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ジンセイの紆余曲折を経て、なぜ彼らは風俗業界で働く選択をしたのか。
風俗業界への転職を選択した彼らのジンセイ再生の秘訣に迫ります。

一般職(内勤・スタッフ)】鈴木司さんのインタビュー記事

2016年入社

鈴木司 (36歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:トラックドライバー

2018.6.6

「言われたから直す」は仕事じゃない!「好き」からはじまったお客様目線

この記事のポイント!

  • トラックドライバーからの転職。「あ、ちゃんとした企業なんだ」
  • 「楽しんで帰ってほしい」好きが育んだお客様目線
  • 良いチームづくりを目指して。みんなを盛り上げたい

トラックドライバーからの転職。入ってから気づいた「あ、ちゃんとした企業なんだ」

前職はトラックドライバーです。中距離の4トン。もうトラックを降りて、2年になりますかね。

降りた理由はやっぱりちょっと不景気で。なかなか思うように収入が上がってこなくなったから、トラックではない何かを考えていたんですね。

ふっと頭に浮かんだのがこの業界。僕は好きで、客としてよく遊んでいたんですよ。「そう言えば働く側ってどうなんだろう?」っていうことで、ちょっと調べ出したんです。

西川口で働きたいと思っていたので、たまたまウチが募集をしていて、内勤のスタッフで入りました。

それまで「遊ぶ側」として楽しんでいたわけですけど、入社前には抵抗ありましたよ。まったくわからないわけですし、「働く側」になると変な話、アングラな部分があるんじゃないかって、そういう不安はよぎりましたよね。正直な話。

払拭されたのは働きだしてから。今思うと当たり前なんですけど、「ちゃんとした企業」なんですよね。法人で組織立って経営されていて、会議があって方針があって、上からの指示だって「考えがあって」降りてくるわけですよ。

アングラな従業員なんていないし、お客様だって、まあちょっと困った酔い方をされている人もたまにはいますけど(笑)、基本的にはみんな良い方なんですよ。お褒めの口コミなんて、ほんとうにありがたい。

研修は掃除と挨拶から。接客は、配達とは違います(笑)

やっぱりここも、他の業種と同じところだと思うんですけど、入っていちばんに覚える基本は「掃除」なんですよね。徹底されました。朝はいろいろセットして、最終チェックとかするんですけど、夜は夜で店内、お部屋、トイレ、全てもう綺麗に。最初はたいへんでしたね。

接客も同時進行で教わりました。接客っていうよりまず「挨拶」からですよね。何しろそれまでは荷物を積んで朝早く出て、遠くの配達先で降ろして終了みたいな生活でしたから。掃除に「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!」の挨拶。3か月の研修期間はそれだけですね。それから徐々に受付業務をさせてもらうようになるんですけど、ここでもはじめは、失敗もありましたよ。

直したのは「先輩や上司から言われたから」じゃないんです

受付はお客様のニーズ、ウチみたいなお店だったら「今日はどういった遊び方をしたいのか」をお聞きして、そこに合った女性をお勧めするわけですけど、これが最初はむずかしい。

女性の載るパソコンのモニターは、受付側からしかわからないわけですよね。見られないお客様は、要望をおっしゃるだけで。

それを良いことにっていうわけでは全然ないんですけど、結果的に相手となる女性を無理くり付けたような感じになってしまって……。お帰りの際に「ちょっとイマイチだった」って言われちゃったんですね。

そこはもう、先輩や上司から言われるから直すっていうんじゃないんですよ。やっぱり僕も風俗が好きでこの業界に飛び込んだわけだから、いらしたお客様には楽しんでほしいわけです。悔しい(笑)。

「ようし」って、お客様に意識して「根掘り葉掘り」聞くようになりましたね。かわいい系の子が好いのか、キレイな方が好いのか「フツーに」タイプを聞くのはもちろんなんですけど、もう少し突っ込みます。「スタイルの好いひと」って言っても、なかには「細見の女性は苦手」っていう場合もあるわけで、とにかく聞きます。

やっぱりね、なかなか「自分の思っていること」と「お客様の考えていること」って、リンクしないんですよ。「いや、それだったらこの女性お勧めなんだけどなあ」と思っても、お客様はどうも乗ってこなくて、こちらの思うように導いていけなかったり。店舗の女性には、まんべんなくお仕事を振ってあげたいんですけどね。

でもだいぶ上達はししたんじゃないかな(笑)。自分の「この方かこの方を選んでほしいな」っていう思いに、百発百中じゃないですけど、ほぼ2分の1、50%くらいの確率で導いていけるようになりましたから。

大事なのは、これはスタッフやキャストの女性に注意するときも同じなんですけど、一旦はお客様の要望を「きちんと受け止める」っていうことですよね。そのうえでこちらから、「この方もこういう感じの女性なんですよ」という形で、お勧めする感じですかね。押し付けちゃいけないんです。

大切なのは「チームワーク」。もっと売り上げに貢献したい

やりがいはやっぱり「売上」です。「あ、今日いっぱい入ってるね」「これは売上良いね!」という感じで……。自分の考えた企画が当たった時ももちろん嬉しいですけど、大事なのはとにかく、「チームワーク」ですね。これは店長からも言われていることなんです。

チームワークがなくてバラバラだと、お店の雰囲気も悪くなるし、空気悪いと女性も気づきます。そうすると女性も「なんかイヤだな」となって、それがそのままお客様に伝わるんですよね。

今主任ですけど、こういうところで、より良い「チームづくり」ですよね。心がけているのは。スタッフを盛り上げ、女性もウチは主婦の方も働いてますから「礼儀」とか「敬意」ですよね。「ありがとう」って、そういうことを大切にしています。人生経験を積んできた女性ですから、あんまり気やすいのはよくない。ちょっとした言い回しでも、気をつけるようにしています。

トラックの運転をしていた私が、こうして接客をして「チームワーク」って考えるようになっているわけだから、おもしろいですよね。これからもっと売上に貢献して店長になって、みんなを盛り上げていきたいですね。

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

取材後戸口まで送っていただきながら、「はじめはたいへんでしたねえ」としみじみ語って下さった鈴木さん。ドライバーから接客業への転職ということで、慣れるまではご苦労されたようです。それでも2年も続けてこられたのは「好き」という気持ちが大きいのでしょう。今は主任としてチーム作りを心がける鈴木さん。店長への道も、自然と開けるように感じました。

プロフィール

鈴木司

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:トラックドライバー)

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