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一般職(内勤・スタッフ)】山根利光さんのインタビュー記事

2018年入社

山根利光 (35歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:建設業 ⇒ 飲食業

2019.7.2

手入れをして愛せば、キレイな花が咲く。お店だって、同じなんだ

この記事のポイント!

  • お客様に、キャストさん。“コミュニケーション”が楽しくて
  • お店は生き物と同じ。手を掛けなければ、しおれてしまう
  • 業界に出会うまでは、ワガママだった。ここで、変われた

最初にこの業界に入った理由は“日払い”。単純に、お金だった

僕が働き始めたのは、中学校を出てすぐ。16歳の時でした。

初めての仕事は建設関係、その次は飲食店の厨房。当時は若かったから、僕も何も考えずに遊びまくってたんですよ。当然お金がなくなって(笑)……。

日銭で良いから、とにかく欲しいという状況で、ふとこの業界で働く先輩の話を思い出したんですね。

「確か、日払いあったよな」

実際入ったら、本当に日払いでいただけました(笑)。きっかけは純粋にお金。それ以外に理由はなかったんです。

お客様に、キャストさん。“コミュニケーション”が楽しくて

右も左もわからずに飛び込んだ業界でしたけど、働いているうちに、自分に合ってるなって思えてきて……。

それまでの仕事は、どちらかと言うと黙々とやる感じだったんで、お客様やキャストさんと話せるのが、とにかく楽しかったんですよ。もともと話好きだったのもあって、天職にさえ思えました。

キャストさんのマネジメントも、難しいと思ったことがないんです。よく勤怠管理がたいへんとか言いますけど、そういう人って、やっぱりコミュニケーションを取るのが下手。下手というか、すぐに怒っちゃうんですよね。

理由なく休むキャストさんて、そんなにいないですよ。何かしら原因はあるんだから、たとえ言い訳に思えても、まずそれを聞く。叱るだけだったり、イライラの捌け口にしちゃうと、すぐ伝わって、キャストさんは辞めちゃいます。

まあ僕自身が、怒るのがあまり得意じゃないというのもあるんですけど(笑)。ありがたいことに、ここでは統括や先輩スタッフが憎まれ役を買って下さってるんで、フォロー役に徹することができます。のびのびと働かせていただいてますね。

お店は生き物と同じ。手を掛けなければ、しおれてしまう

この仕事のやりがいは、やっぱり売上だと思います。

僕、お店は生き物だと思っていて……。

例えば花なんかでも、水をあげたり世話をしたりしないと育たないし、手入れを怠るとすぐにしおれてしまうでしょう。お店もそれと同じで、僕らがネットの更新をサボったり、いい加減に接客していると、電話の本数は“確実に”減るんです。

1日で見ればごくわずかだったりするんですけど、1か月トータルで見ると、かなり大きく変わりますよ。“気がついた時には……”みたいなお店、少なくないんです。

だから仕事は1つひとつ丁寧に。そうすればお店って、必ず花を咲かせてくれるんですよ。やったらやっただけ、手をかけたらかけただけ、結果になって表れるから、この仕事っておもしろいし、やめられないんです。この業界に入って、僕ももう12年ですから。

業界に出会うまでは、ワガママだった。ここで、変われた

以前は僕、ほんとにワガママだったんですよ。

さっきエラそうにキャストさんの勤怠について語ってましたけど、自分の若い頃はって言ったら、気ままに行きたい時だけ仕事に行く……。そんな人間だったんです。

だけどこの業界に出会ってから、ほんとに仕事って楽しいものだと知ったし、内容がわかってくると、自分の中に自然と責任感が芽生えました。

それにお店の売上だけじゃない。自分の収入だって、この業界は年齢や学歴に関係なく、がんばったらがんばった分だけ、です。だから僕は、今の統括や店長には、さらに上に行ってほしいんですよ。僕らもそれに付随して上がっていくという感じで、全員でステップアップしていけたらステキだなって。

またここって、そういう夢を抱かせてくれる会社なんですよね。チームワークがすごく良いんです。

この業界が、明らかに他と違うところ。そして、このお店の良さ

もともとお金のためとだけ考えていたとは言え、最初は僕も、この業界にダークなイメージがなかったわけじゃないんです。正直少しコワかったですし、「大丈夫かな。ちゃんとお給料出るのかな?」って、ドキドキしていたぐらいです。でも、どこの会社でも、きっちりいただけました(笑)。

普通の会社に勤めているのと変わらないですよ。職場の雰囲気や環境はそれぞれですけど……、でもこれこそ、どこの業界だって同じじゃないですか(笑)。言ってしまえば、経営者の考え方次第という気がします。

明らかに他の業界と違うのは、さっきも少し言いましたけど、出世が早いということと、お給料の額。

でも逆に、この業界に長くいる方ってわりと「もういいかな」とか言ったりするんですよね。満足しちゃうのかな。

僕? ないです。『24グループ』に来て1年になりますけど、ここでは特にないです(笑)。満足してる場合じゃない。もっともっと、みんなで上に行きたいんですよ。天井って、ないじゃないですか。

それにここは“人妻熟女店”だから、基本的に年上の方ばかりなんですよ。だから35歳の僕でもかわいがっていただける(笑)。

居心地が良いんですよね。ありがたいことです。

(インタビュー:新海亨)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

業界歴12年。お話を伺っていて、本当にこの業界が好きなんだなというのが、ひしひしと伝わる方でした。印象的だったのは「お店は生き物と同じ」という言葉。確かに、花に通じるところがありますよね。今は特に環境が合っているようで、楽しく働けているのがわかります。次のインタビューの時はきっと、店長さんですね。山根さんの「もっと上に」を、藤野も期待しています。

プロフィール

山根利光

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:建設業 ⇒ 飲食業)