【総務・人事】小池琢己さんのインタビュー記事
2018年入社
小池琢己 (34歳)
総務・人事
前職:電気工事士
2021.6.16
軽い気持ちのバイトが、本気の正社員に変身。“見てくれている”という安心感が支え
この記事のポイント!
- 法人経営の安定性、社会保険、昇給。上を目指す“決心”ができた
- 失敗はOK。でも必ず原因と対策を共有し、繰り返さないこと
- キャスト応募は多数で、新店が必要=出世の道が用意されている
体を壊して電気工事士を退職。次の道を考えた時……
もともとは山口県にいました。学校を出て、19歳かな? 小倉に出てきたのは。
職は転々としています。介護士にテレフォンオペレーター、ソープランドで2年ほどスタッフをしたこともあったり。こちらに入社する前は、電気工事の仕事をしていました。
あまり職に選り好みはしない方なんですよね。1つひとつの職歴もわりと長くて、1年経たずに辞めたなんていうことはありません。電気工事士も続けるつもりではあったんですが、体を壊しちゃったんですね。腰だけじゃなくて、あちこち痛めてしまって……。
で、もう30歳にもなってましたし、体を悪くした分、ソープに戻るのはちょっと厳しいのかなと。立ちっぱなしだったり、タオルの上げ下ろしとかですね。無店舗型のデリバリーヘルスなら、この点はラクかなと思いました。
正直軽い気持ちだったんですよ。業種も職種も何でも良いぐらいの思いでした。ここにも最初は、送迎ドライバーのバイトで入ったんです。
法人経営の安定性、社会保険、昇給。上を目指す“決心”ができた
ところが入社してしばらくした頃に、当時の店長から声を掛けられて。まず、働きぶりを褒められました。「よくやってくれてるね」と。普通にやっていただけなんですけどね(笑)。
「もう30歳超えてるんでしょう?」
「はい」
「奥さんもお子さんもいるんでしょう?」
「はい」
「ずっとアルバイトのドライバーで、大丈夫?」
「……はい」
そして転職活動中ならあれだけど、もし正社員として働く気があるなら、『チャチャ』は法人経営で基盤が安定していると。当たり前のことだけど、社会保険に加入できるし、賞与も年2回出る。君は小さいお子さんもいるんだから、家族手当だって出すよというお話でした。
「その調子でスタッフを頑張ってくれたら、ウチは昇給昇格随時だし、店長目指してみても良いんじゃない?」
どう思ったか? いや、素直にありがたかったですよ。入ったばかりの新人に、そこまで言ってくださるんですから。当時娘が2歳。これからの教育費とかを考えたら、店長の仰ることは、もっともすぎるぐらいの言葉でしたしね。
「やってみるか」
軽い気持ちが、本気に変わった瞬間だと思います。
失敗はOK。でも必ず原因と対策を共有し、繰り返さないこと
3年目の今、僕の仕事は求人関係が中心です。責任者として、かなり自由にやらせていただいてます。
そもそもの発端は、「小池君顔出せるか?」というところからでした。僕自身他の業界も長いですから、「大丈夫です!」と。一般の広告なら顔が見えるのは当然のことですよね。こんな僕の写真でも(笑)、出れば求職者の安心に繋がると考えたんです。
そこからはブログを書いたり、アイデアを絞って動画を撮ってアップしたりと、色んな形でアプローチを続けています。ときにはネタが滑っちゃうこともあるんですが(笑)、上は気にするなと。このことに限らず、基本的に失敗自体は何も言われません。
「共有だけ忘れずに」
間違わない人はいないし、むしろその反省から人も企業も成長するという考えなんですね。例えば“この動画だといまいちアクセスが伸びなかった”となったら、原因を考えて、かつ対策も含めて周りのスタッフにも教えてくれと。
ミスの繰り返しは、なぜいけないか。そもそもなぜ起きるのか
逆に入った頃、同じ失敗を繰り返すと怒られました。
「常に二度目はない気持ちで事に当たって」
たぶんこれも、ミス自体を責めているんじゃないんですよね。後に僕も後輩達を見て感じたのは、何回も同じミスをしちゃう人って、“なんとなく”で、時間を流しちゃっているんです。
目の前の業務をこなして、定時が来れば帰れば良いという感じ。だから間違いを気にしないでいられてしまう……。
これだとやっぱり伸びないし、仕事が楽しくなりません。腹が立つと言うより、こういうスタッフに接すると「もったいないなあ」って思っちゃいますね。頑張りは見てくれる会社ですから。
キャスト応募は多数で、新店が必要=出世の道が用意されている
各店の人気に支えられて、おかげさまで求人は好調です。この事業はまずとにかくキャスト数が重要ですけど、連日3、4件は女性の面接がありますからね。地元の方もいれば、出稼ぎの方もいらっしゃいます。実は今も面接の合間なんです。
求人を担当すると、責任も感じますよ。ここを選んでいただいた以上、皆さんに稼がせてあげたい。その意味で上も常に新規出店を考えている感じです。裏を返せば、『チャチャ』はスタッフの出世のチャンスも、多い環境なんですよね。
振り返ると、僕が19歳で介護職に就いていた時って、月額12万円ぐらいの基本給しかなくて。夜勤手当の3,000円とか5,000円が頼りだった感じです。ところが無理しすぎて、脱水症状+熱中症で倒れたこともありました(笑)。
あのままだったら、とても子供なんて持てなかったと思います。業種も異なりますから、直接比べるのは少し違うのかもしれないですけど、ここは福利厚生がきちんとしています。そして何より、まだまだ利益を上げる伸びしろがあります。収入に夢を抱けるんですね。
さっきも言いましたけど、成果も正当に評価してくれます。「次からこれね」って、ほんとに急に月給が上がったりするんです(笑)。それは嬉しいですよ。励みにもなるし、やりがいという意味では最高の環境だと思います。
(インタビュー:新海亨)
取材後記
小池さんのこの言葉にこそ、成功の秘訣がありそうですね。“普通のこと”としてマジメに業務に向き合っていたからこそ、正社員へのお誘いがあり、求人責任者への抜擢もあったのでしょう。“頑張りは見てくれる”。会社に対するこの信頼も、日々の仕事を後押ししているように感じました。
プロフィール
小池琢己
総務・人事
(前職:電気工事士)