風俗男性求人はFENIX JOB

主体性はあまりない。置かれた場所で咲こうとする性格

僕、あんまり主体性がないんですよ（笑）。やりたいことが特にないので、なりゆきに身を任せて、置かれた場所で咲こうとするタイプなんです。

最初に就いた仕事は食品工場の管理でした。これも高校卒業ギリギリまで進路が決まらなくて、なんとなく応募したら内定をもらったので入社しただけで（笑）。

でも、毎月ノルマは達成できていたし、なによりパートのおばちゃん方にすごく可愛がってもらえたので、自分で言うのもアレですけど、管理者としてはよくできた方だと思います。

ガムシャラに働いて、お給料もそれなりにもらえていた……と、思っていたんですけど、周りの労働環境を知るうちに、「あれ？　俺、全然家に帰れてないし、給料もそんなによくないぞ」って。

入社から4年経って、やっと自分の労働環境の悪さに気付いたんですよ（笑）。

現状を変えたくて、マンション管理の仕事に転職。でも、仕事が地味で3年くらいで飽きちゃいました。

それから『ホワイトフェアリーグループ』に入社するんですけど、そのキッカケも偶然なんですよ。

当時、転職サイトをよく見ていたので、バナー広告も求人関係ばかりが出るようになって、その内の1つがナイトワーク系の求人サイトだったんです。

キャバクラも風俗も利用したことがなかったんですけど、なんとなく「楽しそう！　この業界に入ろう！」って思ったんですよね。

で、クリックして、1番上に出てきたのがここでした。ホントに主体性がないですね（笑）。

結構マルチタスクな仕事。受付をしながら掃除の事を考える

入社してまもなく10ヶ月になります。一応、スタッフ業務は全てできるようになりました 。

スタッフ業務の上手い・下手ですか？　もちろんあります。作業スピードの速さもそうですし、結構マルチタスクが求められる仕事なんですよ。

受付でお客様のご要望を伺いつつ、片目ではスマホのメッセージを確認。頭の中では次にどの部屋を掃除すれば効率がいいかを考える、みたいな時間が延々と続きますから。

ソープは部屋数に限りがあるんで、効率が求められるんです。

まあ、でも“慣れ”ですよ（笑）！

田所流の人心掌握術。細かくチェックして趣味嗜好を見抜く

この仕事、簡単ではないですね。特にキャストさんからの信頼を獲得するのが難しい。

人心掌握じゃないですけど、“どう行動すると、どう思われるか？”っていうのを考えられる人じゃないと務まらないですね。

僕が努力しているところは、“とにかく細かいところまでチェックしておく”ですね。

たとえば、今、取材を受けているじゃないですか。会話が止まってしまったら気まずいですよね？　でも、既に3つくらい「この話題を振れば盛り上がるな」っていうポイントを見つけてるんですよ。

＜名刺入れがキャラものだった。好きなのかな＞

＜スマホの待受がとあるバンドのロゴだった。音楽好きなんだろうな＞

＜定期券に〇〇駅って書いてあった。〇〇駅はラーメン屋が有名だな＞

ね、当たってるでしょ？（笑）

これって気を配ってさえいれば、誰にでもできる技なんですよ。

こんな感じでキャストさんの趣味嗜好を把握しておいて、世間話の際に「そういえば待受、〇〇だよね？」ってその話題を放り込む。

自分に興味を持ってくれる人だったら、誰だって心を開いてくれますよ。僕、キャストさんが前髪を1cm切っただけでも気付きますからね（笑）。

今の時代、写メ日記は不可欠な営業ツール

今のは信頼されるためのテクニックですけど、“キャストさんを稼がせる”というのも、スタッフの重要な仕事です。

稼ぐために大事なのは、今の時代だとやっぱり写メ日記じゃないですか。これもテクニックが必要なんですよ。

だから僕は、“どういう写メ日記を書くと指名に繋がるか？”っていうのを、キャストさんに伝えています。

お客様が写メ日記に求めているのって、その子の“素”なんですよね。何が好きで、どういう趣味なのか、自分との共通点を知りたいから、お客様は電話をする前に過去ログをチェックする。

だから、写メ日記は事務的な内容じゃなくて、趣味とか日常のことを包み隠さずに書いた方が指名に繋がりやすい。

「写メ日記は日記じゃなくて、“営業のためのツール”なんだよ」ってことは必ず伝えます。

あと、やっぱり頑張っている子には、スタッフも「じゃあ、稼がせてあげないと！」ってなりますから。店内政治としても、結構重要ですね（笑）。

辞める理由が見当たらない。すごくおいしい業界だと思う

この仕事を続けている理由ですか？　辞める理由が見当たらないんですよね（笑）。

給料も同年代よりいただけているし、休みもあるし、社内の人間関係も良好。これで充分じゃないですか。

しかも、フツーの会社より昇給やステップアップのチャンスが多いんで、個人的には「この業界おいしいな」って思っています（笑）。

理不尽な人もいないので、先輩スタッフの指示も的確なんですよ。だから、素直であれば誰でも出世できるんじゃないかな。

最初に「主体性がない」って言いましたけど、言い換えれば素直ってことですから（笑）。

素直な方をお待ちしております！

取材後記

執筆者

徳山 央樹

田所さんとお会いして5分も経っていないのに、私がどういう人物かを見抜いており、とても鋭い方だなと思いました（笑）。今の野望を伺うと「他にやりたいことがないので、ここで頑張って社長になる（笑）」とのこと。「主体性がない」というのは謙遜なのかもしれません（笑）。