新技術! 新感覚! 女性の手コキに映像が連動!? 「かりんとVR」という未来型風俗に迫る!

2017年02月02日

by新海 亨新海 亨編集長

『Fenixzine』の人気コーナー「プロの肖像」でご登場いただいた『かりんと赤坂』のにしやまさんが、新たな動きを見せている

■過去の記事
 「絶対にあきらめなければ大丈夫」そう信じた赤坂店~『かりんと赤坂』店長にしやまさん~

昨今話題となっているVRを用いて、オナクラの新サービス『かりんとVR』を2017年3月より開始するというのだ。

一体どんなサービスなのか? また、そのビジネスモデルはどんなものなのか?

現実の女性と対面することが大前提の風俗とVR(仮想現実)は融合可能なのか? そして、VRという新技術は風俗業界にどんな影響をもたらすのか?

Fenixzineでは真相に迫るべく、にしやまさんに直接取材を行った。

『かりんと』が手がけるふたつのVRコース

『かりんと』グループが手がけるVRの新サービスは、「ONASISプロジェクト」「じゃぱんたなか」の協力の下、2017年3月より大きく分けてふたつのコースを展開していくという。

一般的なアダルトVR動画などを視聴しながらの手コキコース

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こちらは、ユーザーが一般的に市販されているアダルトVR映像を見て、女性はその映像をサブモニターで確認しながらハンドサービスを施すコースとなっている。

まだまだ、一般に普及しているとは言いづらいVR。試してみたいけれど自分でヘッドギアを購入したり、専用アプリなどをダウンロードしたりするのは面倒だという方にお勧めのコースとなっている。

『かりんと』に来店すればVR動画を楽しむことができ、さらには女性キャストの手のぬくもりを感じながらプレイを楽しむことができるのである。

業界初!? 手コキ連動型デバイス『onasis band』で女性の動きに動画が連動するコース

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こちらが最も注目すべきサービスである。

それは、女性キャストが腕に加速度センサーとBluetoothが搭載された手コキ連動型デバイス『onasis band』を装着し、ハンドサービスを行うというコース。女性の手コキの動きがVRの動画と連動するというのだ。

にしやま:現状は2次元の女の子を3Dモデリングして、『かりんと』の女性キャストの手コキの動きが動画に連動するサービスになっています。

今後はAV女優さんを3Dスキャンさせていただいて、自分の好きな女優さんと一緒にプレイしているようなコンテンツを作る計画も進めているんです。

女性の動きとVRで流れる映像が連動する。まさに現実世界と仮想世界が融合する時代が、もうすぐそこまできている。

にしやま:僕は今回の『かりんとVR』を“錯覚現実”と呼んでいます。

VRはバーチャルな世界なんですけど、リアル(実際の女性)と連動することで、仮想なのか現実なのかを“錯覚”することを狙っているんです。

低価格、高回転のオナクラこそが風俗VRのパイオニアとなれる

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気になる「かりんとVR」の価格だが、驚くことに通常の手コキコース(基本コース:30分4,500円)とほとんど変わらない設定を考えているという。このプライシングについて、にしやまさんは次のように語る。

にしやま:今一般的なイベントなどのVR体験料金は、3,000~6,000円程度なんですよ。ちょうど『かりんと』の30分コース※1が同じくらいの価格なので十分勝負できると思っています。

※現在の技術で、人間がVR映像に耐えられるのは30分程度と言われ、販売や提供されている動画も比較的短時間のものが多い。

にしやま:VRでものすごい儲けよう! ということではなくて、あくまで女性の回転率を上げるための導入だと捉えています。

『かりんと』では、常時かなりの数の女性に出勤してもらっています。どの女性も短時間プレイが主体なので、どんなに人気のある女の子でも出勤時間全部が埋まりきるってことがなかなかないんです。

その空いた時間をVRでより有効に使いたいなって思っているんです。ですから、「かりんとVR」では女性指名がなく、すべてフリーでのご案内を予定します。

低価格で高回転を求められるソフトサービスのオナクラだからこそ、VR需要に時間の空いているキャストをフリーで供給する。今回の『かりんとVR』で最大限の効率化を図ることができるのではと、にしやまさんは目を輝かせる。

逆に、にしやまさんは大手のデリヘルグループがVRに参入しづらい理由を以下のように考えている。

にしやま:風俗業界のセオリーとして、プレイ時間が長いほど効率がよく利益が大きいです。例えば90分や120分のコースは店舗が利益を上げやすいですし、働く女性はすごく稼げるんですよ。

そういったロングコースを狙う戦略がある中で、30分くらいのVRコースというのは非常に非効率ですし、導入コストを考えると運用は難しいだろうなって考えています。

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バーチャルに恋をする? 「かりんとVR」は大きな社会実験

「技術の進歩はエロから」というのは言われる話だ。今回の「かりんとVR」の登場は、風俗業界にとってもVR業界にとっても未来の扉を開く取り組みであることは間違いないだろう。

取材の最後に、にしやまさんは、こんな野望を語ってくれた。

にしやま:「かりんとVR」でバーチャルな世界に恋をする人が出てくるのではないかと思っているんですよ。本当に真面目に(笑)。

自分の目が見たVRのバーチャル映像と自分の肌が感じたリアルな感触を前にしたとき、人は何を思うんだろうなって、哲学みたいなことを考えてしまうんですよね。

何なら、大きめの社会実験のような感覚でこのプロジェクトを進めています。

にしやまさんの“社会実験”はどのように風俗業界を変えていくのか。2017年3月、「かりんとVR」のリリースを大いに期待したい。

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■過去の記事

「絶対にあきらめなければ大丈夫」そう信じた赤坂店~『かりんと赤坂』店長にしやまさん~

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にしやま

1985年、福島県出身。大学卒業後、大手一部上場企業に就職。1年でベンチャー企業に転職した後、自身で会社を起業した経験も持つ。2012年より風俗業界入りし、いくつかの店舗を経験する中で現オーナーの誘いから創業メンバーの3人として『かりんと』グループを立ち上げる。“その先”に寄り添う、ユニークで優しいフーゾクカンパニーを目指す。
かりんと赤坂:公式サイト

執筆者プロフィール

新海 亨

新海 亨編集長記事一覧

元大手ハウスメーカー営業マン。お金と引きかえに自由とやりがいを手放す生活から決別するため転職を決意。ある風俗サイトに感銘を受け、デザイナーとして仕事を始めるも、いつのまにか編集員に。最近はハマっている一眼レフカメラの仲間を求め奔走中。座右の銘は“STAY GOLD!!” 東京都出身。

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