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ニュールビー【一般職(内勤・スタッフ)】筑紫肇さんのインタビュー記事

ニュールビー

2017年入社

筑紫肇 (52歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:メンテナンス業

2019.8.19

“調べれば分かる”時代。それでもお客様が、店舗スタッフに求めるもの

この記事のポイント!

  • なぜ、そのお客様に“合う”のか。ススメるには“根拠”がいる
  • ネット以外の情報で喜んでいただけた時、感謝が育まれる
  • 20代から50代まで。風通しが良いから、飛び込みやすい

業界入りは、20年以上前。ただただ、一人暮らしがしたかった

業界に入った時期ですか? もう長いですよ(笑)。20年以上前になるかな。僕はまだ、30代でしたから。

当時は美容室にある色んな器具の、修理やメンテナンスをする仕事をしていたんですが、「いい加減に親元を離れたいな」と思っていたんですね。

だけど家を出るにもお金がいるとなった時に、ソープランドで働くことを思いついたんです。

資格も年齢も関係なくイチから学べて、お給料だって良くて、寮もあるとなった時に、迷いはありませんでした。とにかく一人暮らしがしたかったんですよね。

No.1の子は月600万円。かつての吉原は、やはり今とは違う

当時は吉原で勤務していたんですが、おもしろかったですよ。人の流れもお金の動きも大きくて、ナンバー1の子は600万円も稼いでいました。今はたぶん、なかなか稼げない額じゃないかな。

ネットがないですから、情報誌を読んでいなければ、お客様は店に来てみないと、どんな子が在籍しているのかもわからないという時代です。

“振り替え”をするようなお店、別の女の子が出てくるようなお店さえ吉原にはあったんですが、それもネットがないのが普通だからできたことですよね。

今ならその場でお客様に「Webに上がっている子と違うじゃないか」と言われたらおしまい。当然悪い口コミだって広がりますから、考えられないですよね。

そして実は、稼ぎやすい時代でもありました。

景気が好かったということだけじゃなくて、僕らも女の子も“情報がない = 選択肢がない”から、お店の「こうすれば稼げる」をそのまま信じて、業務に邁進すれば良いようなところがあったんですね。女の子は“1勤1休”が多かったかな。

今は、そうはいかない。情報が多いから、ある意味で働き方だって選べますけど、でもその分、それぞれに“考える力”が必要な時代ですよね。

なぜ、そのお客様に“合う”のか。ススめるには“根拠”がいる

ここに来て2年になります。後輩が働いていて、環境の良さそうなところだと思ったんですよね。実際すごく風通しの良いお店ですよ。

前のお店? 前もソープ……というか、4社目になりますけど、僕はずっとソープランドですよ。慣れもありますし、やっぱり好きなんでしょうね。

始めるに当たっては、寮があって日払でお給料いただけてというのはすごく魅力ですし、ベテランになって来ると、お客様との対面でのやりとりというのは、ある種“駆け引き”みたいなところがあって、そこが仕事の醍醐味なんですね。

フリーのご来店もそうですし、ご予約でも、キャストさんの都合で急に“お目当ての子がいない”という場合もあるわけです。その時に、どうお客様の好みを探り、興味を引き出して、今お店にいるキャストさんをアピールするのか……。

若いスタッフは勘違いしがちですが(笑)、ただ「いいですよ、いいですよ」って言っても、お客様に振り向いてはいただけません。当然ですけど、どこが良いのか、常連のお客様であればあるほど、“なぜ合うと思うのか”が、説明できないといけないんです。

そのためには、さっきのネットとは違う意味で“情報”が必要になります。キャストさんとコミュニケーションを取って、個々にどんな良さがあるのかを、知っておくことが大切ですよね。

ネット以外の情報で喜んでいただけた時、感謝が育まれる

「ネットがあるから店員はいらない」

こういう風に言う方って、実はいないんですよね。お客様を見ていても、対面でのコミュニケーションや、もっと言うと、そこから生まれる場の“良い空気”というのは、すごく必要とされていると感じます。

フロントでお客様が欲しいものというのは、ネットにはない情報なんですよね。僕らやキャストさんとの会話は、ネットには出ない。人柄を判断するというのだって、なかなかむずかしい。だからこそ僕らの「こんな子ですよ」が喜ばれるんだと思うんです。

「いい子だったよ。ありがとう」

ベテランになっても、帰り際のこういう言葉は嬉しいものですよ。お互い自然に笑顔になれますし、常連さんというのは、こうやって作られていくんだと思います。

20代から50代まで。風通しが良いから、飛び込みやすい

売上が良いと大入手当なんかも出ますから、案外こういうところから“やりがい”というのも生まれますよね。

後は何と言っても、さっき“風通しが良いお店”とお話しましたけど、それがどこから来るのかというと、ウチは働く年齢層が幅広いんですよ。

2年前にここに来た時、僕は50代に入ったところでした。他にもウチには20代、30代、40代と、ぜんぶの世代がいますから(笑)、その意味では僕も気楽だし、みんなもきっと気楽ですよね。どの世代も尊重される環境というか……。

色々あるじゃないですか。20代なら20代で、「経験ないのにやれるかな」って思ったり、40代も後半になって来ると「この歳で大丈夫かな」って思ったり。

ウチ、大丈夫ですよ。僕を見て下さい。もう2年も働いてますから(笑)。

がんばればがんばっただけ稼げる、報われるって、今の時代なかなかないじゃないですか。でもここは、やったらやっただけ、本当に報われる場所です。ご興味ある方はぜひ一度、お話を聞きにいらしてほしいですね。

(インタビュー:徳山央樹)

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

「大きな失敗? 思いつかないな。失敗っていう失敗ってないんですよね」と笑った筑紫さん。おそらく“悔いを次の日に引きずらず”というタイプの方なのでしょう。ネットのない時代から業界に関わりつつ、今でも“対面”のお客様を大切にお仕事する姿は、若い世代の参考にもなることでしょう。幅広い世代がいるお店の、懐の深さを感じたインタビューでした。

プロフィール

ニュールビー

筑紫肇

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:メンテナンス業)

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