【一般職(内勤・スタッフ)】金子新さんのインタビュー記事
2019年入社
金子新 (23歳)
一般職(内勤・スタッフ)
前職:鉄塔整備
2019.6.27
この仕事は全てが“繋がっている”。何もできないスタッフだったから、成長が楽しい
この記事のポイント!
- 多分、グループの中で1番怒られたスタッフです(笑)
- この仕事は全てが繋がっていて、業務全てに理由がある
- クセがないのが強み。オールマイティーなスタッフを目指す
教師に言われるがまま高所作業員に。かなりキツい職場だった
僕、小さい頃から将来の夢がなかったんですよ。何も考えないまま、高校卒業間近になってしまって。
だから就職も、教師に言われるがまま高所作業員の仕事に就くんです。「高いところは好きだし、まあいいか」程度にしか考えていませんでした(笑)。
いや~、めちゃくちゃしんどい仕事でしたよ! ワイヤーを伝って鉄塔や橋の整備をするんですけど、風は強いし寒い。物を落としたら警察沙汰、作業中はトイレにも行けない。納期が迫っていれば、猛吹雪の中でも作業してましたしね。
その上、社員寮で暮らしていたので、仕事が終わっても上下関係を気にしないといけないんですよ。現場から帰ってきても、毎晩のように飲み会があって、僕みたいな下っ端は強制参加……。
さすがに耐えられなくて、1年で辞め、鳶の仕事に就きました。
鳶に転職。いい職場ではあったが、腰に限界が……
そこはいい職場でしたね。人も良かったし、体力的につらい仕事も少なかったんです。
ただ3年くらい経った頃に、腰を悪くしてしまいました。最終的に、くしゃみをしただけでぎっくり腰になるくらい悪化してしまって、仕事を辞めざるを得なくなったんです。
東京へ行きたいけどお金はない。じゃあ、寮完備の仕事だ
この先、どうすればいいかすごく悩みました。
ただ、なんとなく「東京で働きたいな」と思っていたんです。でも、僕には学もないし、東京で家を借りるお金もありません。
そこでふと思いついたのが、寮完備の風俗の仕事でした。
デリヘルやホテヘルであれば、腰に負担が掛かりそうもないし、僕でも稼げるんじゃないかと思って、ネットで求人を探すようになったんですよ。
社会保険と寮完備を絶対条件にして、みつけたのがここ。
連絡をしたら、すぐ面接をしていただけました。2018年末に面接して、年明けすぐに内定をいただいたのを覚えています。
多分、グループの中で1番怒られたスタッフです(笑)
僕、ずっと現場系の仕事だったので、接客経験もなかったし、PCを操作したこともほぼなかったんですよ。電話対応のマナーも知らなかったので、最初はかなり注意されました。
いや、かなりというか、多分グループで1番怒られたスタッフだと思います(笑)。それぐらい何もできなかったんですよ。
でも、理不尽に怒られたことは一度もなくて。むしろ、次からどうすればいいかアドバイスも同時にいただけたので、ゆっくり仕事に慣れていけた感じです。
この仕事は全てが繋がっていて、業務全てに理由がある
入社して半年くらい経ち、仕事の面白さがなんとなく分かってきた気がします。
この仕事って全部“繋がってる”んですよね。
待機室の掃除をするのは、キャストさんに長く居てもらうため。
電話対応を丁寧にするのは、お客様にリピーターになってもらうため。
お客様の予約時間を調整するのは、キャストさんに効率よく稼いでもらうため。
やるべきことや、こだわること全部に意味があるんですよね。そう考えられるようになった時に、一つひとつの作業に熱が込められるようになりました。
結果も分かりやすく数字で表れるので、すごくやり甲斐がありますよ!
「キャストさんを稼がせたい」そう思えるようになった
入社当初と比べて変わったところですか? 「キャストさんを稼がせてあげたい」という気持ちが強くなったと思います。
キャストさんの仕事って、ある程度リスクが伴う訳じゃないですか。それを承知の上でこの業界へ来て、かつウチのお店を選んでくれた……。
情が湧くじゃないですけど「じゃあ、僕らがお客様をつけてあげないと!」って思っちゃいますよね。稼がせるために、僕らスタッフはどう動くべきかも、真剣に考えるようになりました。
そういった部分も含めて、自分が人間として成長したなと感じます。言葉遣いもそうですし、コミュニケーション能力という点でも。
もともと何もできなかったので、伸ばせる部分がたくさんあっただけなんですけどね(笑)。
クセがないのが強み。オールマイティーなスタッフを目指す
最初は「店長になってやるぞ!」って意気込みでしたけど、今は「店長までの道のりは険しいな……」って感じています(笑)。今の10倍以上仕事をできるようにならないと……。
できる後輩も入ってきたので、負けないように頑張っていきたいですね。
そんな僕でも、最近、自分の強みを1つ見つけたんですよ。それは“クセのなさ”。
どんなにできるスタッフさんでも、キャストさんとの相性ってあって、得意・不得意が出てくるんですけど、僕にはそれがないみたいなんです。それは同僚に言われて気付きました。
逆に言うと、可もなく不可もなくってことなんですけど(笑)、このまま全員からの信頼度を上げていければ、少なくともキャストさん対応に関しては、オールマイティなスタッフになれるのかなって。
そういう風に成長できればいいですね。信頼されるコツを、もっともっと学んでいきたいと思います。
取材後記
プロフィール
金子新
一般職(内勤・スタッフ)
(前職:鉄塔整備)