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18歳で業界入り。就職に重要なのは、“どの企業で働くか”

業界入りは早いですよ。18歳の時。これより下はないわけだから、言っちゃえば最年少ですよね（笑）。

もともと別の職に就いていたんですが、10代だし給与が良いはずはない。将来に不安を覚えていた時に、知人から声を掛けられたんです。

「ウチは年齢も経験も関係ない。頑張ればちゃんと見返りがあるよ」

“夜職”という言い方がありますけど、よく知っている方からのご紹介だったので、転職に当たって抵抗やコワさみたいなものはありませんでした。「この方のいる職場なら」と信頼できたんですね。

実際トータルで5年いて感じるのは、何と言うか、業界を一くくりにして悩む必要はないんじゃないかなと。それよりは“どの企業で働くか”ということの方がよほど重要で、その意味で言えば、10代でここに出会えた僕は、本当にラッキーだったと思います。

人気の秘密は“高級風俗エステ”という戦略と、“ブレない”営業

現にラッキーは最初から感じていました。“稼げる”ことに驚いて。『アロマファンタジー』は既に人気店としての地位を確立していたんです。

何がユーザーの好評に繋がっていたかというと、とにかくまず“高級風俗エステ”という戦略の勝利ですよね。

容姿だけではなく、マナーや気遣いの点でも選りすぐりのセラピストが集っている。しかも施術は経験豊かな講師が指導する、一般エステ顔負けの本格的なもの。“ハイレベル女子によるアロママッサージ＋性感”というコンセプトが、富裕層を中心に絶大な支持を受けたんです。

そしてここが重要なんですが、先輩達は決してブレなかったんですね。創業時のなかなか結果が出ないという時期に、「じゃあヘルスをやろうか」とか「イメクラに変えちゃうか」とはなりませんでした。

スタッフはコツコツと誠実な営業を続け、セラピストさん達は“おもてなし力”を磨き、僕が入社した時には、もうオープンから8年の月日が流れていました。ちょうど努力の成果が花開いていた時期だったんです。

つまり僕は、先輩達の汗の恩恵を受けていたわけですね（笑）。やれば結果が付いてくる、自分の収入も増えるという感じでした。

業務のシステム化＝学びやすく働きやすい環境の実現

またシステムが整えられていたことも、学びやすさと働きやすさに繋がっていました。研修期間があり、マニュアルがある。積み重ねたノウハウもある。だからパソコンなんて触ったことがなく、電話応対も初めてという僕でも、ムリなく業務を習得できたんです。

シフトも実働9時間＋休憩1時間（夜勤は実働8時間＋休憩1時間）で、きっちり3つに区切られていました。よく聞く“ワンオペ”のような非効率な勤務は一度もありません。そんなことをしてもパフォーマンスが落ちるだけだし、何より人が続きませんからね。

そしてシステムが機能してしまえば、正直に言って、この仕事は難しくないんです。僕が心がけていたのは“当たり前のことを当たり前にやる”ということだけ。高級店なので単価が高く、全員が同じ心構えで仕事に向き合えば、十分に利益を出せるんです。

遂に13年。ポストの面でも収入の面でも、更にチャンスが拡大

13年を経た現在では、分業化も進んでいます。例えば若干24歳の僕ですが（笑）、実はもう現場を離れて、本部で求人や営業の広告戦略を担っているんです。お店の方達に、より営業に専念してもらえる環境が整ったかなと。

今は拡大期と言っていいのかもしれません。恵比寿と五反田の2店舗に加えて、もう1店舗の出店が決まっています。収入の面でもポストの面でも、更にチャンスが広がっていますよね。

初任給は月給30万円ですが、“そのまま”ということはありません。主任、副店長と進んで、店長ともなれば月給60～70万円。2店舗を統括すれば、100万円という数字だって見えてくるはずです。

もちろん道はそれだけじゃないですよ。独立支援制度があるので、企画書を片手に社長を目指していただいても構いません。いや、構いませんというか、たぶんみんな、そんな積極的な方が仲間に加わってくれたら、大喜びしますよね（笑）。

僕のように未経験でも、この仕事は十分に始められます。でもご経験者・実力者で、「ポストの空きがない」とか「働きに給与が見合っていない」と感じている方も、ぜひ一度お話を聞きにいらしてほしいなと。

“適材適所”の推進。ハッピーなマッチングが見つかるかも?!

僕みたいに本部スタッフを目指すのだってありですよ。さっきも言いましたけど、一般企業のようにシステムを構築しているからこそ、“各々の個性や能力”を発揮させられる場がウチにはあるんです。

これからもっともっと大きな組織にしていくためにも、むしろ“適材適所”は更に進めるべき課題かなと。ご面接の機会があれば、その方の“得意なこと”をぜひお聞きしたいですよね。意外なところから、お互いにハッピーなマッチングが見つかるかもしれません。

取材後記

執筆者

松坂 治良

お話を伺って、“組織力があるからこそ自由”ということを強く思いました。奥川さんご自身が「適材適所でのびのびやれている」と感じているのでしょう。培ったブランド力を背景に、グループはまだまだ成長していきそうですね。