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総合職(店長・幹部候補)】北條誠さんのインタビュー記事

2021年入社

北條誠 (29歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:建設業 ⇒ AD

2022.11.11

成果を出し、入社1年弱で、手取りの月給が60万円に。この仕事、やっぱり夢がある

この記事のポイント!

  • 大手から『スピン』に。「店舗立ち上げに参加してみたい」
  • わずか半年で店長に抜擢。“女の子にいい顔ばかり”じゃダメ
  • 思いは伝わる。“コミュニケーションから逃げない”が大切

上京。映像制作会社でAD。夢を叶えたはずが、燃え尽きて……

地元は関西なんですよ。「手に職を」と思って工業高校を出た後、建設現場で作業員をしました。4年かな?

出張も多いし夜勤も多い。なかなかキツい仕事だったんですが、続けられたのは「上京したい」の思いがあったからですね。実は本当はテレビの仕事がしたくて、そのための資金を貯めていたんです。

幸い念願も叶って、東京の映像制作会社でADになれました。これはこれで徹夜も当たり前みたいな職でしたけど(笑)、やりたかったことなので、楽しかったですよね。ところが関わったテレビ番組が2年で終わると、急にやる気が吹き飛んでしまって……。

ずっと気持ちを張っていたので、燃え尽きちゃったんでしょうね。この世界との出会いは、そのすぐ後です。何もしなければ食べていけないし、「時給の良いバイトを」ということで、秋葉原のホテヘルで働き始めました。

当時を振り返ると、転職に対するコワさや不安より、好奇心の方が強かったですね。「これもおもしろそうだな」って(笑)。

大手から『スピン』に。「店舗立ち上げに参加してみたい」

そちらでは4年ですね。軽い気持ちだったはずなのに、人に深く関わるこの仕事が、自分の肌に合って……。

やがて『スピン』に移ったのは、「店舗立ち上げに参加したい」と思ったのが一番の動機です。「自分でやってみたい」「独立したい」という思いが、次第に強くなったんですね。

前の職場は比較的規模の大きなグループ店だったので、“もうできあがっているお店”だったんです。いつか自分が経営者になるためにも、“ゼロから”のお店で実力を磨きたいなと。

なので、「じゃあウチに来ないか?」と知人に誘われた時は、すごく嬉しかったですね。まだオープンして1年経つか経たないかという時期で、「色々試したいんです!」と言う僕のやる気を、オーナーも歓迎してくれました。

わずか半年で店長に抜擢。“女の子にいい顔ばかり”じゃダメ

実際僕は、わずか半年で店長に抜擢されたんです。要因? うーん……そうですね、まず今言ったようにやる気がめちゃくちゃあったのと(笑)、「女の子にいい顔ばかりしない」というのを、心掛けていたのが大きいと思います。それが売上にも繋がっていて。

と言うのも、在籍数が増えれば増えるほど見切れなくなって、遅刻だろうと欠勤だろうと、“女の子が何をやっても許す”となりがちなんですね。極端なスタッフさんだと、「どうせ代わりの子が入ってくるし」となってしまう。

でもそれだとお店の人気って上がらないし、カッコつけるわけじゃないですけど、その女の子のためにもなりません。ヨソで同じことしちゃうから。

思いは伝わる。“コミュニケーションから逃げない”が大切

なので僕は怒る時は怒るというか、“結果どうなるか”というのを、女の子達に説明するようにしてきました。

例えば昨日も今日も当欠(当日欠勤)という子がいたとします。するとお客様は、昼にはWebサイトで“出勤”表示だったのに、夕方には“お休み”表示に変わったりするのが続くので、「もうこの子は予約してもムダ」となっちゃうんですね。

正直これでは店もこの子を勧めようがありません。「問い合わせが来ても他の安心な子をご案内しちゃうよ」というのを、僕はLINEで伝えるんです。

で、ここからが大事なんですが、その後女の子にきちんと“理由”も聞くようにしています。ここはできればLINEじゃない方が良いですね。電話を掛けたり、「必要だな」と思ったら、対面でお話をします。

「最初頑張ってたのに」
「……なんとなく一度休んだら、行くのめんどくさくなっちゃって」
「ああそっか。そういうのあるね。習慣が壊れるとコワいよね」

聞いてみれば意外とこんなものなんです(笑)。ウチは下は18歳~20代前半の子のお店。僕だって29歳ですからね。みんなまだ若い。なのでここで言葉を受け止めたうえで、待っていたお客様の気持ちとか、「目標額に届く?」という話をするんです。

大概わかってくれますよ。なぜなら僕は、この子の心配もしているから。1人ひとりが頑張ってくれた積み重ねがお店の売上。なのでいなくて良い子はいないし、だからこそ、みんなに気持ち良く働いてもらいたいじゃないですか。

「店長ありがとう」

中にはこんな風に言ってくれる子さえいます。その意味で言えば、“コミュニケーションから逃げない”ことが、この仕事で一番大切なのかもしれません。逆に言うと、そんなに難しいことでもないですよね(笑)。

今では月給も手取りで60万円。やっぱり夢がある仕事

おかげさまで店の売上は伸び続けています。成果が認められて、入社当初手取りで30万円ほどだった僕の月給も、今では60万円になりました。ここに来てまだ1年弱。やっぱりスタートアップって夢ありますよ(笑)。お金はほとんど洋服に使ってますね。大好きなんです。

労働条件も悪くないですよ。店長の僕だって実働9時間ぐらい。“長くいればエラい”とか、ウチ全然ないですから。幾らたくさん稼いでも、使える時間がなかったら意味ないじゃないですか。

「いつかは独立を」というのは今でも思いとしてありますけど、その前にもっともっとこのお店を大きくして、支店をだすぐらいにしていきたいですね。自分の給与としては、年明けには月給100万円まで行きたいなと……。

この調子なら行けるんじゃないですかね。軌道に乗った今、『スピン』はゼッタイ入社時ですよ(笑)。冗談抜きに、一度ぜひご面接に来てみてください。ここはスタッフとキャストさんの仲が良くて、職場の雰囲気も最高ですから。そういうの、伝わると思うんです。

(インタビュー:松坂治良)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

取材の松坂によると、「引っ切りなしのLINEと電話で、インタビューで遮るのが申し訳なかった」とのこと。若い力で躍進中のようです。
“コミュニケーションから逃げない”という言葉を、20代の方から聞くとドキッとしますね。子育て中の私も、色々と考えさせられたインタビューでした。

プロフィール

北條誠

総合職(店長・幹部候補)

(前職:建設業 ⇒ AD)

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