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総合職(店長・幹部候補)】高橋秀悟さんのインタビュー記事

2012年入社

高橋秀悟 (44歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:飲食店員

2022.5.26

周りへの気配りを武器に、手に入れたのは高収入とプライベート。人生が変わった

この記事のポイント!

  • 『秘密倶楽部グループ』に応募。“老舗”の安心が大きかった
  • 気遣いと場の盛り上げ。私達は結局、キャストさんの応援団
  • 8時間9時間で帰れる幸せ。プライベートって、やっぱり大切

飲食業界15年。厨房にホールに店長。仕事は好きだったが……

もともとは飲食業界にいたんですよ。高校を出てから15年。イタリアンレストランで、厨房もホールもやりました。最後は店長も任されて。

長く続けたぐらいですから、仕事自体嫌いということはなかったんです。ただ環境面で言うと、長時間労働は当たり前、人間関係も体育会系で良くないし、給料も安い(笑)。典型的なブラック企業でした。

で、34歳の時に、激務で腰のヘルニアを悪くしちゃったんですね。

「体壊してこんなボロボロになってまで、続ける意味あるんだろうか」

それだけやっていれば当然店にもお客様にも愛着だってあったんですが、年齢を考えると先々に不安も感じて……。最終的には思い切って転職することを決めたんです。一応は恩も返したかなと(笑)。

『秘密倶楽部グループ』に応募。“老舗”の安心が大きかった

とは言え18歳から飲食一筋ですから、私には他に経験も資格もないわけですよね。「どうしよう」と考えた時に、ふとこの業界が頭に浮かんで。未経験でも始められるんじゃないかなと……。

やがて当時Webサイトだったかな? 新聞だったかな? お店を探して、『秘密倶楽部グループ』に応募してみたんです。

他を差し置いてどうして、というのは、知名度ですよね。ウチのグループも今や30年越え。ということはその時だってもう20年の企業だったわけで、将来を考えると、事業を継続しているところの方が安心だと思いったんです。幸いすぐに採用していただいて。

入ってからは全くのイチからでした。清掃や備品管理などの雑務から始まって、終電を逃したキャストさんの送迎をしたりという形。電話応対やWebサイトの更新、受付という感じで徐々にできることが増えて、後にはキャストさんのシフト管理や面接もするようになって。

責任者になったのが確か、4年目ぐらいかな。そこからもう6年。早いものです(笑)。

気遣いと場の盛り上げ。私達は結局、キャストさんの応援団

飲食もこちらの仕事も、接客業という面で似た側面はあります。ただ大きな違いもあって、それは提供するのが料理という“モノ”なのか、“人”のサービスなのかというところですよね。

この『奥様クラブ』は、ソフトSMというジャンルの老舗なわけですが、それでも1年間営業をする間に、お店レベルでもキャストさん個人のレベルでも、“好不調の波”というのはどうしてもあります。

特にキャストさんの場合、ご指名の有無だけではなくて、プライベートのトラブルだって接客を左右してきます。どうしても、いつもいつも良いお客様というわけにはいかないですし……。

なので責任者になってからは“気遣い。場の盛り上げ”というのを心掛けてきました。

スタッフが暗い顔をしていたら「笑顔笑顔」と肩を叩いて、キャストさんの表情が沈んでいたら、「どうしました? いつもと違うみたい」と声を掛けてという感じですね。よくみんなに差し入れなんかもしますよ。

その上で結果が出ると、めちゃくちゃ達成感がありますよね。面接でキャストさんの話をよく聞いて目標額を定めて、サポートを続けながら“ご指名増=収入増”という形で努力が花開いた時には、彼女達は本当に喜んでくれますから。こちらも自分のことのように嬉しくなっちゃいます。

結局キャストさん個々の頑張りの集積が、お店の売上なんですよね。さっきも言いましたけど、だからこそまず気遣い。逆に言うと、難しいことでもないんですよ。コツコツ誠実に人に向き合える方なら、どなたでも活躍できるかなと。私自身自分を、キャストさんの応援団だと思っています(笑)。

8時間9時間で帰れる幸せ。プライベートって、やっぱり大切

でね、誤解を招く言い方かもしれないですけど、慣れてしまえばラクですから。8時間9時間で業務が終わるのって、こんなに幸せなんだと今でも思います。飲食の時は、終業後食事に行ったり遊びに行ったりって、私経験したことなかったんですよ。

そんなの当たり前って言われちゃうんでしょうけど(笑)、プライベートが保てるって、素晴らしいなと。人生変わりましたもん。

結果を出せばぐんぐん昇給しますしね。機会があれば私みたいに責任者にだってなれます。私が来たのが34歳の時でしょう? それでもここまでやれたんだから、20代で来る子なんかは、もっともっと出世も早いと思いますよ。

接客経験はなくても大丈夫かなと。私はたまたまありましたけど、グループには全然なかったという責任者もいますよ。むしろ大切なのは、繰り返しになりますけど、誠実さだけだと思います。ゼロからやれる仕事かなと……。

ヘルニア?  おかげさまでこちらに来てからは一度も出ませんね。早く帰れるんで(笑)。でも冗談抜きに、そういうことって、働く上で大事な要素だと思うんです。

ムリはどこかで破綻しちゃいますから。その意味でも、何もわざわざブラックな環境にいることはありません。かつて15年耐えた自分が言うのも変ですけどね(笑)。

(インタビュー:新海亨)

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

「スタッフは応援団」という言葉が印象的です。日々キャストさんに笑顔を向け、ときには差し入れのスイーツを選びに走る高橋さんは、言わば応援団長というところでしょうか。プライベートの大切さにも、あらためて気づかされた取材でした。

プロフィール

高橋秀悟

総合職(店長・幹部候補)

(前職:飲食店員)