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ジンセイの紆余曲折を経て、なぜ彼らは風俗業界で働く選択をしたのか。
風俗業界への転職を選択した彼らのジンセイ再生の秘訣に迫ります。

総務・人事】浅野智之さんのインタビュー記事

2011年入社

浅野智之 (34歳)

総務・人事

前職:携帯ショップ・販売

2018.8.1

見ているひとは見ている! 僕が本社部門に異動できたワケ

この記事のポイント!

  • 風俗にチャレンジしたのはちょっと面白そうっていう軽い気持ちから
  • マジメに誠実に働いていたから本社部門に異動できた
  • 自分の特性を活かしていまは充実した仕事をできている

転職のキッカケは「ちょっと疲れたな。少し休もう」

前職は携帯ショップ店員、販売の仕事をやっていたんです。

最初は受付から始まり、故障担当やったり、クレーム担当やったり、あと新人の教育担当になったりもしましたね。ここはいまの業務にも通じるかもしれないですけど、合わせて4年くらい頑張っていましたね。

仕事は嫌いじゃなかったんですよ。だから、丁寧にマジメにやっていたら、会社全体の表彰制度にノミネートされて、賞状をもらったりなんかもありました。これはすごくやりがいでしたね。

でも、4年ずっとやってきて、ちょっと疲れたな、少し休もうと思って退職したんですよ。

実は、店舗のあったエリアというのがあまり治安が良くないところで、お客さんが暴れたり、お客さん同士で揉めたり、携帯を使った犯罪のために反社会的勢力のひとが来たりと、トラブルが日常的な環境だったんです(苦笑)。

ただ、販売の仕事自体は嫌いではなかったので、ちょっと休んで、また違う携帯ショップで働こうとは思っていたんですけど。

ビシッ! とマジメに面接に行ったら「即採用」

そうして休んでいたときに、いろいろ求人を見るじゃないですか。ちょっと心に余裕が出来て、世の中こんな仕事もあるんだなとか。

それでたまたま見つけたのが、いまの会社のサイトだったんですけど、ちょっと面白そうだなって思ったんですよね。

なんとなく業務はわかるし、楽しそうだなって(笑)。それで応募してみたんです。

正直、何ヶ月か経験してみて、全然おもしろくなかったら、すぐに携帯ショップに戻れるしっていうくらいの軽い気持ちでしたね。

でも、面接は本当にマジメに臨んだんです。

履歴書は当然、両面を全部埋めて、格好もちゃんとしてビシッとした気持ちで受けに行ったんですけど、当時の面接官に初対面でチラッと見られて、そのまま「採用で」って。

え! マジか!? みたいな感じで(笑)。

あとで聞いた話なんですけど、まだあまり会社にも一般業種からの転職組がかなり少ない時代だったので、そこまでやっている求職者というのがあまりいなかったみたいで。

それで即決してくれたらしいんですけど(笑)。

見ているひとは見ている! 僕が本社部門に異動できたワケ

スタートは受付からですね。

まずは予約のお客さん。もう決まっているので、この女の子は……とか紹介する必要がないパターンからですね。

それができたら、次は新規のお客さん。

新規っていうのはやっぱり女の子を選んでもらわないといけないので、ニーズを伺いつつ、お店としてはいま空いている女の子をおススメしていくという。

ときには売り出しのため、絶対この子をつける! っていうときもありましたね。

ただ、そこでちょっと戸惑ったのが、キャリアショップの接客とちょっと違うなと。

当時はまだまだ水商売出身のひとが殆どだったというのもあって、そういうスタイルの盛り上げで成約を取るという雰囲気だったんですよ。

僕、正直こういうのが苦手で……(苦笑)。

携帯ショップみたいに、すごくマジメに、いらっしゃいませみたいな感じでやるのとはちょっと違ったんですよね。これがキツくて……。

それでスタッフでスタートして数ヶ月経ったときに、辞めたいっていうことを、店長に伝えたんです。

そうしたら、店長さんがすごく僕のことを気にしてくれていて。

「ずっと見ていましたけど、正直こういう業界にはあまりいないひとです。でもだからこそ、そういうひとがすごく貴重です。辞めるのはもったいない」って、言ってくれたんですよ。

確かに、マジメにしていましたし、電話の応対もものすごく丁寧にしていたので、逆にちょっとみんなの方がびっくりしてくれてはいたんですね。「この人の対応、なんなんだ!」みたいな感じで。

それでその店長が、本社の責任者に紹介してくれることになったんですよ。

そうしたらその方も、「自分も元々は不動産関係の仕事をしていて、いわゆる一般企業で働いていたから、すごく気持ちがわかるよ。確かにすごく真面目そうだし、もったいないから、人事部で活躍してみないか」って、お話を頂けたんです。

これを聞いて、ここまで自分のことを見てくれる会社なんだって思いましたね。正直、風俗っていうことで軽く見ていたところもあったんですけど、イメージが一気に覆されたというか。

それで人事部に来ました。人事部って響きも、なんかカッコイイなって(笑)。

ジブンのスタイルで結果を出していくのが楽しい

それから人事部で、女性求人と男性求人を担当しています。

特にやりがいがあるのは、問合せしてきてくれた女の子に、まずは店舗の面接に行って頂くというところですね。

意識しているのは、メール対応にしても、電話対応にしても、すごく丁寧に、わかりやすく、落ち着いた口調でお話しするということですね。

不安な気持ちを持って問い合わせてくれた女の子に、安心感を与えてあげると。そうすると女の子も、「じゃあ、面接に行ってみようかな」って思ってくれるんですよ。

ここはもう、すごく分かりやすく数字として現れるので!

僕、すごい向いているなって思うんですよ。携帯ショップでやっていたことを、いますごく活かせているので!

最近も、「お兄さんがそこまで言うんだったら、ちょっと行きます」って言ってくれた女の子がいたりして、担当としては嬉しいですよね!

そこから入店してくれて、稼いでくれたら、もう喜びでイッパイですけど(笑)。

転職を振り返ってですか?

そうですね。最初はちょっと面白そうっていう軽い気持ちからだったんですけど、でもここまで自分を活かしてくれる経験って、そのまま働き続けていたら、なかなか出来なかったんじゃないかって思っています。

だから、いま満足していますし、これからもこの人事の仕事をマジメに続けていきたいって思っているんですよね。

もし一般業種でマジメに頑張っているのに評価されないっていうひとがいたら、是非僕に連絡して欲しいなって思いますね。

すごく丁寧に、分かりやすく、風俗業界のことをお話できますので(笑)。

(インタビュー:新海亨)

取材後記

赤星 アキラ

執筆者

赤星 アキラ

マジメかつ誠実な接客が認められて本社部門に異動出来たという浅田さん。「見ているひとは見ている」という言葉がありますが、まさにその通りだなとお話を伺って思いました。いまは男性求人も担当されているとのことで、どんな人が欲しいか尋ねると、マジメかつ誠実なひとが欲しいとの答え。大手が大手に成長出来たヒミツ、見つけた気がしました!

プロフィール

浅野智之

総務・人事

(前職:携帯ショップ・販売)