「いまいる女の子、スタッフ、店長をもう一度輝かせる」~イエスグループ部長・佐藤和志さん#2~

2018年09月20日

by赤星 アキラ赤星 アキラ編集部

――連載第二回の今回のテーマは、「部長のシゴトとは」です! 雲の上の人が、実際にどんなシゴトをしているのか、いろいろと聞いてきました。やっぱりレベルが高いっす!

予算をつくる。掃除をする。そして店長にアドバイス

編集長_赤星
赤星:第二回のテーマは、「部長のシゴトとは」ということなんですが、これはどういった業務を担当される役職になってくるんですか? まずは予算をつくられたりとかですかね。
sato
佐藤:そうですね。自分が受け持っているお店の予算を考えたり。
編集長_赤星
赤星:そこから進捗を管理しながら、売上が達成できていないところは、店長さんとまたコミュニケーションをして、対策を一緒に考えたり。
sato
佐藤:そうですね。女の子が足りないのか、お客さんが足りないのか、はたまたそれ以前に店の雰囲気が悪いのか、いろんな理由があると思うんですけど。
編集長_赤星
赤星:コンサル的な感じですね!
sato
佐藤:そうですね。そういうふうになっていますけど、でも実際には、朝5時半に起きて、6時半にお店に行って、掃除機をかけてたりするんですよ(笑)。
編集長_赤星
赤星:えっ!? 部長のお立場なのに、朝6時半から掃除機をかけているんですか?
sato
佐藤:はい。最初は人手不足だったからというのはあるんですけど、でもそのお店の雰囲気とか、人間関係とか、見えてくるんですよ。
編集長_赤星
赤星:部長になっても、実際に現場に入っていくというのが大事なんですね……。

ところで、前回のインタビューでは、数字は結果であって、店長のときは数字で話をしたことはあまりなかったというお話だったんですけど、部長のお立場だと、どうしても数字を上げていく必要がありますよね。

ここはどんなやりとりを店長としていくんですか。店長さんも実力があって店長になっているのだと思いますし、頑張っていらっしゃるとも思うんですけども……。

sato
佐藤:そうですね。でも、往々にして思うのが、頑張っているんだけど、頑張っているところを間違っているというか。そういうのはありますよね。
編集長_赤星
赤星:例えば、どういうイメージになるんでしょうね。女の子が足りないだと、女性求人の広告の打ち出し方とか? そういうところもチェックされたり。
sato
佐藤:もちろんそういったところもチェックしますよ。

どういうふうに出して、どんな対応をしているのかというのもチェックします。そこから、それに対して、こうしていったらいんじゃないかというアドバイスはしますけど。

編集長_赤星
赤星:あくまで提案なんですね。強制はしない。
sato
佐藤:そうですね。

部長に言われたからやったというとなると、自分に責任が伴わないじゃないですか。こうした方がいいと、本人が心から思って初めて、結果が出るんじゃないかと思うんですよね。

それに、自分が結果を出して初めて自信にもなるし、いい経験が積み重なっていくわけですから。

ただ、そこまで待つのは結構もどかしいですけど(笑)。

編集長_赤星
赤星:やっぱり目の前の数字じゃなくて、店長さんの成長を見ていらっしゃる感じがしますね。ここでも、“店づくりとはスタッフづくり”ですね!
sato
佐藤:(笑)。

エリア最下位のお店が1年で1位に! そのヒミツとは

編集長_赤星
赤星:いま横浜エリアの部長として、3年目ということなんですが、一番やりがいを感じられたエピソードがあれば、教えていただきたいです!

※注:佐藤さんは2016年夏、札幌支社長から横浜本社部長に異動された

sato
佐藤:エピソードと言われると、ないな(笑)。
編集長_赤星
赤星:それだと、記事的に困ります……!

