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総合職(店長・幹部候補)】香崎雄介さんのインタビュー記事

2014年入社

香崎雄介 (32歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:事業家

2021.6.22

経営者としての“成功体験”は2度目。究極の“人”事業だから、収入以上に夢も広がる

この記事のポイント!

  • この事業は、難しくはない。必要なのは、“人”に対する根気
  • 言葉が出る“理由”と“過程”が大切。“わかり合う”を放棄しない
  • 培ったコミュニケーションスキルは、どの事業にも応用できる

20歳で開業した成功体験。5年後、「もう一度何か」となった時

「結局オレにはこれしかないのかな」

今年で7年目なので……、僕が25歳の時かな。『ヒルズ熊本』をオープンしました。

18歳からこの業界にいて、実は20歳の時に一度、大分でお店を経営していたんですね。2年ほどですけど、そこそこ流行りもして。

ただ今思うと、若いうちに大きなお金を手にしたのがいけなかったんですかね。その後どうも無気力になって、3、4年フラフラしちゃってたんです。正直な話、彼女に食べさせてもらっていたような有様で。

でもいつまでもこれじゃいかんだろうと。このまま20代が終われば、きっとろくな人生になりませんよね。地元の熊本に戻って心機一転、仲間達ともう一度デリヘルをやろうと決めたんです。

他の事業もやったことはありましたけど、どうせゼロからやり直すなら、成功体験の大きい業種に賭けようという気持ちでした。早く結果が欲しかったし、それなりの自信もあったんです。

この事業は、難しくはない。必要なのは、“人”に対する根気

春に開業して最初の2、3か月は苦労しましたけど、その後はわりと順調でした。夏ぐらいには軌道に乗って、2年3年4年と、右肩上がりに業績を伸ばしていった感じです。幸い僕は、仲間にもキャストさんにも恵まれていたんです。

それに知らない業界のことだと、「たいへんなんじゃ」と身構えてしまう方も多いかもしれないんですが、僕の体験から言えば全然そんなことありません。ラクとは言わないですけど、この事業は難しくはない。20歳の若造が経営できていたぐらいなんですから(笑)。

その上で伸びるスタッフと足踏みしてしまうスタッフの差を考えてみると、根気かなと思います。特に“人”に対する根気。

例えばお客様から電話でお問い合わせが入ったとします。

「20歳ぐらいのスタイルいい子で」

でもたまたま該当の子は出払っているとなった時に「すみません。今いません」と答えてしまったらダメなんです。話が終わっちゃう。もし僕が横にいたら、「受話器貸して貸して」ですね(笑)。

まず悩む姿を伝えます。「うーん」て。そしてこんな風にご案内してみるんです。

「20代後半にはなっちゃうんですけど、スタイルは抜群です。ジム通いが趣味という子なので、鍛えてもいて。何より本当に性格が良いんですよ。ご検討願えませんか?」

言葉が出る“理由”と“過程”が大切。“わかり合う”を放棄しない

これがつまり商売だし、さっき言った“人に対する根気”ということなんですね。確かに成約できるかはわかりませんけど、自分から“商機”を切っちゃうのはもったいない。もう少し粘らないと。

キャストさんに対しても同じです。特に最近の若い男性は、女の子と“わかり合う”のを放棄しがちな気がするんです。何と言うか、1、2度言って聞いてくれる子には話すけど、そうじゃない子にはもう言わないみたいな。

これもダメ(笑)。相手の言葉だけじゃなくて、その言葉が出る理由とか過程を見るんです。

「写メ日記上げないのは、やっぱり苦手なんですか」とか、「そう言えばずっと元気ないですね」とか、「当欠(当日欠勤)増えちゃいましたけど、何かありました?」とか。とにかく間違っていても良いから、自分なりに問題の原因を推察して、女の子に投げかけてみるんです。

すぐに結果は出ないかもしれません。でも日々アプローチを続ければ、多くの子は話をしてくれるようになります。女の子も稼ぎたくてここを選んでくれたわけですしね。やっぱりここでも、もう少し粘らないと。

培ったコミュニケーションスキルは、どの事業にも応用できる

考えてみると、今残ってくれているスタッフは、これができていますね。根本にみんな“人が好き”というのがあるのかな。

その意味で言えば、接客経験は特になくても良いですけど、“人と関わるのが好き”というのは、この仕事をする上で大切な要素かもしれません。例に挙げたお客様、キャストさん、そしてスタッフ同士もそうですね。デリヘルというのは一番“人”に関わる事業なのかなと。

裏を返せば、ここで培った相手を理解する力、コミュニケーションスキルというのは、他の事業でも活かせる気がします。実際僕も『マツエクサロン』を運営していますからね。

なのでウチに入る方は、もちろんここで月収50万円とか100万円を目指す働き方をしてくれても良いんですが、その先に独立という夢を描いてくれても嬉しいです。

デリヘル? いやいやデリヘルに限らず何でも。企画書用意してプレゼンしてくれたら、僕ちゃんと聞きますよ。ウチはトップダウンの会社じゃないから、声を掛ければきっと、みんなも聞いてくれるはずです。一緒にやりたいという仲間も現れたりして……。

あ、いけない。僕自身がワクワクして来ちゃいました(笑)。

(インタビュー:新海亨)

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

「みんな人が好き」と語る香崎代表ですが、きっと誰よりもご自身がそうなのかなと感じました。「難しいことは何もないが、根気はいる」という言葉も印象的です。もしかしたら、どの業種も同じなのかもしれません。そしてそれが人に対して必要なのが、この業界のお仕事なのでしょう。
「どんな人が面接に来てくれるんだろう?」
楽しみに待つ代表のお姿が、目に浮かぶようです。

プロフィール

香崎雄介

総合職(店長・幹部候補)

(前職:事業家)