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一般職(内勤・スタッフ)】河村大地さんのインタビュー記事

2019年入社

河村大地 (41歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:不動産営業

2022.10.20

売上はもちろん大事。でもコツコツ頑張っていれば、“感謝”もたくさん聞ける仕事

この記事のポイント!

  • 応募は『プリンセスセレクション』のみ。“雰囲気”に惹かれた
  • “モノ”ではなく“人”のサービス。とにかくコミュニケーション
  • 数字は当然大切。でも「ありがとう」が聞けるのも嬉しい

もうすぐ40歳。「今までと違うことをしたい」と思った時

以前は不動産営業の仕事をしていました。わりに長いですよ。トータルで確か、5年ぐらいですね。

数字を追う仕事なので、おもしろみはありました。売るものの値が張るので、リターンが大きい。“やったらやっただけ”という感じなので、頑張り甲斐があったんです。

ただ段々と景気が悪くなって行っちゃったんですね。僕が辞める頃には、インバウンドの需要もほぼ終わりという時期でした。その後コロナ禍にもなりましたし、不動産はキツかったと思います。東京の方ではまた違うんでしょうが……。

その後なぜこの業界に、というのは、転職を考えた時に「今までと全然違うことをしたい。知らない世界に行きたい」と思ったんですよね。もうすぐ40歳でしたし、そんなチャレンジができるのも最後じゃないかなと。

同時にこの仕事も“数字を追う”という意味では似たところがありますよね。やはりやりがいを持って働けるのではと考えました。大手のアインズグループのブランドと言うことで、まず『プリンセスセレクション』の面接を受けてみたんです。

応募は『プリンセスセレクション』のみ。“雰囲気”に惹かれた

ところが僕、結局ウチ以外には応募さえしなかったんですよね(笑)。理由?……うーん、何と言うか、例えば部屋に通された時に、それだけで感じる雰囲気ってあるじゃないですか。声に活気があるとか、皆さんの笑顔が親しみやすいとか、従業員同士の仲が良さそうとか。

要は、すごく人間関係が良さそうな職場だと思えたんですよね。未経験でも30代後半でも、ここならイチから始められるんじゃないかなと。前が結構ギスギスした職場だったので(笑)、敏感になっていたのかもしれません。

自分のそれまでのキャリアについても、ずいぶんと時間を割いて質問があったんですね。この歳なので当然話は長くなっちゃうんですけど(笑)、辛抱強く問いかけがあって、相槌も打っていただけて。

「あ、自分に興味を持ってもらえてるんだな」と感じられました。そういうのって嬉しいじゃないですか。こういう点からも、人を大事にする社風が伺えたんです。

キャリアアップの道筋をきちんと示してもらえたのも大きいですね。「成果さえ出せば、給与は上がる」と思えて。結果採用された時には、すごく嬉しかったのを覚えています。

“モノ”ではなく“人”のサービス。とにかくコミュニケーション

その印象は入社してからも変わりませんでした。僕も最初の内はミスだってしたんですが、強く叱られるなんていうことはほぼなくて。店長を初め、皆さんが優しかったですよね。

働く間に、前職との違いは強く感じるようになりました。当たり前ですけど、不動産は“モノ”、こちらは“人”のサービスですよね。

単純化しちゃってあれですが、不動産はモノだから仕入れればいい。でもキャストさんはそうは行きません。気持ちが沈めばサービスにだって影響しますから、“居心地のいい空間づくり”というのはゼッタイ大切だし、何よりまず出勤してもらわなきゃいけません。

しかしこれは、難しくはないんですね。僕の場合で言えば、とにかくコミュニケーションを取るようにしています。

「おはようございます……どうしました? ちょっと元気ない?」
「あ、髪変えたんですね」
「昨日の『写メ日記』すごいですね! アクセス倍ですよ」

ただ仕事上の注意や要望をぶつけても、それでは鬱陶しがられて終わりです。下手したら来なくなっちゃう。そうではなく、こうして日々声を掛けたり、些細なことにも気づくことで、仕事の話がしやすい“空気”をつくっておくんですね。

数字は当然大切。でも「ありがとう」が聞けるのも嬉しい

あとはもう一緒になって頑張るだけですよね。理屈じゃないというか……。

さっきも言いましたが、キャストさんはモノじゃなくて“人”。だからこちらが一生懸命電話口でお客様にキャストさんをアピールしたり、宣材写真1つとっても、ああでもないこうでもないと話し合っている様子を見れば、「私も」と思ってくれるものです。

特にウチは良い子ばっかりですから(笑)。「ありがとう」も言ってくれるし、卒業の時にわざわざ手紙を書いてくれる子さえいます。商売なので、不動産と同じで数字は当然大切。でもこんな感謝をもらえるのも、この仕事の醍醐味なのかなと。

なので入社の頃の思いとはかなり変わりましたよね。僕は人の感謝が嬉しいなんて言うタイプじゃなかったですから(笑)。その意味で“知らない世界”に来て良かったと、あらためて思います。

今の役職はマネージャーなので、今後はまず店長を目指していきたいですね。コツコツが花開く仕事なので、“かなう夢”だと思っています。新入社員さんには、まだ負けられません(笑)。

(インタビュー:新海亨)

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

“数字を追う”という意味では確かに不動産と似た仕事。でもこちらは“人のサービス”だからこそ、感謝というご褒美がある……。河村さんはこれまで、何人の「ありがとう」を聞いてきたのでしょう? その答えはぜひ、次の取材で。店長としてご活躍の日を、私達も心待ちにしています。

プロフィール

河村大地

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:不動産営業)