例えば、横浜に着任されたときに部下になった店長さんが、これだけ成長して、これだけの業績を上げたとか。部下が業績を上げるのが、部長の成果とも捉えられますよね。

sato
佐藤:それは確かにありますよね。僕が来たときはもう横浜でも最下位だった店が、横浜で一番の店になったというのはあります。

ただ、僕は何もしていなくて、店長が頑張っただけだと思うんだけど(笑)。

編集長_赤星
赤星:どこのお店だったんですか?
sato
佐藤:『eroina』(エロいーな)というのは、そうですね。もともと『Renaissance』(ルネッサンス)だったお店をリニューアルしたんですけど。

そこから1年かけてようやく1位になりました。

編集長_赤星
赤星:最下位が1位ですか! すごいですね! 右肩上がりに回復した要因って、何だったんですか。ここは読者も気になるポイントかと。
sato
佐藤:それは一番は、スタッフのモチベーションですよね。
編集長_赤星
赤星:(“店づくりとはスタッフづくり”、再び!)
sato
佐藤:明らかにスタッフのまとまりも変わりましたし、個々の役割というのがすごく明確になったと思いますし。
編集長_赤星
赤星:やっぱり業績がイケていないときのお店の特徴とかってあるんですか?
sato
佐藤:そうですね。悪い店というのは、スタッフ同士で悪口ばかり言っているんですよ、実際。店長の悪口もそうだし(笑)。雰囲気ってありますよね。
編集長_赤星
赤星:では、旧『Renaissance』も、スタートのときはそういう状態だったと。
sato
佐藤:はい。店舗ミーティングに出たりするとわかるんですよ。最初はこれ、どうやったらいいんだろうと思いましたもん(笑)。
編集長_赤星
赤星:(机のうえじゃなくて、ホント現場に入って、お店をチェックしているんだなぁ……)

そんななかでの、“きっかけづくり”なんですが、どんなものだったんですか?

sato
佐藤:旧『Renaissance』、いまの『eroina』に関しては、店名を変えてコンセプトを明確にして、スタッフがそれに向かって1つになったんじゃないですかね、多分。
編集長_赤星
赤星:店名やコンセプトを佐藤さんが考えられたと。
sato
佐藤:はい、そうです。

そのときはもう店長自身が、ちょっとどうしていいか分からないという状態だったんです。

スタッフもバラバラだし、女の子というのも、横浜は20何年やっていますから、良くも悪くも長く勤めてくれている女の子とかがいっぱいいるわけですよ。

そうすると、店長のいうことを聞かない女の子がいっぱいいるんですね。

それで、半ば強引にではないんですけど、持っていきましたから。何か自信があったんですよ、そのときは(笑)。

いまいる女の子、スタッフ、店長をもう一度輝かせる

編集長_赤星
赤星:『eroina』の名前だったりコンセプトだったりがどんなふうに生まれたのか、教えていただきたいです!
sato
佐藤:前はナースのお店なのか、コスプレのお店なのか、よく分からなかったんですよね。中途半端な感じだったんです。

だからただ単に、イエスグループのヘルスの原点というか、ざっくり言うと恋人ムードというか、キスとか密着感とかいうのをもう一回やろうという。

編集長_赤星
赤星:サービスですね! サービスをしっかりやろうという。
sato
佐藤:そうです。それだったら、今いる女の子たちもできますし、もう一回ここをちゃんとやろうっていう話を、女の子たちともしていきました。
編集長_赤星
赤星:では、『eroina』の名前の由来というのは?
sato
佐藤:『eroina』というのは、「エロいイイ女」というのと、イタリア語の「ヒロイン」という意味の単語を重ねているんですよね。

女の子一人ひとりがヒロイン=主人公なんですよというメッセージを込めてつけた名前です。

編集長_赤星
赤星:偶然なんでしょうけど、旧店名の『Renaissance』というのは、(原点に返っての)“再生”という意味ですよね。そのお店を立て直すのに、やはりグループの原点に立ち返ったというお話し、感じさせるものがありますね。
sato
佐藤:いわれてみると、そうですね(笑)。
編集長_赤星
赤星:それに、主人公っていう視点がユニークだなって思ったですけど、これはどうやって発想したんですか?
sato
佐藤:そうですね。

