【一般職(内勤・スタッフ)】石井秀樹さんのインタビュー記事
2019年入社
石井秀樹 (30歳)
一般職(内勤・スタッフ)
前職:プロレスラー(練習生契約)
2022.3.19
プロレスラーを目指した20代。挫折後に身を置けたからこそ、周りのすべてに感謝
この記事のポイント!
- 店長もキャストさんも優しい。だからこそ、甘えちゃいけない
- 「人それぞれやで」。懐深いからこそ、色んなスタッフが集まる
- 資格、学歴、年齢、ぜんぶ関係がない。給料だって上げられる
プロレス団体で練習生。小さい頃からの憧れだったが……

20歳の頃は、某プロレス団体で練習生をしていました。4年かな?
「大きい。強い。カッコいい」
きっと好きな方、中でも会場に足を運ぶようなファンの方にはわかっていただけるでしょうけど、僕にとってプロレスラーというのは特別な、憧れの存在で……。
練習はすごく厳しかったですよ。同期で入った12人のうち、半年後まで逃げ出さなかったのは2、3人。だからって残ったメンツがデビューできるかと言ったら、ものすごく狭い門ですからね。
僕自身ケガに泣かされて、結局そのケガで辞めざるを得ませんでした。同じようにして去った練習生も、あの世界にはいっぱいいると思います。
とは言え24歳でしょう? 何か仕事をしようと思っても、手に職もない。「そんな自分でもできること」と悩んだ時に、ときどきスポンサーさんとご一緒していた“風俗”が思い浮かんだんです。
「あの業界なら資格や学歴は関係ないんじゃないか。ゼロからでもやれるんじゃないか」。そんな考えからの転職でした。
店長もキャストさんも優しい。だからこそ、甘えちゃいけない

初めはピンクサロンに勤めて、その後『妻天グループ』に来た感じですね。入社して……そうか、ここももう3年になりますね。早い(笑)。
続けられている理由?(笑) ズバリ言うと居心地が良いですよね。皆さんが温かい。
経歴を見ていただければわかるように、僕はデスクワークなんかやったことがなかったし、接客仕事とも無縁。自分の体を使ったエンターテインメントの世界にいたわけじゃないですか。
だから電話にしてもパソコンにしても、最初は苦手で。ミスした日は「ああ。明日行くのがツラいな」って、そんなことばかりでしたよ。怒られるのがイヤとかじゃないんです。店長にもキャストさんにも申し訳なくて、お酒を飲む余裕もないぐらいでした。
でもキツく叱られたり怒鳴られたりなんて、全然なかったんですよね。「辞めろ」もないです。たぶん店長って、引きずらない方なんだと思います。
「起こったことはしゃーない」
で、一番の問題は「どうしてそのミスをしちゃったかだよ」と。振り返れば原因は必ずあるんだから、そこをちゃんと潰して「同じ間違いをしないように」というのは、よく言われました。
なので自分もメモを取ったり、確認をしっかりするように心掛けたり。思えば僕は、ここで初めて社会人としての基本や常識を教わっているんだと感じます。
奥様店だからですかね、キャストさん達だって「しょうがないな」って優しいんです。だけどだからこそ、そこに甘えちゃいけないですよね。むしろ「役に立てるようになりたい。貢献したい」って、今もそれだけですね。
「人それぞれやで」。懐深いからこそ、色んなスタッフが集まる

周りを見ていると、ウチは本当に「頑張ったら頑張っただけ」という感じですよ。成果を出して認められれば、いずれ店長になって月給50万円とかも可能だと思います。副店長からは歩合給も付くので、“やりがい”も続きますしね。
つまり両方なんですよね。僕みたいにのんびり、しているつもりはないんですが(笑)、何と言えばいいか……。
僕の場合はちょっとレスラーという夢を追いかけすぎてしまって、世間から離れた特殊な場にいて。それだけについ、「こうして働けているだけで充分です」と感じてしまうんですね。そしてそんな僕でも、『妻天』は懐深く受け止めてくれているという気がするんです。
“みんながみんなギラギラ出世を目指していて”みたいな環境だったら、僕はとても付いていけなかったと思うし、それにフツーにコワいですよね(笑)。
「人それぞれやで」ときっと上の方達はみんな思っていて、だから『妻天グループ』には色んなスタッフが集まって、おもしろいイベントだってできているのかなと。
実は僕については、「もうちょっと欲出さなきゃ」って注意されることも多いんですけどね(笑)。いや、笑い事じゃないですね。もしかすると、自分の一番の課題かもしれません。
資格、学歴、年齢、ぜんぶ関係がない。給料だって上げられる

「そんな僕だから」と言うのはおこがましいんですが、最後に「あきらめることないですよ」というのは、伝えておきたいですね。
業界を問わず、この2、3年はコロナ禍でキツい思いをした方も多いわけじゃないですか。
新海さんは、今日東京から? そうですか。もちろんお互い様でしょうけど、関西しんどかったんですよ。飲食店さんなんてね、ニュースが流れれば胸が痛むし、近所の居酒屋さんがなくなったりなんかすると、他人事じゃない気さえします。
なのでそこで職を失ったり、そこまで行かないまでも将来が不安になったりという時に、「こんな選択肢もある」というのは、忘れないでほしいんですよね。
初めに言いましたけど、この業界は資格だって学歴だって、年齢だって関係ないわけじゃないですか。それにこのご時世で、成果さえ出せばどんどん給料だって上げられる。これもさっき触れましたけど、特にウチは、上がきちんと頑張りを見てくれますから。
僕を使ってくれる上司、大募集!……こんなこと言ったら、幾ら優しい店長も、さすがに怒っちゃいますかね(笑)。
(インタビュー:新海亨)
取材後記
プロフィール
石井秀樹
一般職(内勤・スタッフ)
(前職:プロレスラー(練習生契約))