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総合職(店長・幹部候補)】清水侑平さんのインタビュー記事

2020年入社

清水侑平 (49歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:営業職

2022.9.9

感謝と謙虚の姿勢で、早々に店長に抜擢。でも、月47万円で満足していられない

この記事のポイント!

  • スタッフの優しさに感謝。「今オレは置いてもらっている」
  • 社会人経験て、伊達じゃない。自分のスキルはしっかり活きる
  • “やればやるだけ”。費用対効果は、他業界と比較にもならない

地方で営業職を20年。順調な歩みを続けていたはずが……

こんにちは。今日はインタビューですよね。お待ちしておりました。受付がちょっとバタバタしているので、場所を変えましょうか。

もともとは僕は、俳優志望だったんですよ。地方から上京して大学を卒業後、プロダクションにも所属して。

ただそれだけではとても食べていけないので、ホストクラブで働き始めたんです。最初は俳優との掛け持ち、後にホスト一本に絞りました。夜の世界が肌にも合ったんですね。振り返っても、仲間と楽しく仕事をしていた記憶が残っています。

ところが27歳、8歳となってくると、だんだん自分の人気に陰りが見えてきて。同時に歌舞伎町でNO.1になろうとか、クラブを自分で経営しようみたいな熱意も自分にはなかったんですね。30代も見えてきて、「そろそろ潮時かな?」と考えるようになりました。

やがて縁故を頼りに地元に帰り、それから後はずっと営業です。最終的には課長。20年勤めあげました。

辞めた理由? 職場のストレスで体を壊してしまったんです。自分もまさか、50代を目前にそんな理由で会社を去るとは夢にも思いませんでした。「人生は何が起こるかわからない」。心底の実感です。

スタッフの優しさに感謝。「今オレは置いてもらっている」

僕にとって幸いだったのは、営業の時と同じで、今度も人に恵まれていたんですね。『ルーディグループ』にいた知人から、「こちらに来られるならウチで働かないか」と。僕には子供が2人いて、是が非でも食わせていかなきゃならない。喜んで上京を決めたんです。

思えば入ってからもツイていたなと思います。パソコンを前にまごついていたら、後ろから声を掛けられて。

「清水さん、そんなことは後でいいよ。病気が治ったら少しずつ教えるから。できることからやっていきましょう」

まだまだ自律神経が参っていた時期ですから、自分より年若い先輩の言葉が身に沁みました。良い職場だな、と。

正直ね、最初はプライドが傷つけられるような思いもあったんです。数十人の部下がいた自分が、掃除に備品の補充ぐらいしかできない。東京くんだりまでやって来て、オレは一体何をやっているんだと。

その思いが、さっきの言葉でガラッと代わりました。

「オレは今置いてもらっているんだ。早く業務を覚えて、役に立たなくちゃ」

社会人経験て、伊達じゃない。自分のスキルはしっかり活きる

とは言えホストをしていたと言っても、20年も昔の話です。ウチの若い女の子達とどう接していいのかわからない。なので頭を下げました。お店の子に「これで良いだろうか」と、素直に教えを乞うたんです。

「自分もう48歳になるんだけど、接し方間違ってないかな」
「さっき〇〇ちゃんに、言い方キツくなかった?」
「どこまで厳しくしていいのか、わからないところがあって……」

やり方はそれぞれで良いと思うんですが、僕はほぼ1人、一番人気の女の子だけに教えてもらうようにしていました。

一番人気ということは仕事に対する意識が強いはずで、間違いがないと思ったんです。実際色んなことを指摘もらいました。ときには他の女の子達の間に入ってまでくれて。

これは親切とばかりも言えないんですね。女の子だって稼がなきゃならない。そのためには優秀なスタッフは1人でもいた方が良い。だからこそ新人の僕に、彼女は間違いのないアドバイスをくれたんです。

そしてここが重要なんですが、結果的には20代のホストの経験、20年間の営業経験は、ウチでもしっかり役に立ちました。

僕はコミュニケーション能力を頼りに社会人生活を送って来たわけですけど、その事実は自分で思っていた以上に伊達ではなくて(笑)。日々に慣れてしまえば、対女の子、対お客様、対スタッフという形で、徐々に自分のスキルを発揮できるようになっていったんです。

“やればやるだけ”。費用対効果は、他業界と比較にもならない

実際仕事ぶりを評価していただいて、今年の5月からは『ヌルテカ』の店長に抜擢されました。「頼む」と言われた時には、僕自身が一番びっくりしましたけどね(笑)。病気の回復を待ってくれたスタッフにも、業務を教えてくれた女の子にも、ただただ感謝しかありません。

任されてみると、店長職はめちゃくちゃおもしろいですね。“やればやるだけ”という感じで、費用対効果という意味では他業界と比べものにならないぐらい高い。

もちろん“成果には給与で”という社風なので、やりがいもすごくありますよ。僕で言うと月給は今確か……47万円だったかな? 入社2年にも満たない割には、悪くないでしょう?(笑)

ただ冒頭にも触れましたけど、子供が2人いて、これから教育費だってバンバン掛かります。こんなところで満足せずに、2店舗3店舗見られる存在になっていきたいですね。現にそんな成功を手にした先輩が、このグループにはたくさんいますから。

(インタビュー:松坂治良)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

「コスト意識や目標管理の面でも、他業界での自分の経験は、良い影響を与えられていると思う」と清水さん。実際店長就任後、1日のキャスト出勤数は30人から60人に倍増。そのまま売上アップに繋がっているそうです。
同世代ということで、取材の松坂も大いに刺激を受けたとのこと。更に彼の頑張りに繋がってくれると、私達も助かるのですが……(笑)

プロフィール

清水侑平

総合職(店長・幹部候補)

(前職:営業職)

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