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大学卒業後、金融業界で営業職に。6年目に感じてしまった退屈

大学卒業後、初めは金融業界で営業をしました。ただ6年目かな？　何がイヤというわけでもなかったんですが、仕事に少し退屈を感じていたんですね。

で、たまたま知人からホテヘルの立ち上げに誘われて、「いいかもしれない」と。もともとこの世界に偏見はなく、むしろ「中ってどうなってるんだろう？」と、好奇心が湧きました。

実際おもしろかったですよ。ゼロからだったので、何もかもが初めて。お店と一緒に自分も成長していけるような感覚がありました。そこで7年を過ごし、やがて閉店後に五反田の無料案内所に移った流れですね。

こちらも近隣の案内所さん含め、当時まだまだ活気があって。気がつけば約10年。充実した日々を送っていました。

「ウチに来ない？」から半年で新店の店長。驚きの昇格スピード

ところがコロナが来ちゃったんですね。五反田も休業や閉業が相次ぎ、どこにもご案内できないどころか、客足自体がめっきり減ってしまいました。

困っていたところに、ときどき案内所に顔を出してくれていた佐々木さんが「ならウチで働かない？」と。3年ほど前になりますか。『レンタル美少女』に関われることになったんです。

振り返って僕がラッキーだったのは、グループが五反田本店をリニューアルオープンして、まだ1年ぐらいの時期だったんですね。

昔ホテヘルにいた頃以上にやりがいがあったし、まだコロナの影響もあったはずなのに、口コミが増えるのもほんとに早かったのを覚えています。

事実半年で池袋に新店を出すことになって、「林さん店長で行ってくれる？」と（笑）。驚きのスピード昇格でした。

人気の秘密はコンセプト。同時にブラッシュアップで事業を継続

お客様に支持され、また事業を継続できている理由は、“美少女”を打ち出したコンセプトでしょう。他との“差別化”になりました。

同時にこの3年、僕ら自身もそこにあぐらをかいたりはせず、ブラッシュアップを続けたのも大きい。例えば池袋では五反田よりもオプションを多くしたり、キャストさんの写真の撮り方を、店舗ごとに変えてみたり……。

まだまだですけどね。僕も池袋のお客さんの層を考えて、「こうした方がいいかな？」って、試行錯誤の毎日です。企画をみんなで考えたり、五反田の佐々木さんに電話して、「これどうですか？」なんてしょっちゅうですよ（笑）。

やりたいことがあれば言えるし、勝算が見えれば通る社風なんですね。自分のアイデアが形になり、集客に繋がる楽しさは、ここならではだと思っています。

若いキャストさんだけに、メンタルケアは大切。今や父親目線？

若いキャストさんが多いので、スタッフ業務の中で“メンタルケア”は大事なところ。心がけているのは、日々のやりとりですね。

1日の仕事終わりに「今日はどうでしたか？」と必ず声をかけて、何か悩みがないか、表情から小さなことでも見つけられないか、と目配り気配りを怠らないようにしています。

幸い『レンタル美少女』はホテヘルということもあって、出勤時と退店時に、キャストさんが必ず事務所に寄る仕組みなんです。

だから最低でも1日に2回は顔を合わせられる。待機室も近いし、“車で送迎しておしまい”じゃないから、コミュニケーションはすごく取りやすいんですね。

確かにLINEもありますけど、やっぱり顔を見て話すのが一番でしょう。スタッフにも“なんでも相談しやすい雰囲気”を築くようにお願いしています。

……ほら、僕ももう48歳じゃないですか。業界入りした29歳の頃とは違って、「無事にハッピーに卒業してほしい」って、“父親目線”になっちゃいますよね（笑）。

「この子達のためにも」って、頑張り甲斐にも繋がっています。

週休2日で働きやすい。“稼ぎたい”も“プライベート重視”もOK

スタッフは未経験でも全然できますよ。僕だって営業しか知らなくてこの業界に入りましたけど、なんとかなった。何より『東京乙女組グループ』にはこれまでに培ってきた“ノウハウ”があります。

求めるのは、経験よりもまず“マジメ”な人。素直に目の前のことにコツコツ向きあえる方なら、必ず成功できますから。

環境的に働きやすいですしね。僕含めきっちり週に2日休めるし、プライベートを大切にしたい方は“実働8時間＋休憩1時間”という働き方が可能です。もちろん僕みたいにがっつり稼ぎたい方は（笑）、残って働いてくれたっていいですよ。

売上が伸びれば歩合給としてみんなに還元されるし、成果を示せば役職も給与も上がっていきます。

まさにあなたのやる気次第。五反田、池袋……、さて、次の出店先は？　案のある方はぜひ、ご面接で聞かせてください。みんな「いいね。やる気あるね」って、きっと喜んでくれますよ。

（インタビュー：松坂治良）

取材後記

執筆者

藤野 りさ

“少数精鋭の組織”という印象。尖ったコンセプトで“差別化”を図れたのもうなずけますね。今後の店舗展開が大いに楽しみです。