【総合職(店長・幹部候補)】伊藤巧さんのインタビュー記事
2018年入社
伊藤巧 (34歳)
総合職(店長・幹部候補)
前職:ヘルススタッフ
2022.11.23
プライベート重視か、稼ぎたいかを選べるお店。でも夢は大きい方が、仕事は楽しい
この記事のポイント!
- “型”は身に付く。問題点も見え、成果を出せるようになった
- エリアNo.1の人気店に。“当たり前に”が結果に繋がる仕事
- 本気になれば、収入は青天井。そのことは忘れないでほしい
パチンコで15万円当て上京。建設現場で手取り“200円”の衝撃
青森から上京したのは、21歳の時でした。
友達と行ったパチンコで、確か『花の慶次』の新台だったかな? 1万円入れたら運良く15万円になったんです。
「やった。オレ東京行くよ」
仙台の専門学校を中退したことが、正直ずっと心に引っ掛かっていたんですね。学費を出してくれた親に申し訳ないなって。
そうじゃなくても10代はずっといい加減で(笑)、迷惑掛けてばかりでしたから。何とか都会に出て一旗揚げて、親孝行とは言わないまでも、せめて安心させてあげたかったんです。
ところが世の中そううまくは行きませんね(笑)。寮と食事が出ることに惹かれて、建設現場で作業員をしたんですが、月末に給与明細を見せられてびっくりですよ。寮費と食費と雑費を引かれたら、手元に残ったのは200円でした。
「ごめんな。ほら、今月天候悪くて10日ぐらいしか稼働できなかったじゃない」
「……」
「で、悪いんだけど、池袋の本社に200円取りに来てくれる?」
「交通費の方が高いじゃないですか」
もうその場で辞めちゃいました(笑)。今だから大笑いできますけど、当時は深刻ですよね。「何のために東京に来たんだろう?」って。
日々テンパるほどの忙しさ。そんな時、店長に掛けられた言葉
ただ振り返ると、ここで下手に稼げず、「転職しよう」と思えたのは良かったのかもしれません。高収入の求人を探す中で、この業界を知ることができたし、何より良い上司に巡り会えました。
もう12年前になるのかな? そこは八王子市のピンサロで、勤めた初日からとにかく忙しかったのを覚えています。1日に140人とか150人とか、それぐらい来客があったんじゃないですかね。
半年、1年と経てば業務にも慣れてくるはずなんですが、ピンサロも良い時代で、お店は更に繁盛しました。もう僕は常にテンパっているような状態ですよね(笑)。日々無我夢中でホールを右往左往して……。
そしたらある日店長に怒られたんです。「慌ててる顔見せるな」って。
「伊藤君が忙しいのって、何かお客様に関係ある? 女の子にいっぱいいっぱいな姿見せる必要ある?」
“型”は身に付く。問題点も見え、成果を出せるようになった
頭に来た? いや、若いし僕わりと素直だったんで(笑)、「そうか」と思いました。なんとなく言ってることも理解できたんですよね。
お客様に僕は、常に何かに追われているような顔を見せていたと思うんです。またイマイチ女の子が心を開いてくれなかったんですが、それはたぶん、僕の切羽詰まった様子が相手を不安にさせていたのかなと。
それからはとにかく“笑顔”と思いながら接客し、女の子にも「へーきへーき」と余裕を見せるようになりました。すると不思議なもので、その態度が“身に付いて”くるんですね。“型”ができると言うか……。
同時に問題点も見えてきました。“余裕がないとすれば、原因は何なのか”と、自分のオペレーションを見直すようになったんです。結果成果も出せて、5、6年いる間に副店長にまでなりました。月給も確か、5、60万円頂いていたんじゃないですかね。
大手に転職後、待っていたのは“退屈”。先が見えてしまった
やがてその店長は去り、僕自身もピンサロでやれることは全部やった気がして、大手の性感ヘルス店に転職しました。
でもここは全然楽しくなくて(笑)、3年が限界でしたね。やることが決まっているし、逆に新しい何かをやろうとすると、「余計なことするな」って圧力が掛かるんです。
“だから大手になれた”とも言えるんでしょうが、つまらないなと。周りのスタッフも“言われたことだけやっていれば”という感じで、全然覇気がないんです。
何より先が見えちゃったんですよね。
「今手取りで月給4、50万。店長になったら6、70万円かな。で、退職か」
なんだか暗い気持ちになりました。お金は悪くない。だけどこんな風にだらだらと日々を過ごして、人生終わりでいいのかなって……。
そんな時です。先輩から『紳士の嗜み』に誘われて。悩んだ末に、お世話になることを決めました。
実はピンサロ時代のあの店長が、独立して始めたお店だったんですね。「全くゼロからだから」と聞いて、この業界に入って初めてというぐらい(笑)、やる気が湧いたんです。
大手に勤めるのではなく、自分達の手で大手になる。僕もちょうど30歳でした。新しい決断をするには、良い時期だったと思います。
エリアNo.1の人気店に。“当たり前に”が結果に繋がる仕事
実際入社して良かったですよ。楽しい(笑)。僕が来た時『紳士の嗜み』は1年目。営業サイトで“風俗エステ”としての知名度を上げるところからでしたけど、今では何と、立川・八王子エリアで、業態ランキングNo.1の人気を得るまでになりました。
“どうやって”というのは、ピンサロ時代もヘルス時代もそんなに変わらないんですよね。業務自体は難しくはないので、“当たり前のことを当たり前に”という姿勢で目の前のことに取り組んできました。それが結果に繋がるのが、この事業の良いところかなと。
なので新人さんは、業界未経験でも全く問題ないです。今や店長の僕にも充分なノウハウがあるので、しっかり教えられますしね。もちろん僕がここに来た理由が理由ですから(笑)、集客やイベントの企画も大歓迎ですよ。むしろ嬉しいぐらいです。
働き方も、僕みたいに「一旗揚げたい」みたいな感じじゃなくても良いですよ(笑)。ガツガツ稼ぎたいという方もいれば、プライベート重視という方もいるでしょう。色々で構わないし、またそれが当然だと思うんです。
具体的に言えば、実働8時間、完全週休2日で月25万円ももらえればという方もいるでしょう。逆に10時間は働ける。休みも週1で良い。その代わり最初から月30万円以上は欲しいという方もいますよね。
ウチはその両方に応えられる体制です。アルバイトも全然ありですし……。
本気になれば、収入は青天井。そのことは忘れないでほしい
ただその上で最後にお伝えしたいのは、「本気になれば、収入は青天井だよ」ということ。店長ともなれば月給も54~74万円に跳ね上がるし、今は立川と大宮の2店だけですが、人が育ちさえすれば、関東どころか全国各地にお店を展開していく予定です。
そうなればエリアマネージャーという役職や、フランチャイズで独立という道も見えてくるでしょう。月100万円200万円という額だって目指せます。まさに夢は無限なんですね。
さっきも言いましたけど、大きいところに勤めるより、自分達が大きくなりたい。ここに共感できる方は、毎日充実して働けると思います。言いたいことも言える職場だし(笑)、僕自身、今が一番恵まれていると感じています。
(インタビュー:松坂治良)
取材後記
プロフィール
伊藤巧
総合職(店長・幹部候補)
(前職:ヘルススタッフ)