【一般職(内勤・スタッフ)】堀田浩輔さんのインタビュー記事
2021年入社
堀田浩輔 (36歳)
一般職(内勤・スタッフ)
前職:店長(キャバクラ)
2021.8.10
夜職を“言い訳”にしない。仕事は“正当に”評価。ここには“当たり前”があった
この記事のポイント!
- “人”に惚れこむタイプ。でも“遠く”と“近く”では見え方が違う
- 接客+スタッフへの親身。「自分が恥ずかしい思いをするよ」
- “成果”で評価の社風だから、行くところまで行きたい
19歳で業界入り。“やったらやっただけ”が嬉しかった
業界歴?(笑)。歴で言うと長いですよ。高校を卒業して、19歳からこの世界にいます。
十代の生意気な盛りだったので、まず「人に使われるのがイヤ」というのがあったんですね。だけど稼ぎたいとなった時に、既に業界にいた先輩が、声を掛けてくれたんです。
「“やったらやっただけ”だから、働き甲斐があるよ」
正直「そうか」と思って、入店後は今振り返ってもがむしゃらに仕事しました。実際1つひとつ業務を覚えていけば、それに伴って給与も付いてきて……。
「すごいじゃん堀田」
収入を同級生と比べた時に、自分の方がずっと良いのも嬉しかったですよね。ときには多少ツラいこともありましたけど、それはどんな職種でも一緒じゃないですか。20代30代と、概ね楽しく過ごしてこれた気がします。
“人”に惚れこむタイプ。でも“遠く”と“近く”では見え方が違う
ただ、お店自体はこれまで3回ぐらい変わっているのかな? どこが嫌とか揉めたとかではないんです。何と言うか、僕はどちらかと言うと、“人”に惚れこむタイプなんですね。
ビジョンを聞いたり、お店を回す様子を見る中で「こんな風になりたい」とか「教えてほしい」と思った方に、付いて来た感じなんです。なので入ってすぐに辞めたということは一度もなくて、いつも4年とか5年は同じ職場で勤めあげてきました。
でも……、なんですよね(笑)。自分が店長になったりして、より近くでオーナーなり社長なりの振る舞いを見るようになると、どうしてもがっかりする部分や弱さも見えてきてしまって。数年続けてはお店を離れて、というのを繰り返してきた気がします。どの経営者にも、それぞれ良いところと悪いところ、両方があったんですけどね。
“夜職・昼職”は関係ない。仕事を仕事として“当たり前に”
今年から『Arietta』にお世話になることを決めたのも、同じような経緯からでした。とは言え入社して半年が過ぎたんですが、「この会社は今までとは違う」というのは、強く感じています。
例えば転職活動中も、ここはまず電話口の対応が一番丁寧だったんですね。中には求人の応募とわかった途端に横柄になるお店もあるんですが(笑)、真逆でずっと“お客様”という感じなんです。「たくさんある中でありがとうございます」という言葉まで頂けて。
面接時に代表が仰っていたのは、とにかく“夜職と昼職”という括り方が自分は嫌なんだと。確かに、実はこの言葉を使うのって、ナイトワークの側だけなんですよね。一般企業に勤めている方には、通じないことだってあります。
時間にルーズだったり、規則を守らなかったり、覚えるべきことを覚えなかったり、だらだら勤務したり……。こういうことを「夜職だから仕方ない」で片づけてしまう一部の古い風潮に、代表はずっと異を唱えてきたようなんです。仕事を仕事として“当たり前に”という意識があるんですね。
接客+スタッフへの親身。「自分が恥ずかしい思いをするよ」
だから入ったばかりの頃は、僕もよく注意を受けました。
「お客様に“了解です”は違うよ。“承知致しました”だよ」
今振り返ると、36歳でこんな指摘を受ける自分も恥ずかしいんですが(笑)、それ以上に僕が感じたのは「言ってくれるんだ」という思いでした。
もうこの歳になると、多少間違ってはいても、誰も注意なんてしてくれないんですよ。気にはなっても「まあ良いか」と流されてしまう。現に役職経験さえある自分が、何も言われずにここまで来てしまったわけで……。
ところが代表は違うんですね。それこそ“夜職のなあなあ”だと考える。誤りは誤りとして正さないと、まず訪れるお客様に失礼じゃないかと。そして更にその先に、スタッフに対しての“親身”もあります。僕も決して怒られたわけではないんです。
「堀田さん自身が恥ずかしい思いもしちゃうからさ。今直しちゃいなよ」
もうありがたいしかないですよね。しかも代表は僕より年下なのに(笑)。本当に、ゼロからビジネスを学び直せているという感覚があります。
“成果”で評価の社風だから、行くところまで行きたい
やりがいもすごくありますよ。みんなでイベントを考えて、当たれば嬉しいですし、イマイチ集客に結びつかなくて「どうしてだろう?」と考えるのも楽しい。スタッフはみんなポジティブで、失敗を嘆くより“次に活かそう”という社風ですね。
日々の業務も同様です。キャストさんとコミュニケーションを図って、「マッチングしそうだな」というお客様の席にご案内する。次にその方がリピーターとしてご予約されたりしたら、もう思わずキャストさんと目を合わせちゃいますよね(笑)。一番働き甲斐を感じる瞬間かもしれません。
その上で、代表は頑張りもしっかり見てくれますからね。ウチはよくある“ポストの空きができたら上に行ける”という方針ではなくて、成果さえ出せば昇給・昇格という感じなんです。僕自身わずか半年で主任。せっかく年齢も社歴もなく“仕事”で評価してもらえるんだから、ここが最後の会社のつもりで、行くところまで行きたいなと。
「もっと早くこの会社に出会えていたら」というのは、よく思います。これから入る若い方が、羨ましいぐらいですよ(笑)。
(インタビュー:松坂治良)
取材後記
プロフィール
堀田浩輔
一般職(内勤・スタッフ)
(前職:店長(キャバクラ))