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“サラリーマンができない”から、仕事が続かないわけじゃない

工業高校を出た後、初めは自動車整備工場に就職しました。でも2年で辞めてしまって……。

なんというか、服装から何からきっちりかっちりというのが、当時の自分は苦手だったんです。ネクタイを締めるなんてとても想像できないぐらい（笑）。“サラリーマンほどは息苦しくない環境”ということで、二十歳で八百屋さんに転職しました。

飲食店さんやホテルに、車で青果を納品して回る仕事ですね。職業柄朝は早い。特に冬はキツかったですけど、人間関係に恵まれたのもあって、12年ほど勤めたのかな？

その後は製造業、やがて人材派遣の営業所という流れです。そう（笑）、業種に脈絡がありません。こだわりはほとんどなくて、“雇われた職場で一生懸命やる”というタイプでした。

実際どこでもすぐ辞めるということはなかったですね。最後の派遣業も50歳まで続けました。一応営業所長という立場も頂いていたんです。

“老舗の高級店”。50歳での業界入りだが、選んだ店が良かった

それがなぜこの業界に、というのは、競合の台頭もあって、その派遣会社が事業を畳むことになったんです。

で、正直好奇心もあったし、これまでの経験から接客業も好きだったので、働いてみようかなと。50代でも未経験から始められる。しかも給与も良いとなると、選択肢は限られるというのもありました。

僕が幸いだったのは、お世話になったのがここ『ゴールドクィーン』だったということ。

雄琴の“高級店”ということで、相対的に客層が良かったし、創業も1972年で、僕が2、3歳の頃からあるわけですからね（笑）。ノウハウもきっちり培われていました。

キャストさんは滋賀県内や大阪から通う方が半分、出稼ぎの方が半分というところでしょうか。やはり皆さん“プロ意識”が高いので、その点でも助けられました。自分1人の力だけで、5年はやれなかったなと。

送迎からスタートで、ムリなく業務を習得。“役割分担”もある

事実業務は“ゼロから”学んでいける環境です。初めは車でお客様とキャストさんの送迎からスタート。なかなか最初は余裕もないでしょうけど、ぜひ雄琴の“温泉街”の景色も楽しんでください。

2か月目ぐらいからルームの後かたづけやホールでのご案内を始めて、徐々にフロント業務も覚えてという感じ。並行してWebサイトの更新やキャストさんのサポート、優秀な方には面接なんかもお願いしていきます。

得意不得意は誰にもあるので、先々で“このひとは接客中心”、“このひとにはキャストさんのマネジメントをお任せ”という形で、自然に“適材適所”にもなっていくかなと。

現に役割分担が進んでいて、ウチにはWeb担当の若い方もいるし、スタッフの求人面接はもっぱら僕が担当しています。……そう言えば、今いる半分ぐらいは僕が面接した方達ですね（笑）。

8時間勤務、社保完備、働き方も多様。求職者のニーズに応える

求職者のニーズに応えられるように、“多様な働き方”を用意しているのも特徴です。

“長くじっくり”という気で雄琴に来てくれた正社員もいれば、アルバイトで週に数回というスタッフもいる。別に本職があって、“Wワーク”で稼いでいる頑張り屋さんもいるんです。

また完全シフト制で8時間勤務、社会保険完備というのもまだまだ業界ではめずらしいですよね。僕が入った頃より更に良くなっていますよ（笑）。時代の流れでしょうね。

“長時間労働は当たり前”じゃ人は集まらないし、社会保険がないと聞けば、「ここ大丈夫かな？」となっちゃうじゃないですか。正社員希望なら“将来設計”だってあるでしょう。

寮もあるので“身一つ”で来れますよ。まかないの方が来てくれて、一食分食事もつくってくれます。“お金を貯めたい”という方にもピッタリですよね。

来店人数に応じて日払いで“大入手当”も出るし、夏冬年2回業績賞与もあります。その意味で“やりがい”を持てるのもメリットかなと。日々の励みになるじゃないですか。

店長になれば月給は50万円。その先で100万円だって目指せる

もちろんその頑張りは僕らも日ごろから見ているので、代表の耳にも届きます。

昇給していって、店長になれば月給は50万円以上。ウチはグループ店なので、その先で部長にという道だってある。そうなれば月給100万円だって、夢の数字ではありません。

先ほど触れたようにアルバイトもWワークもできますが、せっかく福利厚生が整っているし、こうして稼げる環境も用意されています。“上昇志向”で意欲あるお若い方の入社があると、ありがたいなと……。

大丈夫ですよ。二十歳で「サラリーマン向いてないな」と思っていた僕でも、ここでこうしてやれている。みんなと同じように、“成果には給与”で報われてきました。

あなたにできない理由はない。面接担当の僕が言うんだから、間違いありません（笑）。

（インタビュー：松坂治良）

取材後記

執筆者

藤野 りさ

なんと半世紀以上続くという『ゴールドクィーン』。事業継続の裏には、だからこそ様々な面で“柔軟さ”があることを知れました。
あなたは副業で？　本業で？……たくさんの求職者のニーズに、応えるお店だと感じます。