長く勤めてくれている子がいっぱいいるなかで、そういう女の子たちをもう一回輝かせるためにはどうしたらいいんだろうということを考えたんですよね。

自分で指名を取って稼げる子はいいですけど、長くはいるんだけど、お客様があまり付かない、自分でも努力しようと思っても、もう分からないという子がいっぱいいて。

新しい子を集めようとかという発想よりは、今いる子たちをどうやって活かすかということを考えましたね。

編集長_赤星
赤星:それはスタッフも店長さんも一緒ですか?
sato
佐藤:そうです(笑)。
編集長_赤星
赤星:さすがっす! ついていくっす!!
sato
佐藤:(キラーン)。

編集長_赤星
赤星:リニューアル後の経過はどんな感じだったんですか?
sato
佐藤:そうですね。いつの間にかお店としてのまとまりが出ていました。

これをやったから、急に変わってきたなみたいなのはなかったんですけど、それぞれがそれぞれの役割を自分たちでやるようになっていたので。

でもここだけの話し、実はリニューアルして最初の半年ぐらいは、ちょっとイライラしていたんですよ。自分の思ったとおりにならなくて(笑)。

編集長_赤星
赤星:部長のお立場で“待つ”っていうのは、相当な忍耐力が必要なんでしょうね……。

ところで、最下位クラスだったお店が、トップクラスにまで再生したというお話なんですが、横浜8店舗の平均レベルではなく1位になったというのは、どういうところに秘密があったんでしょう?

sato
佐藤:やっぱりそれは、女の子の募集が当たったのが大きかったかもしれないですね。
編集長_赤星
赤星:ここもテコ入れされたんですか?
sato
佐藤:それは現場の主任さんでした。

そこに関しては、僕は一切手を付けていないですから。

編集長_赤星
赤星:『eroina』さんの記事って、『Fenixzine』の姉妹サイトである『みっけStory』にあるんですよ。
sato
佐藤:はい、そうですね。あそこから大分よくなってきたんですよ。
編集長_赤星
赤星:本当ですか。めちゃくちゃ嬉しいんですけど(笑)。帰って、『みっけ』のメンバーに報告します!

読者の皆さん! 女性求人は『みっけ』ですよ、『みっけ』!

sato
佐藤:(笑)。

――連載最終回の次回は、「出世のヒミツ」がテーマです! 読者の皆さんがイチバン気になるポイントですよね。そして、業界歴23年目の佐藤さんからの含蓄に満ちたメッセージ。ぜひお付き合いくださーい!

連載最終回を読む>>
「出会いを大事に! 人に揉まれて、深みのある人に成長してほしい」~イエスグループ部長・佐藤和志さん#3~

第一回の記事を読む>>
「店づくりとはスタッフづくり。任せる、引き出す、気付かせる」~イエスグループ部長・佐藤和志さん#1~

sato

佐藤和志

1971年、広島県出身。高校卒業後、測量士として働いたのち、半年間インドに渡る。その後イエスグループに入社し、札幌支社長を経て、現在横浜エリア部長。「札幌防犯健全協力会」の立ち上げや、「セックスワークサミット」への定期参加など、社会的な活動にも力を入れている。オフィスでは、奥さん差し入れのキャラクタースリッパを愛用。お酒が大好きな47歳。
『イエスグループ横浜』:公式サイト

執筆者プロフィール

赤星 アキラ

赤星 アキラ編集部記事一覧

元証券マン。リーマンショックを経て、ハタラクとジンセイをひたすら考え続ける。2015年春、縁あって風俗業界に転じ、FENIXプロジェクトを企画。Fenixzineを風俗でハタラク男性のプラットフォームにしていきたい。好きな音楽はV2。福岡市出身。

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