、業務に活かせるようになってきたのかなと。

「さっきの方また来てくれるって。田部君ありがとう」

こんな風にキャストさんにお礼を言われた時は、とても嬉しいです。一番やりがいを感じる瞬間ですね。

月給30万円に賞与。でも何よりの財産は、仕事への向き合い方

お店自体がまだできて1年半なので、スタッフ・キャストさん、みんなで作りあげていく感じが楽しいですよね。前と違って実働も10時間ぐらい。やっぱりラクで良いですね（笑）。もう前のような働き方はできません。

その上でお給料は当時より良くて、既に月給30万円頂いています。業績賞与も年2回出るし、この先主任、副店長、店長と上がっていけば更に収入も増えるんで、まずはそこを目指していきたいなと。

辛抱強く業務を教えて下さる先輩達には、感謝しかないですよね。今の僕はまだ、お店の人気に守られているようなところがあるんで、むしろ自分が店の売上を押し上げるような存在になりたい……。

あれ？　おかしいな。僕こんなこと言えるキャラじゃなかったんですけどね（笑）。ここでの一番の学びは、仕事への向き合い方ということなのかもしれません。

取材後記

執筆者

松坂 治良

先輩への感謝を繰り返し語っていた田部さんですが、「早く業務を覚えたい」と、キャストさんと自主的にコミュニケーションを図る積極さも持ち合わせています。恐らく社長でさえ37歳という職場のフラットな雰囲気が、田部さんにピッタリとマッチしたのでしょう。まだ22歳。これから大いにご活躍されそうですね。