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Versailles-ヴェルサイユ-【総合職(店長・幹部候補)】佐々木敏弘さんのインタビュー記事

Versailles-ヴェルサイユ-

2021年入社

佐々木敏弘 (33歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:金融業 ⇒ ボーイ(キャバクラ)

2022.4.18

稼げるおかげで、貯金は月々30万円。でも“高級店”の良さは、お金だけじゃない

この記事のポイント!

  • スタッフもキャストさんも“プロ”。どこでも通用する接客スキル
  • 業務は難しくない。“おもてなし”の気持ちがあれば、自然に成長
  • 最初から手取り月給40万円。“今の実力”をしっかり見てくれる

進んだ大学院は「つまらない」。やがて夜の世界に惹かれた理由

地方から上京して、大学ではビジネス法を学んだんです。実家が不動産業を営んでいることもあって、将来役に立つのでは、と。興味のままに大学院まで進みました。

ところがこれが、全然おもしろくなくて(笑)。なのに課題に追われる毎日で「こんなことやってて良いのかな?」と感じちゃったんですね。結果的に1年で中退してしまいました。

その後は金融の仕事を10か月、キャバクラのボーイを5年……。そうですね、仰る通り、大学院まで行ったわりには(笑)、カタいビジネスマンより夜の世界の方が性に合っていたんだと思います。

やっぱり「やったらやっただけ」というのが大きいですよね。金融時代よりキャバクラの方がよっぽど稼げましたし、2年前に転職した吉原では、更にです。後でも触れますが、周りの同世代を見ていても「この歳でこんなに頂けるのか」というのは強く感じます。

スタッフもキャストさんも“プロ”。どこでも通用する接客スキル

キャバクラからなぜ吉原に、というのは「別の世界も見たくなった」というのが大きいかなと。同時に社会人として数年を過ごし、人と接する職業が自分に向いているのも感じていました。なので、「自分はデリヘルじゃない。店舗型だ」と思ったんです。

ただ実際に働いてみると、接客も含めて“イチから”という感じでした。吉原の“高級店”には全国からお客様が訪れます。なのでやはり、マナーが大切にされているんですね。

特に半年前からお世話になっているこの『ヴェルサイユ』は、皆さん立ち居振る舞いがきちんとしていて、学ぶことがすごく多いです。

もちろんスタッフだけではなく、キャストさんも“プロ意識”が高いですよ。セッティングのためにお部屋に入っても、僕のような若輩者のいちスタッフに対してさえ、丁寧にお礼を言ってくれて。

たぶん“日々のこと”が仕事に出るという考えなんでしょうね。ふだん横柄にしていて、パッとお客様の前でだけ切り替える。なかなか人ってそんなことできないじゃないですか(笑)。だから“誰に対しても感謝”という意識で、事に当たっているんだと思います。

また例えば、お客様をお通しする時にキャストさんのご挨拶が聞こえてきますよね。

「お待ちしておりました」「お久しぶりです」「ずっとお会いしたかったんですよ」……言葉のチョイスも1人ひとりに合わせていて、多様なんです。実は僕も、こっそり自分の業務に取り入れたりして(笑)。

その意味で、高級店に勤められてラッキーだったなと。おそらくここで1人前になれれば、身に付けた接客スキルやマナーは、どこの業界のどんな職場でも通用するはずですから。

業務は難しくない。“おもてなし”の気持ちがあれば、自然に成長

とは言え誤解しないでいただきたいのは、業務自体は難しくないんです。フロントで電話応対、受付。ホールで接客、ご案内。お部屋のセッティング、掃除。このどれ1つをとっても“難しい。理解できない”というものはないんですね。

僕自身、仕事を始めてから「ツラいな」と感じたことは一度もありません。「慣れがあるだけだな」と。お客様に対しては、何よりも“おもてなし”の気持ち。キャストさんに対してはいつも“ありがとうございます”の気遣い。これさえあれば、自然に成長していける世界だと思います。

先輩も「まず気持ちだよ」と。僕だって、最初の内はおかしな敬語で、しどろもどろでご挨拶しちゃうこともありました。後から皆さんに「佐々木君、あれちょっと変だったよ」と指摘されたり(笑)。

でもそれでお客様に怒られたことはありません。なぜかと言えば、さっきも言った“おもてなし”の思いがちゃんとこちらにあるからですよね。

大丈夫。変なところがあれば、先輩が直してくれます。僕の接客も、最近はけっこう褒められるんですよ(笑)。

最初から手取り月給40万円。“今の実力”をしっかり見てくれる

『ヴェルサイユ』で一番驚いたのは、歩合給等を合わせて、最初から月給が40万円だったことですね。しかも手取りです。

「え。初任給でですか?」
「そうだよ。だってもうヨソで1年半経験があるでしょう?」

転職するとリセットされちゃうところも多いじゃないですか。ここは違うんですね。ちゃんと“やってきたこと”を見てくれる。“今の実力”から判断してくれるんです。だからこそ「こんな接客じゃダメだ」と頑張ったところもあります。がっかりさせたら申し訳ないですから。

おかげさまで僕は、何と月々30万円の貯金ができているんですよ。お昼に賄いが出るので、食費が浮くのも大きいかなと(笑)。

今は正直、自分の10年20年先というところまでは考えられないんですが、せっかく頑張りや成果を見てくれる職場なので、主任⇒副店長という形で、少しずつステップアップして行けたらいいなと……。

月に30万円と言わず、40万50万貯金できるようになれたら良いですね(笑)。

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

職場への感謝を何度も口にした佐々木さん。“稼げる”だけではなく、“学べる”というのが大きいのでしょう。これからも“おもてなし”スキルを磨き、いつかは店長? その際にはぜひ、またインタビューさせてください。

プロフィール

Versailles-ヴェルサイユ-

佐々木敏弘

総合職(店長・幹部候補)

(前職:金融業 ⇒ ボーイ(キャバクラ))

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